- 放課後等デイサービスで働きたいけれど、性別で有利、不利とかあるのかな…。
- 「男性」「女性」どっちが放課後等デイサービスで働きやすいのか知りたい…。
- 放課後等デイサービスで働く「メリット」「デメリット」を男女別で知りたい…。
今回はこのような悩みや疑問を解決します。
さっそく結論
放課後等デイサービスは男性と女性で働くときの「メリット」「デメリット」がちがいます。しかし、性別に関係なく、メリットを活かしてデメリットを対策すれば、ストレスを溜めずに楽しく働けるようになります。
男女別のメリット、デメリットについてさっそく知りたい方はこちら。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
私が放課後等デイサービス(放デイ)で働きはじめたときは、男女の比率は「7:3」で男性が多かったです。そして、働きはじめて1年目で比率が「5:5」になりました。2年目では「3:7」で女性が多い職場になりました。
このように、私が勤務していた放課後等デイサービスは男性が多かったり女性が多かったりする職場でした。
そして、性別によって働くデメリットが変わるので、
など、
男性が多いとき
女性が多いとき
で、
と思う気持ちが違ったことを今でも覚えています。
※男女それぞれの働くデメリットがイヤで「放課後等デイサービスをやめたい」と考える人はたくさんいます
そこで今回は、性別で変わる放課後等デイサービスで働く「メリット」「デメリット」について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスで働くときの男女の「メリット」「デメリット」がわかる
さらに、メリットを活かしながらデメリットの対策をすることでスムーズに仕事ができるようになります。そして、職場でも頼りになる必要な存在になれます。
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目次
放課後等デイサービスの仕事は「男性」「女性」どちらも必要とされる職業
放課後等デイサービスの主な仕事内容がこちらです。
- 子どもたちへの支援
- 保護者対応
- 事務作業
この3つの仕事内容について詳しく知りたい方はこちらの記事を見てください。
上記の仕事内容以外にも、放課後等デイサービスではさまざまな仕事をしなければいけません。
もっと詳しく放課後等デイサービスについて知りたい方はこちら→厚生労働省「放課後等デイサービスガイドライン」
放課後等デイサービスは発達に障害をもっていたり同年代よりも発達に遅れがあったりする子どもが利用しています。そのため、ちょっとしたことで、
- 怒る
- 泣く
- 暴れる
子どもがたくさんいます。そのような場面では、すぐにサポートをしたりケガをしないように子どもたちを守ったりしなければいけません。
また、子どもによっては、
合う先生
合わない先生
がいるので、子どもの相性を考えながら学習支援や療育をすることもあります。
ほかにも、保護者対応も重要な仕事内容です。しかし、同性だけに、
- 心を開いて悩みを打ち明ける
- こちらの要望や提案を聞いてくれる
保護者などもいます。
このように、放課後等デイサービスの仕事にはいろいろありますが、子どもの性格や仕事の内容などによっては、
- 男性
- 女性
それぞれ必要度が増す場面にちがいが出てくるときもあるので、放課後等デイサービスの仕事は「男性」「女性」どちらも必要な職業です。
つぎの項目では、放課後等デイサービスで働くときの男女それぞれのメリット、デメリットについて紹介します。
放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのメリット5選
放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのメリットがこちらの5つです。
1つずつ説明します。
放課後等デイサービスで男性が働くメリット
放課後等デイサービスで男性が働くメリットがこちらです。
同性の子どもに好かれる
放課後等デイサービスで男性が働くメリットは男の子に好かれることです。
放課後等デイサービスは男の子も女の子もそれぞれ利用しています。
※放課後等デイサービスによって男女比にバラつきがあります。
そして、男の子は「体を動かす遊び」や「ごっこ遊び(戦いごっこ)」などを好みます。そのようなときに、男のスタッフはいっしょに子どもとたくさん遊んであげることができるので、自然と男性スタッフは男児から好かれやすくなります。
子どもと体を動かして遊べる
放課後等デイサービスで男性が働くメリットは、子どもとたくさん体を動かして遊べることです。
放課後等デイサービスでは、子どもたちへの支援として学習支援や療育活動以外にも、室内で体を動かして運動をしたり近くの公園へ行って遊んだりすることがよくあります。そして、そのようなときの子どもたちは、汗をいっぱいかきながらキャッキャッと大きな声を出して楽しみながらずっと動き回ります。
