「ADHDの小学6年生,自宅でするべき教科別学習支援」の文字

ADHD

ADHDの小学6年生に自宅でするべき「教科別」学習支援|元小学校教師が解説。

うちの子はADHDです。

ADHD傾向です。

グレーゾーンです。

小学校6年生です。

  • 子どもにどうやって勉強を教えたらいいのかわからない…。
  • 小学6年生の子どもの勉強は何を優先にして教えたらいいのか知りたい…。
  • 自宅でするべき学習支援の方法を教科別で知りたい…。

今回はこのような悩みを解決します。

 

子どもが小学6年生になってから

勉強をイヤがる

テストの点数が悪くなる

成績が下がる

ようになって、なんとか家で「子どもの学習をサポートしたい」と考えても、何を教えたらいいのかわからなくて、

「どうしたらいいの…。」

困って悩む女性

と悩んで困ることってありますよね。

 

そこで今回は、ADHDの小学6年生の子どもに自宅でするべき「教科別」学習支援の方法について紹介します。

さっそく知りたい方はこちら。

「小学6年生の『教科別』学習支援」

 

今回の記事を読むことで、

  • 小学6年生のADHDの子どもに自宅でやるべき教科別の学習支援の方法がわかって、子どもが勉強でこまらなくなる

さらに、教科別の学習支援方法がわかることで、

「勉強なんてしたくない!」

「わからないからイヤ!」

「うるさい!勉強はイヤ!」

と子どもが言ったときにサッとサポートすることができるようになります。そして、素直に言うことを聞いて勉強をしたり、わからないところをわかろうとしたりする子どもの姿を見ることで、いつも悩んでいたあなたの気持ちもスーッと軽くなります。

 

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【悩み解決】ADHDの小学6年生の子どもの「育て方の悩み」をまとめて解決したい方はこちら。

≫【12歳児の親専用】ADHDの小学6年生の育て方にはもう悩まない!知らないと後悔する11の対応。

 

本記事の執筆者情報

私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。

※小学6年生の担任経験あり。

  • 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
  • 元障害児通所支援事業所勤務(放課後等デイサービスで、未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
  • 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のためにADHDの診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)

この経験を通して、たくさんの子どもを見てきました。

 

小学6年生になってから勉強がキライになった子

好きな教科以外の勉強をまったくしなくなった子

テストの点数がどんどん下がる子

そして、そのような子どものお母さんから、

「子どもが6年生になってから勉強ができなくなって心配です。家で勉強を教えたいけれど教え方がわかりません。どうしたらいいですか?」

白旗を上げて困っている女性

と相談を受けて、その子の個性や特徴を考えながらアドバイスをしてきました。

 

今回の支援方法は、小学6年生のADHDの子どもにするべき自宅学習の方法について、なやむお母さんにアドバイスして、すぐにつかえて効果のあった方法を提案しています。

 

知らないと今より苦労します!

大丈夫ですか?

子どもは授業でみんなについていけていますか?ちょっとでも心配なら後悔する前にこちらの記事を見たほうがいいかと思います。

≫【成長速度が違う!】ADHDの小学生が授業でみんなについていけるようになる習い事5選!

小学6年生のADHDの子どもにとって家庭学習が大事な理由

「小学6年生のADHDの子どもにとって家庭学習が大事な理由」の文字

小学6年生のADHDの子どもにとって家庭学習が大事な理由がこちらです。

理由

  • 小学校生活の総復習をする最後のチャンス
  • 中学生になってから苦労しないようにするため

1つずつ説明します。

 

小学校生活の総復習をする最後のチャンス

小学6年生にとって家庭学習はとても重要です。そして、子どもが中学生になるまでに「今までの学習内容をしっかりと復習して理解する」ための最後のチャンスが小学6年生です。

 

小学6年生になると学習内容はむずかしくなります。

 

今までに学んできた知識を活用して総合的に学習を深めるのが6年生です。そのため、今まで勉強してきた学習につまずきがあるならば、小学6年生の授業の内容はわからなくなります。

 

学習につまずいた学年の勉強は授業の中では復習時間を十分にとってもらえないので、学習のつまずきは自宅でサポートしてあげなければいけません。そのため、自宅で家庭学習をしっかりとしなければ、子どもは学校の授業についていけなくなってどんどん勉強がわからなくなってキライになります。

 

ADHDの子どもの場合は勉強をキライになると、学習へのやる気スイッチが自分で入れられなくなってしまうので、ますます勉強をやらなくなって子どももあなたも苦労することになります。

 

そうならないためにも、ちょっとでも「子どもが授業についていけていないかも」と思ったならば今すぐこちらの記事を見て対策をしたほうがいいかと思います。

 

子どものつまずきを簡単に見つけるなら【すらら】がおすすめです。なぜなら、すららは「無学年式家庭学習教材」というおすすめポイントがあるからです。

 

無学年式なので、子どもがつまずいた学年の学習から、もう1度勉強することができます。さらに、子どもの苦手をAIが判断して子ども専用の問題や対策を用意してくれるのでとても助かります。

 

すらら」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をみてください。

「ADHDの子ども, 元小学校教諭の体験レビューあり!すららを利用する5つのメリット2つのデメリット」の文字
すららをADHDの子どもが利用する5つのメリット2つのデメリット|元小学校教諭の体験レビューあり!

続きを見る

 

中学生になってから苦労しないようにするため

子どもが小学6年生のあいだに「自分から勉強をする習慣」を身につけなければ、子どもは中学生になってから苦労することになります。

 

中学生になって苦労しないためにも、

自分から勉強をする

わからないところは学ぼうとする

習慣を、小学6年生のADHDの子どもには家庭学習で中学生になるまでに身につけさせなければいけません。

 

なぜなら、ほとんどの教科を担任の先生が教えてくれる小学校とはちがい、中学校は教科担任制です。小学校のときのように先生が子どものことを深く理解して、子どもへの適切な支援をしたりコミュニケーションをしっかりととって学習を教えたりすることが中学校ではしてもらえなくなるからです。

 

そのため、子どもが授業でわからなかったところを自分で質問したり、自分でわかろうと自主的に学習したりする習慣を子どもに身につけさせるようにサポートしてあげましょう。

 

以上が、小学6年生のADHDの子どもにとって家庭学習が大事な理由です。つぎの項目では、そんな小学6年生のADHDの子どもに自宅でするべき「教科別」学習支援の方法について紹介します。

 

小学6年生のADHDの子どもにするべき「教科別」学習支援

「ADHDの小学6年生,「教科別」学習支援」の文字

小学6年生のADHDの子どもに自宅でするべき「教科別」学習支援の方法がこちらです。

kokou
「気になる教科の項目をクリックすればすぐに見ることができます。」

1つずつ説明します。

 

国語

小学6年生のADHDの子どもの自宅学習として「国語」でするべき学習内容がこちらです。

漢字

文章問題

読書

作文

※その他の「国語の学習」について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

漢字

小学6年生で新しく覚えなければいけない漢字は「181字」です。

kokou
「漢字の量は2年生よりもちょっと多いぐらいです。」

小学2年生で習う漢字は「160字」。ちなみに、もっとも多く覚えなければいけない学年は3年生、4年生の「200字」です。

詳しく知りたい方はこちら→文部科学省「学年別漢字配当表」

 

小学6年生では新しく習う漢字の量はふつうですが、覚えなければいけない漢字は難しくなります。そして、小学6年生になれば小学校生活でずっと習ってきた経験から、漢字を授業で学ぶことへの新鮮さがなくなり、

「また漢字か…。」

汗を2つ流す男の子

と思うようになって、てきとうに漢字を学ぼうとする子どもが増えます。そして、ADHDの子どもの場合は、

  • 楽しくない
  • やりたくない
  • 覚えたくない

と思うと、漢字の学習に集中できなくなってしまうので注意が必要です。

 

漢字が覚えられなければ、

授業がわからない

宿題ができない

直しがふえる

テストができない

成績が悪くなる

ことになってしまいます。そうならないためにも、子どもが小学校を卒業するまでに漢字の学習への苦手意識をなくすことがたいせつです。

 

参考

ADHDの子どもに自宅で漢字の学習を教えるときは、

学習支援方法

  • 漢字を読めるようにする
  • なぞって成功体験をふやす
  • いろいろな書き方をして覚えさせる
  • 枠内に書けるようにする
  • 漢字の確認テストを毎日する
  • 集中して漢字学習をさせる
  • 勉強ができる環境を用意する

この7つの方法を意識して学習支援をするようにしましょう。具体的な支援方法については知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

文章問題

小学6年生のADHDの子どもが国語の勉強でイヤがったり苦手意識をもったりしやすい学習が文章問題です。小学6年生になると国語の文章問題の内容は難しくなります。そして、問題の目的に応じて、文章の中から適切な内容を捉えて答えを出さなければいけなくなります。

 

漢字を覚えていない

文章を読むことが苦手

自分の考えをうまく書けない

文章の内容が理解できない

問題の意味を理解できない

集中して文章を読んだり問題を読んだりすることができない

上記のどれか1つでもADHDの子どもが当てはまる場合は、国語の文章問題に対して苦手意識を持ってしまう可能性がとても高くなります。そして、国語の文章問題をすることをイヤがって、国語の勉強をやろうとしなくなってしまうのでしっかりと子どもが国語の文章問題ができるようにサポートしてあげましょう。

 

参考

ADHDの子どもが国語の文章問題ができるようになるためには、

学習支援方法

  • 国語の授業に参加できるようにする
  • 子どもに合った内容かどうか確認する
  • 読み聞かせで内容を理解させる
  • 毎回、同じクイズを出す
  • 文章を声に出して読ませる
  • 文章問題を解くサポートをする
  • 国語を好きな教科にする

この7つの方法を意識して学習支援をするようにしましょう。学習支援の方法についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をみてください。

 

読書

小学6年生になると、

  • 読書が好きな子
  • 読書がキライな子

にハッキリと分かれます。

「うちの子は読書がキライでまったく読まない子だわ…。」

悩む顔のママ

 

中学生になると今まで以上に国語やその他の教科書の文字も小さくなり、さらに、内容も難しくなるので、文章をしっかりと読んで内容を理解できるようにする必要があります。そのため、小学生のうちに本を読む楽しさに気づかせて、さまざまな文章になれさせるようにしましょう。

 

小学校生活最後の学年で、もう1度、読書をイヤがらないようにサポートしてあげることは今後の子どもの将来を考えると必要なことなのでやらないと後悔するかと思います。

 

参考

小学6年生のADHDの子どもが読書を好きになるためには、

支援方法

  • 読みたい本を選ばせる
  • 自分で読もうとするまでは読んであげる
  • 本を見える場所に置く
  • 本の内容を聞いて読む
  • 集中できる読書環境をつくる

この5つの方法を実践することで小学6年生のADHDの子どもが読書を好きになれるようになります。もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

作文

小学6年生の国語の学習内容として、作文を子どもがイヤがらずに書けるように自宅で支援してあげることがたいせつです。ADHDの子どもは苦手意識をもったりイヤがったりすると頑張って取り組むことがなかなかできません。そして、作文を書くことに苦手意識をもつADHDの子どもはたくさんいます。

「はい。うちの子も作文はキライだわ。けど、作文がキライなのは前からよ。もうしょうがないわ。」

悩む顔のママ

 

ADHDの子どもがすでに作文がキライでどうしたらいいのかわからずに諦めてしまっている方もいると思います。しかし、子どもが小学6年生のあいだに、もう1度、

作文が書けるように

作文に苦手意識を持たないように

支援してあげることがたいせつです。

「?」

考えるママ

 

なぜなら、小学6年生では「卒業文集」として学校生活をふり返り、自分の思い出を作文に残します。(学校によって内容は変わります。)