そのため、男性スタッフの方が体力もあって子どもたちと一緒に走り回ることができるので、このような場面では男性スタッフが活躍します。
力仕事で頼りになる場面が多い
放課後等デイサービスで男性が働くメリットは、力仕事で頼りになる場面をアピールできることです。
放課後等デイサービスでは重たい遊具やおもちゃを移動したり、おやつの買い出しに行ったり、備品倉庫を片づけたりなどの雑務があります。そのような場面では、体力も腕力もある男性の方が活躍できます。
体を張ってトラブルを解決できる
放課後等デイサービスで男性が働くメリットは、体を張ってトラブルを解決できることです。
放課後等デイサービスでは、毎日のようにちょっとしたトラブルやケンカが起こります。そして、子どもたちがケガをしたり物が壊れたりたりしないように、子どもたちの行動をコントロールしなければいけない場面があります。
とくに、感情的になって自分でも気持ちをコントロールできないような激しい怒り方をしている子どもの場合は、体を張って子どもの行動を止めたり抑えたりする必要があります。そのような場面では、体の大きい、力の強い男性スタッフが活躍できます。
送迎を比較的スムーズにできる
放課後等デイサービスで男性が働くメリットは、送迎を比較的スムーズにできることです。
放課後等デイサービスでは、毎日のように子どもたちの送迎で車の運転をしなければいけません。そして、送迎中は子ども対応をしながら運転をしなければいけないので、車の運転技術が必要になります。
そのような場面では、女性よりも男性の方が車の運転が得意な人が多い印象があるのでちょっとしたメリットです。
放課後等デイサービスで女性が働くメリット
放課後等デイサービスで女性が働くメリットがこちらです。
1つずつ説明します。
同性の子どもに好かれる
放課後等デイサービスで女性が働くメリットは、女の子に好かれることです。
放課後等デイサービスは男の子も女の子もそれぞれ利用しています。
※放課後等デイサービスによって男女比にバラつきがあります。
女の子は、男の子よりも年齢によって身体も心も成長にちがいがあります。
とくに自我が芽生えたり、思春期に入ったりする時期の女の子の場合は、さまざまな悩みを抱えて気持ちが不安定になりやすくなります。
そのようなときに、女性スタッフの場合は子ども(思春期の女児)に寄り添った対応ができるので、子どもが心を許しやすく、スムーズに子ども対応ができるようになります。
「やさしさ」と「抱擁力」を活かせる
放課後等デイサービスで女性が働くメリットは、「やさしさ」と「抱擁力」を活かせることです。
放課後等デイサービスを利用する子どもたちは、自分の気持ちを優先にして好き勝手に行動することがよくあります。そのため、ちょっとした注意で感情的になって怒り出す子どもは多くいます。
そのようなときに、女性スタッフの場合は「やさしさ」と「抱擁力」で子どもの気持ちを落ち着かせられることができるので頼りになります。
保護者対応がスムーズにできる
放課後等デイサービスで女性が働くメリットは、保護者対応がスムーズにできることです。
放課後等デイサービスでは、子ども対応だけではなく保護者対応もあります。そして、放課後等デイサービスに子どもを預ける保護者は子育てに悩みをもっていることが多いです。そのような保護者が、心を許しやすいのが女性のスタッフです。
さらに、子育て経験のある女性スタッフの場合は、さらに親近感をもってもらいやすいので、スムーズに保護者対応ができるようになります。
年代別で柔軟に対応できる
放課後等デイサービスで女性が働くメリットは、年代別で柔軟に対応できることです。
放課後等デイサービスではさまざまな年齢の子どもが放課後等デイサービスを利用しています。
※放課後等デイサービスの対象年齢は6歳から18歳までの子どもです。場合によっては20歳まで。児童発達支援もいっしょに運営している放課後等デイサービスの場合は未就学児から利用しています。
放課後等デイサービスでは幅広い年齢層の子どもを相手にしなければいけないので、柔軟に子ども対応ができることが求められます。
そのようなときに、女性は子どもの年齢が低い場合は「やさしさ」と「抱擁力」を前面に出した先生、子どもの年齢が高くなれば、「お姉さん」や「しっかりした先生」などの立場で、子どもに接することができます。
このように女性の場合は、子どもの年齢に合わせて柔軟に対応ができるようになるので、幅広い年齢層の子どもたちとスムーズに関われるようになります。
スタッフとの連携が上手くできる
放課後等デイサービスで女性が働くメリットは、スタッフとの連携が上手くできることです。
放課後等デイサービスでは、子ども対応だけではなく、送迎、保護者対応、雑務作業など、さまざまな仕事内容があります。そして、放デイの仕事内容をスムーズに行うためにはスタッフ同士の連携が必要です。