 

そのため、作文(卒業文集)を書く時間も多く用意されます。そのときに子どもが作文をスムーズに書けないと、子どもにとっては国語の授業時間がツライ時間になってしまいます。そして、今までのようにてきとうに作文を書いてしまうと、卒業文集の場合は子どもの小学校生活の思い出として残ってしまって、

「ちゃんと書けばよかった…。」

どんより沈んだ表情の男の子

「もっとしっかり書けるようにすればよかった…。」

首をふる女性

と子どももあなたも後悔してしまう可能性があります。

「なるほど…。」

ゾッとして汗をかくママ

 

そうならないためにも、ADHDの子どもが作文を書くことをイヤがっているならば、今すぐサポートをしてあげましょう。

 

参考

ADHDの子どもが作文をイヤがらずに書けるようになるためには、

学習支援方法

  • 話すことから始める
  • 話したことを絵にする
  • かんたんな作文の型を教える
  • 語彙力をふやす
  • 作文を集中して書けるようにする

この5つの方法を実践することで、小学6年生のADHDの子どもが作文を書けるようになります。もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

算数

小学6年生のADHDの子どもの自宅学習として「算数」でするべき学習内容がこちらです。

計算

分数の計算

図形

単位

※その他の「算数の学習」について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

計算

小学6年生のADHDの子どもに自宅で算数の学習支援をするときにたいせつなことは子どもが計算をていねいにできるようにさせることです。

 

ADHDの子どもの特性として「不注意」があります。

ADHDの特性について知りたい方はこちら→NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター

 

計算は、ほとんどの算数の学習内容に必要な力です。そして、計算問題の内容も小学6年生になると難しくなります。さらに、計算の過程も増えます。そのため、算数に対して苦手意識をもっているADHDの子どもの場合は、どうしてもすぐに不注意傾向が出てしまって集中が切れやすくなります。そのため、ちょっとした計算ミスが増えてしまって答えを間違えてしまうことになります。

 

そうならないためにも、小学6年生のADHDの子どもが日頃から計算問題に対して、てきとうにすることなく、計算まちがいがないように集中してとりくめるように自宅でも支援してあげるようにしましょう。

 

お子さまは当てはまりますか?

  • 計算をすることに苦手意識がつよい
  • 計算問題のちょっとしたミスが多い
  • 計算をまちがえたくない気持ちがつよい

上記のどれかに子どもがあてはまる場合は、それぞれおすすめの学習支援の方法がちがいます。気になる方はこちらの記事を見てください。

 

分数

小学6年生の算数の勉強でADHDの子どもがイヤがる学習内容は分数の計算です。子どもが算数をイヤがらないようにするためにも、自宅で分数の学習をサポートしてあげることがたいせつです。

 

分数の計算には、

  • たし算
  • ひき算
  • かけ算
  • わり算

4種類の計算方法があります。そして、とくに「分数のわり算」はADHDの子どもにとって理解しにくいので勉強することをイヤがることがよくあります。そうならないためにも、分数のわり算はしっかりと自宅学習で支援をするようにしましょう。

kokou
「分数のわり算を教えるときは、割る数の『分母』と『分子』を反対にして計算することを理解させることがたいせつです。」

※「分数を子どもに教えるのが難しい!」と感じたら家庭教師(またはオンライン家庭教師)を利用することも重要な選択肢の1つです。

 

図形

小学6年生の算数では「図形」の学習を自宅学習で支援してあげましょう。自宅で図形の学習支援をするときは、家にある物や身近にある物をつかって子どもがイメージできるように支援してあげることがたいせつです。

kokou
「自宅で子どもにこれだけは教えて『理解させたい図形』がこちらです。」
  • 縮図
  • 拡大図
  • 対称な図形

図形を子どもにイメージさせたいけれど、「そんな物は家にない。」とこまっているあなたは通信教育の利用がおすすめです。

 

通信教育の教材なら、子どもにわかりやすく図形をイメージさせて勉強できるようになります。通信教育以外ではオンライン家庭学習教材の【すらら】がおすすめです。【すらら】についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をみてください。

「ADHDの子ども, 元小学校教諭の体験レビューあり!すららを利用する5つのメリット2つのデメリット」の文字
すららをADHDの子どもが利用する5つのメリット2つのデメリット|元小学校教諭の体験レビューあり!

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※「図形を子どもに教えるのが難しい!」と感じたら家庭教師(またはオンライン家庭教師)を利用することも選択肢の1つです。

 

単位

小学6年生の算数の学習支援として「単位」の勉強も自宅で支援してあげることをおすすめします。

「単位」の代表例

時間→秒・分・時・日

長さ→㎜・㎝・m・㎞

重さ→㎎・g・㎏・t

面積→㎟・㎠・㎡・㎢

体積→㎣・㎤・㎥・㎦

容積→㎖・㎗・ℓ・㎘

単位の学習は

覚えること

理解すること

が必要です。そのため、1度でも苦手意識をもってしまうと、なかなか算数の単位の勉強を子どもだけではできなくなってしまいます。そうならないためにも、自宅で学習支援をしてサポートしてあげましょう。

 

参考

ADHDの子どもが算数の単位の勉強をイヤがらずにできるようにするためには、

学習支援方法

  • ムリやり勉強させない
  • 生活に使う「単位」だけ覚えさせる
  • 集中して学習に取り組めるようにする
  • 単位の勉強にイライラしないようにする
  • 宿題に出たら一緒にする

この5つの方法を実践することで、小学6年生のADHDの子どもが算数の単位の学習ができるようになります。

もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

理科

小学6年生のADHDの子どもの自宅学習として「理科」でするべき学習内容がこちらです。

興味をもった学習

「推論」できるようにする

子どもが理科の授業で、

  • みんなについていけるように
  • 苦手意識をもたないように

かんたんに自宅でできる学習支援の方法について紹介します。

kokou
「理科の勉強を自宅でするときは、子どもがイヤがらない程度に学習支援をすることがたいせつです。」

 

興味をもった学習

小学6年生の理科の授業で勉強する学習内容がこちらです。

6年「理科」の学習内容

  • ものの燃え方
  • からだのつくりと働き
  • 生物どうしの関わり
  • 生物と地球環境
  • 土地のつくりと変化
  • 月と太陽
  • 水溶液の性質
  • てこのはたらき
  • 電気の性質とその利用

※お住まいの地域や学校、使用する教科書によって異なる場合があります。

「いっぱいあるわね…。」

ゾッとして汗をかくママ

 

理科の学習にはいろいろなジャンルがあります。そのため、自宅で学習支援をする場合は、子どもが興味のある学習内容を優先にしながら支援をするようにしましょう。ADHDの子どもは興味関心のあることは意欲的に取り組むことができるので、理科の勉強が好きになるきっかけになります。

 

参考

子どもが興味をもって、

「理科の勉強をもっとしたい!」

ガッツポーズの男の子

と思っても自宅で子どもに教えるにはむずかしい学習内容があります。

「はい…。」

悩む顔のママ

 

そのような場合は、「YouTube」の動画を見せてあげることをおすすめします。「YouTube」の動画を利用することで、子どもが興味をもっている理科の学習内容をより深く学べるようになります。YouTubeで「小学6年生 理科」と検索すればさまざまな動画を見ることができます。

「YouTubeはちょっと…。」

悩む顔のママ

子どもに動画を好き勝手見せることに抵抗があるあなたは、子どもがこれ以上理科の勉強ができなくなって自宅で子どもに理科の勉強を教えることに苦労する前に、「オンライン家庭学習教材」や「家庭教師」を利用して自宅での学習支援を充実させることをおすすめします。

 

「推論」できるようにする

小学6年生の理科の授業にADHDの子どもがスムーズに参加できるようにするためには、「推論すいろん」できる力を育てることがたいせつです。

kokou
「推論とは、結論を見通して問題解決を進める学習です。」

6年生の理科では実験があります。そして、実験の前には、子どもなりに、

「○○だから△△になると思う。そのためには、こんな実験をすればいい。」

にっこり笑う男の子

と考える時間や、または、考えながら実験をすすめます。(担任によって授業スタイルは変わります。)

 

そのため、自分なりに考えて、その結果になるようにするためにはどうしたらいいのかを考える(推論する)ことができなければ、子どもにとって理科の授業が楽しくないものになってしまいます。そうならないためにも、自宅でも子どもが推論できる機会を用意してあげましょう。

 

たとえば、

「これってどうなると思う?」

話す女性

「ん~。○○だと思う。」

「本当?」

「たぶん…。ちょっとやってみる!」

ガッツポーズの男の子

などの会話をふやすことで、子どもが自分なりに結論を見通しながら実験や行動をすることができるようになって、「推論」する力を育てられるようになります。

 

社会科

小学6年生のADHDの子どもの自宅学習として「社会科」でするべき学習内容がこちらです。

日本の歴史

公民(政治と国際理解)

調べ学習

子どもが社会科の授業で、

  • みんなについていけるように
  • 苦手意識をもたないように

かんたんに自宅でできる学習支援の方法をそれぞれ紹介します。

kokou
「社会科の勉強を自宅でするときは、子どもがイヤがらない程度に学習支援をすることがたいせつです。」

 

日本の歴史

小学6年生の社会科では、日本の歴史について初めて長い時間をかけて勉強をします。そのため、自宅でも社会科の勉強をするときは日本の歴史について学習することがたいせつです。しかし、日本の歴史も小学校では広く浅く学んでいくため、あなたが知っているような深い知識を教えようとすると、教科書にはまだ載っていないような内容を教えてしまって、

「え?!知らない…。」

「そんなの習ってない!わからない!」

イライラして怒っている男の子

など、子どもが社会科の勉強に混乱してしまう可能性があります。そのため、小学6年生の社会科で学習する「日本の歴史」は、どのような内容なのかを教科書で確認しながら子どもに教えてあげるようにしましょう。

 

参考

日本の歴史について興味がある子どもの場合は楽しんで勉強をしますが、興味のない子どもはすごく苦手意識をもって勉強をしようとしないことがよくあります。とくにADHDの子どもの場合は苦手意識をもつと勉強をイヤがるようになるので、まずは「日本の歴史」について子どもが興味をもてるようにすることをオススメします。

「どうやって興味をもたせればいいの?」

考えるママ

 

小学6年生のADHDの子どもに「日本の歴史」に興味をもたせるなら、「通信教育」や「オンライン家庭学習教材」の教材がわかりやすくておすすめですが、わざわざ通信教育を利用しなくても、日本の歴史に興味をもつきっかけ作りの方法として「本」があります。とくに「マンガ版の日本の歴史」ならば、子どもは「マンガ」というだけで日本の歴史を勉強するハードルが低くなるので、自宅で社会科(歴史)の勉強を子どもができるきっかけにオススメです。

 

公民(政治と国際理解)

小学6年生の社会科では公民(「政治」や「国際理解」)の勉強もします。

「むずかしそうね…。」

ゾッとして汗をかくママ

 

「政治」や「国際理解」の学習内容を自宅で勉強するときは、ムリに子どもに教えることはおすすめしません。あなたが「むずかしい」と思う場合は、子どもは公民の学習にもっと苦手意識をもってしまいます。

 

そのため、自宅での学習支援としては、ADHDの子どもが社会科の勉強をキライにならないように注意しながら支援をすることがたいせつです。自宅で社会科の「政治」や「国際理解」について子どもに教えるときは教科書を見て、

「こんなことを勉強するんだね。」

にっこり笑う女性

などとサラッと授業の予習をするようにしましょう。

 

ほかには、

  • 政治についてニュースを見て会話をする
  • お年寄りのための施設について話をする
  • ボランティア活動に参加する
  • 海外の情報をTVや動画で話す
  • バリアフリーの場所をさがす

など、社会科の公民の学習は「子どもがちょっとでも関心をもてればOK」という気持ちで学習支援を自宅ですることがたいせつです。

 

調べ学習

小学6年生の社会科の授業で子どもがこまらないようにするためには、「気になったことを調べる」という学習の習慣を身につけさせることが、今後、子どもが社会科の勉強をするときに役立ちます。

 

日頃からテレビや本、動画、インターネット、または誰かと話をしたときに気になったことをサッと自分で調べられるようになることが、将来、子どもが自立したときに必要な力を身につけるきっかけになります。

 

体育

小学6年生の体育の授業で勉強する学習内容がこちらです。

体つくり運動

「体ほぐし」や「体力を高める運動」

器械運動

「マット」「跳び箱」「鉄棒」など

陸上運動

走ったり跳んだり定番の陸上運動

水泳

「クロール」や「平泳ぎ」「長い距離を泳ぐ」など

ボール運動

「ボール」を使ったさまざまな運動

表現運動

「ダンス」など

保健

「心身の健康」や「ケガ」「病気」の防止など

「いっぱいあるわね…。」

ゾッとして汗をかくママ

上記のように小学6年生の体育の学習内容にはいろいろありますが、小学6年生の子どもの場合は体育の授業に対して、

  • 楽しんで参加する子
  • 苦手意識をもってイヤイヤ参加する子

にわかれます。そのため、ムリに自宅で体育の学習支援をする必要はありませんが、小学6年生のADHDの子どもに体育の授業につながる学習支援を自宅でするならばこの2つです。

マット運動

基礎体力づくり

1つずつ説明します。

 

マット運動

小学6年生の体育の授業で子どもが苦手意識をもちやすい内容が器械運動です。そのため、小学6年生のADHDの子どもが楽しんで体育の授業に参加できるようにするためにも、器械運動を自宅で練習することをおすすめします。

 

そして、器械運動の練習をする場合は、自宅でも簡単にできる「マット運動」がおすすめです。マット運動の場合は、限られた場所でしか練習できない跳び箱や鉄棒とはちがい、自宅でも安全なスペースで、布団やカーペットの上などを活用すれば練習ができます。

 

ちょっとでもいいので子どもが体育をイヤがらずに楽しめるように自宅でも支援してあげるようにしましょう。

 

基礎体力づくり

小学6年生のADHDの子どもが体育の授業に楽しんで参加できるようにするためには、基礎体力を養うことがたいせつです。そのためには、日頃から体を十分に動かすことを意識して、

「体育は疲れるからイヤだ!」

大きな声を出して怒る男の子

と子どもが言い出さないように基礎体力を高めるようにしましょう。子どもといっしょに体を動かして遊んであげたり公園やアミューズメント施設などへ連れて行ってあげたりして、子どもが元気に体を動かせる時間をたくさんつくってあげるようにしましょう。

kokou
「ケガの防止のためにも、毎日、ストレッチをすることもおすすめです。」

 

参考

忙しくて時間がない

子どもが外で遊びたがらない

ゲームばかりして家から出ない

など、子どもに基礎体力をつけるきっかけを用意できずに悩むあなたは、習い事を利用して子どもが体力を付けられるようにすることがオススメです。

 

ADHDの子どもにおすすめの「運動系の習い事」はサッカーです。ADHDの子どもにはどうして「サッカー」がおすすめなのか気になる方はこちらの記事を見てください。

 

そのほかの習い事について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

音楽

小学6年生の子どもは音楽の授業に対して、

  • 楽しんで参加する子
  • 苦手意識をもってイヤイヤ参加する子

にわかれます。そのため、ムリに自宅で音楽の学習支援をする必要はありませんが、小学6年生のADHDの子どもに「音楽」の学習を自宅学習として支援するならばこの3つです。

リコーダー

「鑑賞」対策

1つずつ説明します。

 

小学6年生の音楽ではさまざまな歌をうたいます。しかし、小学6年生になると成長とともに楽しんで歌をうたうことよりも、まわりを気にしながら歌をうたったり、「たのしくない。」「つまらない。」と考えながらてきとうに歌ったりする子どもがふえます。

 

そのため、子どもが自宅でも「歌」を上手に歌えるようにするためには、子どもが楽しんで歌う気持ちをもてるようにすることがたいせつです。子どもが家で楽しく音楽を聴いているときや歌をうたっているときは、

「とっても楽しそうだね。」

「歌うのがうまくなったね。」

にっこり笑う女性

などと子どもをサラッとほめてあげるようにしましょう。声をかけられることに対して恥ずかしがったりイヤがったりする子どもに対しては、何も声かけをせずに見守ることも、子どもが自由に楽しんで歌を歌えるようになるきっかけになります。

 

補足

男の子の場合は声変わりをする子も増えるので、歌うときにうまく音程が取れずに、

「はずかしい。」

「歌いたくない。」

と思う子も出てきます。しかし、「自分だけが声変わりのせいでうまく歌えない…。」という気持ちになることは5年生のときよりも少なくなります。

 

それでも、声変わりのせいでうまく歌えないことをイヤがる子はいます。そのため、ちょっとでもアドバイスをしたいと思うならば、子どもがイヤがらない程度に声かけをして、1オクターブ下の音域で歌うことも「キレイに歌えるようになること」だと教えてあげることも1つの方法です。

 

リコーダー

小学6年生でも音楽の授業ではリコーダーを使います。そして、さまざまな曲を練習します。さらに、リコーダーはテストがあります。合格しなければ休み時間や放課後をつかってテストを受けなければいけません。そのため、友達と遊びたくても、

「リコーダーのテストがあるから遊べない!」

イライラして怒っている男の子

ということになると、ADHDの子どもは自分がやりたいことを我慢しなければいけなくなってイライラしたりストレスを溜めたりするきっかけになってしまいます。そうならないためにも、自宅学習としてリコーダーの宿題が出たときはサポートしてあげるようにしましょう。

 

補足

音楽の授業では、リコーダーだけではなく、いろいろな楽器を使って「音楽づくり」をすることがあります。(内容については担任によって違います。)

 

そのため、さまざまな楽器を経験させたり知識として教えてあげたりすることも音楽の授業に役立ちます。しかし、色々な楽器を用意することは大変です。そのため、「YouTube」などを利用して楽器の特徴や音の出し方、音色だけでも自宅で教えてあげることも効果があります。

 

先生によっては即興音楽なども授業でする場合があるので、いろいろな楽器について知っているだけでも対応しやすくなるので、音楽の授業をキライにならなくなるきっかけになります。

 

「鑑賞」対策

小学6年生の音楽の授業では「鑑賞」のテストがあります。

kokou
「鑑賞は、音楽を聴いたり、友達の歌や演奏を聴いたりして、自分なりに思ったことを表現することです。」

 

鑑賞は成績につながります。しかし、ADHDの子どもは自分の気持ちをうまく表現したり考えたことを上手に文字にしたりすることが苦手なので「鑑賞」の時間をイヤがる子が多くいます。

 

自宅でも鑑賞のテストの対策として、自分が思ったことをうまく言葉で表現したり文字にしたりすることができるように支援しましょう。そして、日頃から、テレビや動画、スーパーやコンビニの店内音など、音楽に触れたときに「音楽を聴いて思ったこと」を言葉で表現できるような場面をつくってあげることをおすすめします。そのためには、自分の考えをうまく文字で表現できるように国語力を養うことがたいせつです。

 

 図画工作(図工)

小学6年生の子どもは図画工作の授業に対して、

  • 楽しんで参加する子
  • 苦手意識をもってイヤイヤ参加する子

にわかれます。そのため、ムリに自宅で図画工作の学習支援をする必要はありませんが、小学6年生のADHDの子どもに「図画工作」の勉強を自宅学習として支援するならばこの2つです。

制作を楽しむ

「鑑賞」対策

1つずつ説明します。

 

制作を楽しむ

小学6年生の図画工作では制作(物作り)がメインになります。そのため、子どもが楽しんで制作にとりくめる気持ちを育てることがたいせつです。

 

小学6年生になると成長とともに、これまでの経験をもとに自分の作りたい物を「自分らしく表現」するようになります。しかし、友達の作品を見て、自分が作る作品との比較を客観的にすることができるようになるので、「うまく作れない。」と思って苦手意識をもちやすくもなります。

 

さらに、作りたい物をイメージするけれども上手く作れないことに対してイライラすることもあるので図工をキライになることもあります。そうならないためにも、制作を楽しめるような工夫として自宅では子どもが「自分らしさ」を持って作った作品を、

「変だよ。」

「もっとここは○○した方がいいよ。」

などと否定しないようしましょう。ADHDの子どもは、自分が楽しんでいることを否定されることをとってもイヤがります。

 

子どもの作品に対して声かけをするときは、

ポイント

  • 良いところ
  • 工夫したところ
  • 頑張ったところ

を見つけてほめてあげることで、ADHDの子どもは楽しんで物作りができるようになるので図画工作の授業をイヤがらずに参加することができるようになります。

 

補足

小学6年生の図画工作で使う道具として「針金」「糸のこぎり」があります。

※学校によって異なります。

 

そのため、自宅に「針金」や「糸のこぎり」がある場合は子どもが授業でこまらないように使うことをおすすめします。道具がなければ「YouTube」で動画を見せるだけでもイメージできるようになります。

kokou
「私は授業で 『針金』はペンチで切って長さを調節したり材料を縛ったりしました。『糸のこぎり』は板を切ったり曲線になるように切ったりしました。」

 

鑑賞対策

小学6年生の図画工作の授業では「鑑賞」のテストがあります。

kokou
「鑑賞は、見本の作品や友達の作った作品について自分なりに思ったことを表現することです。」

 

鑑賞は成績につながります。

 

しかし、ADHDの子どもは自分の気持ちうまく表現したり考えたことを上手に文字にしたりすることが苦手なので「鑑賞」の時間をイヤがる子が多くいます。自宅でも鑑賞のテスト対策として、自分が思ったことをうまく言葉で表現したり文字にしたりすることができるように支援してあげましょう。そのためには、思ったことを文字で表現できるように国語力を養うことがたいせつです。

 

家庭科

小学6年生の子どもは家庭科の授業に対して、

  • 楽しんで参加する子
  • 苦手意識をもってイヤイヤ参加する子

にわかれます。

そのため、ムリに自宅で家庭科の学習支援をする必要はありません。

kokou
「小学6年生の家庭科での学習内容はこちらです。」
  • 調理実習
  • 制作(暮らしに役立つ物)
  • 家庭の仕事
  • 洗濯
  • 整理・整頓

「いろいろあるわね…。」

ゾッとして汗をかくママ

家庭科の授業で学習する内容にはいろいろありますが、自宅で学習支援をしたり子どもが授業でこまらないようにしたりするためにやったほうがいい家庭学習支援ついて紹介します。

 

調理実習

小学6年生のADHDの子どもが調理実習を楽しんで参加できるようにするためには、自宅でも子どもに料理をする機会を用意してあげることがおすすめです。しかし、

「やりたくない!」

大きな声を出して怒る男の子

という子どももいますので、そのような場合はムリやり料理を作らせるのではなく、食材の買い出しやご飯を食べるときに、

「この料理の材料は何でしょう?」

にっこり笑う女性

など、クイズにして、ちょっとでも家庭科の調理実習につながるようなきっかけを作るようにしましょう。

 

制作(暮らしに役立つ物)

小学6年生では卒業制作の一貫として家庭科の時間に「制作」をする学校があります。とくに家庭科の制作では、暮らしに役立つ物として、ミシンを使って「手提げ鞄」や「ナップサック」「ハンカチ」などを作成することが多いです。そのため、自宅にミシンがあるならば、学校でいきなりミシンを使って子どもが使い方に困らないように家でもミシンを使った裁縫などをすることをおすすめします。

 

家庭の仕事

家族の役割や、毎日の生活の中で実は助けてもらっていることなどを気づかせてあげるだけでも、子どもが家庭科の授業をイメージできるようになります。子どもが興味を示したときに家族の仕事や家での役割などを話す時間を作るようにしましょう。

 

洗濯

洗濯について理解を深めることも家庭科の授業につながります。洗濯機は「ボタンを押せば服がキレイになる」と言うわけではなく、ひどい汚れは「手洗い」や「つけ置き洗い」が必要なこと、知らないところで誰かがやってくれていることを気づかせてあげましょう。

 

整理・整頓

整理・整頓を教えることも家庭科の授業の目的にあります。そのため、整理・整頓が苦手なADHDの子どもの場合は、

「片づけてよ!」

「もっとキレイにして!」

「○○はどこに置いたの?!」

などと友達に言われてイヤな思いをしてしまわないように、日頃から整理・整頓や掃除ができるようにサポートしてあげましょう。

 

外国語(英語)

英語は2020年の教育改革により、

  • 小学3年生から必修化
  • 小学5年生からは教科化

されて、小学生から本格的に英語の勉強をするようになりました。

詳しく知りたい方はこちら→文部科学省「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」について

そして、小学校6年生は「教科」として、英語は週3コマ程度の授業があります。

kokou
「単純に『週3コマ』ということは『音楽』や『図画工作』よりも授業が多くなるということです。」

 

そのため、小学6年生のADHDの子どもには英語学習に苦手意識をもったり、まわりの友達についていけなくなってイヤな気持ちになったりしないように気をつける必要があります。さらに、今、英語への苦手意識をもってしまうと子どもが中学生になってからさらに英語をキライになって勉強させることに苦労します。

「けど、どうやって英語なんて教えればいいの…。」

悩む顔のママ

小学6年生のADHDの子どもに自宅で英語の勉強を教える場合は、子どもが「英語に慣れるようにする」ことを意識するだけでも効果があります。

 

日頃から、

  • こんにちは→「Hello」
  • うれしい→「happy」
  • おいしい→「delicious」

など、

かんたんな英単語をつかったり、

  • 名前を英語で言う
  • 誕生日を英語で言う
  • 「1」~「10」まで英語で数える

など、ちょっとした英語を言えたりするだけでも子どもは英語に興味をもつようになって、苦手意識を持たずに英語の授業に参加できるようになります。ほかにも、子どもの好きな歌に出てくる英単語の意味を調べたり動画で英語に触れたりすることもおすすめです。

 

はやめに対策すべき!

英語は、中学生から高校生へと子どもがこれから成長するにつれてどんどん重要度が増していく教科です。そのため、今から対策をすることで、

  • 子どもが将来、英語の勉強でこまらない
  • 将来の選択肢がふえる
  • 家で英語を子どもに教えなくてすむ
  • 英語の成績が良くなる
  • まわりの子よりも英語ができることを自慢できる

ようになります。そのため、子どもの将来を考えて「英会話教室」を利用する保護者はたくさんいます。行動が早い保護者に遅れをとらないためにも英会話教室の利用を考えたほうがいいかと思います。

こちらの記事ではADHDの子どもにおすすめの英会話教室を3つ紹介しています。気になる方は見てください。

「ADHDの子ども専用,3つの条件で厳選,おすすめ英会話教室3選」の文字
【3つの条件で厳選!】ADHDの子どもにおすすめの英会話教室「3選」。

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プログラミング

2020年の教育改革により小学校でプログラミングが必修科目になったことで学校の授業でプログラミングを勉強するようになりました。

 

さらに、小学6年生の「令和4年度全国学力・学習状況調査」では、プログラミングが出題されるようになりました。それだけプログラミングの重要度は増しているので、今後、子どもにとってプログラミングができるようになることは、今以上に必要な能力です。

※小学校でのプログラミングが必修科目なった経緯について詳しく知りたい方はこちら→文部科学省「プログラミング教育」

 

今では1人ひとりにタブレットやノートパソコンを配布している学校が増えています。そして、さまざまな授業でタブレットやノートパソコンを利用して勉強をしています。そのため、今後、さらにプログラミングの理解や技術が必要になるので、今以上にプログラミングは重要度が増していきます。

kokou
「現役の小学校の先生にも聞きましたが、タブレットやノートパソコンが使えるか使えないかで授業の理解度にも差が出るようになってきているようです。」

「知らなかった…。」

驚いた顔のママ

 

あなたがプログラミングを子どもに教えることができるなら問題はありませんが、

はてな

  • 教え方がわからない。
  • プログラミングって何?

と考えているあなたは、はやめに「プログラミング教室」を利用して、

  • 子どもがプログラミングの授業で将来こまらないように
  • プログラミングを子どもにどうやって教えればいいのか悩まないように

今すぐ後悔しないためにも対策をしたほうがいいかと思います。

 

注意

プログラミング教室を利用するときは、

子どもに合っているか

どんなカリキュラムなのか

をしっかりと確認することがたいせつです。そのためにも、無料体験のあるプログラミング教室を利用して、後悔や失敗を避けるようにしましょう。プログラミングの重要性をわかっている保護者ほど早めに対策として子どもにプログラミング教室を利用しています。

 

ADHDの子どもにおすすめのプログラミング教室について紹介した記事がこちらです。気になる方は見てください。無料体験だけでも受けて損はないかと思います。

「ADHDの子ども,これで失敗しない!プログラミング教室,ランキング!」文字
[ランキングあり!]ADHDの子どもに習わせるべきプログラミング教室。これで失敗しない。

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総合的な学習

小学6年生のADHDの子どもに「総合的な学習」を自宅学習として支援できることはあまりありません。なぜなら、「総合的な学習」は学校によって内容がちがうからです。

 

総合的な学習(探究)の時間は、変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすものである。

引用 文部科学省「総合的な学習(探究)の時間」

「それなら学校にまかせればいいのね。」

にっこり笑うママ

 

基本的には学校にまかせてもいいですが、自宅でできることとしては日頃の生活の中で気になったことを、

  • 調べる
  • 調べた内容を整理する
  • 調べたことを考える・分析する
  • 調べたことを伝える

などの総合的な学習の土台となるような活動を自宅でも実践することをおすすめします。

たとえば、

  • テレビ
  • 動画
  • 会話

などを通して気になったことを自分なりに調べられるように、

本や資料を用意してあげる

ネットを使った調べ方を教えてあげる

などのサポートをしてあげましょう。そして、調べたことをじっくりと聞いてあげることで、子どもの探究心を養うことができるので総合的な学習の授業にも役立つようになります。

 

補足

小学6年生ではイベントとして修学旅行があります。学校によっては修学旅行を総合的な学習の位置づけとして活動する場合があります。そのため、子どもが修学旅行へ行く場所について自宅で調べることも総合的な学習の授業に役立つきっかけになります。

 

【重要】忙しくて小学6年生のADHDの子どもに自宅で「すべての教科」を学習支援できないときの対策

「【重要】忙しくて小学6年生のADHDの子ども,「すべての教科」を学習支援できないときの対策」の文字

上記の「教科別」学習支援の方法を理解しても、

学習支援をしようとすると1つ1つに時間がかかりすぎる

忙しくてすべての教科をサポートしてあげられない

と悩むあなたが今すぐすべき対策がこちらです。

 

2つの対策

  • 小学5年生までの学習内容を理解させる
  • 家庭教師を利用して中学生になって苦労しないようにする

 

小学5年生までの学習内容を理解させる

小学6年生のADHDの子どもに学習支援をしようとしても勉強にダラダラと時間がかかって大変な場合は、子どもが小学5年生までの学習内容を理解していないことが原因で勉強することに時間がかかっている場合があります。

 

まずは、子どもが集中して学習にとりくめるように勉強への苦手意識をなくすようにしましょう。そのためには、小学5年生までに勉強してきた学習内容につまずきがないかを確認して、理解していない学習内容を優先的に支援することがたいせつです。

 

参考

子どもの学習のつまずきを見つけるなら「すらら」をオススメします。なぜなら、すららは「無学年式家庭学習教材」というおすすめポイントがあるからです。

 

無学年式なので、子どもがつまずいた学年の学習から、もう1度勉強することができます。さらに、子どもの苦手をAIが判断して子ども専用の問題や対策を用意してくれるのでとても助かります。

 

すらら」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をみてください。

「ADHDの子ども, 元小学校教諭の体験レビューあり!すららを利用する5つのメリット2つのデメリット」の文字
すららをADHDの子どもが利用する5つのメリット2つのデメリット|元小学校教諭の体験レビューあり!

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家庭教師を利用して中学生になって苦労しないようにする

自宅で学習支援をしようとしても時間がかかったり忙しくてすべての教科を支援できなかったりする場合は、家庭教師(またはオンライン家庭教師)を利用して子どもが小学生のあいだにあなたが抱える学習の悩みを今すぐ解決しましょう。

 

家庭教師ならば子どもにあったペースで勉強を教えてくれます。

ココがポイント

子どもが勉強することをイヤがる教科

あなたが子どもにできるようになって欲しい教科

だけでも重点的に教えてもらうようにすることで、子どもが勉強をできるようになるだけではなく、あなたの悩みもいっしょに解決できます。

 

家庭教師(またはオンライン家庭教師)を利用するには費用がかかります。そのため、ムリに利用することはありません。

  • 子どもが勉強をイヤがらないようになってほしい!
  • 子どもが中学生になってから勉強でこまってほしくない!
  • これ以上、子どもの勉強に悩みたくない!

という方だけが家庭教師を利用することを考えてください。

 

参考

ADHDの子どもにおすすめの家庭教師やオンライン家庭教師について知りたい方はこちらの記事が参考になります。

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[簡単5分!]失敗しないADHDの子どもに合ったおすすめ家庭教師。2つの方法で見つかります。

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まとめ:「教科別」学習支援の方法を実践することで、小学6年生のADHDの子どもが勉強でこまらなくなる

鉛筆と「まとめ」の文字

小学6年生のADHDの子どもが勉強でこまらなくなるためには、小学6年生のADHDの子どもにとって家庭学習が大事な理由について知ることがたいせつです。

 

理由がこちらです。

  • 小学校生活の総復習をする最後のチャンス
  • 中学生になってから苦労しないようにするため

 

そんな小学6年生のADHDの子どもに自宅でするべき「教科別」学習支援の方法がこちらです。

kokou
「気になる教科の項目をクリックすればすぐに見ることができます。」

この「教科別」学習支援の方法を意識して実践することで、小学6年生のADHDの子どもに自宅でやるべき教科別の学習支援の方法がわかって子どもが勉強でこまらなくなります。

 

さらに、教科別の学習支援方法がわかることで、

「勉強なんてしたくない!」

「わからないからイヤ!」

「うるさい!勉強はイヤ!」

と子どもが言ったときにサッとサポートすることができるようになります。そして、素直に言うことを聞いて勉強をしたり、わからないところをわかろうとしたりする子どもの姿を見ることで、今まで困っていた悩みがパッとなくなり、日々のストレスがスーッと軽くなります。

 

そのためにも、できるだけ、そっと、気づかれないように、子どもが気持ちよく次の行動へ動けるようにサポートしましょう。いつもなやんで、いつも頑張っているあなたの少しでも役に立つ情報になったのなら嬉しいです。ありがとうございました。

 

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kokou

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子どもが好きです。子育て、ADHD、発達障害についての専門家。 心理大学卒の元小学校教師、元障害児通所支援事業所勤務、そして、メンタルケア心理士。子ども「に」教えるのは得意にしてきたが、現在、子ども「を」育てる難しさをパパとして勉強&奮闘中。

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