そのような場面で、スタッフ同士でたくさん会話をしながらコミュニケーションが上手く取れるのは、男性よりも女性の方が得意な人が多い印象があるのでちょっとしたメリットです。
ポイント
男女別のメリットを見て、「男性(女性)だけど女性(男性)のメリットが当てはまる気がする」という場合は、あなたのメリットが増えることになるので、放課後等デイサービスでとても必要な存在になれるチャンスです。
まだ、働きたい放課後等デイサービスが見つかっていないなら、こちらの記事を見てください。
放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのデメリット3選
放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのデメリットがこちらの3つです。
男性の働くデメリット
女性の働くデメリット
1つずつ説明します。
放課後等デイサービスで男性が働くデメリット
放課後等デイサービスで男性が働くデメリットがこちらです。
男性が働くデメリット
いつも体力勝負になりやすい
男性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、いつも体力勝負になりやすいことです。
放課後等デイサービスの仕事内容は「子どもの対応(支援)」がメインになります。そして、学習支援や療育活動以外に、遊び時間を充実させることもたいせつです。
そして、子どもたちは遊びになると元気いっぱいに活動するので、子どもが楽しめるように一緒に遊ばなければいけません。さらに、体力が必要な遊びになると、自然と女性スタッフよりも男性スタッフの方が子どもの相手を任されることが多くなるので、仕事が体力勝負になることがよくあります。
参考
体力勝負になって毎日ヘトヘトにならないようにするためには、子どもの行動をコントロールできるようになることです。そのためには、「子ども対応が上手くできるようになる」ことが1番の近道です。
こちらの記事では、放課後等デイサービスで働くなら知っておきたい「子ども対応の方法」について紹介しています。気になる方は見てください。
トラブルを止めた後の対応がむずかしい
男性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、トラブルを止めた後の対応がむずかしいことです。
放課後等デイサービスでは毎日のように、
子どもたち同士のケンカ
怒った子どもが暴れだす
かんしゃくを起こして物を壊そうとする
などのトラブルが起きます。そのようなときに、男性スタッフが子どもの行動を抑える役目をすることがよくあります。
しかし、子どもによっては、
「動きを止められた。」
「ぼく(私)の気持ちをわかってくれない。」
「なんでジャマするの!」
という気持ちになる子もいます。そのようなときは、子どもの危険な行動を止めるまでが男性スタッフの役割で、そのあと、子どもを落ち着かせて話を聞く役割を女性スタッフに変わることがよくあります。
そのため、トラブルを止めた後の子どもとの関係がぎくしゃくすることで、関係を修復するまで時間がかかることがあります。
参考
トラブルを起こした子どもへの接し方をスムーズにするためには、放課後等デイサービスを利用する子どもへの対応や発達障害に関しての知識を増やすことです。
こちらの記事では放課後等デイサービスで働くなら、1度は読むべき本について紹介しています。気になる方は見てください。
保護者に嫌われると修復がむずかしい
男性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、保護者に嫌われると修復がむずかしいことです。
放課後等デイサービスでは子どもとの関係性以外にも、保護者との関係性も重要です。そして、保護者の中には同性(女性)スタッフにしか心を開かない保護者もいます。
そのため、保護者からしっかりと信頼してもらえるように、女性スタッフ以上に保護者のことを考えて、信頼してもらえるように、毎日、丁寧に保護者対応をするように心がけることがたいせつです。
参考
放課後等デイサービスで保護者対応に悩んでいるならこちらの記事が参考になります。気になる方は見てください。
放課後等デイサービスで女性が働くデメリット
放課後等デイサービスで女性が働くデメリットがこちらです。
女性が働くデメリット
トラブルが起きたときに1人で解決しにくい
女性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、トラブルが起きたときに1人で解決しにくいことです。
放課後等デイサービスでは、ちょっとしたトラブルが毎日のように起きます。そして、ときどき、子どもが衝動的に怒りだしたり、自分でも感情をコントロールできないくらいに暴れだしたりすることがあります。そのようなときは、女性スタッフが1人で暴れる子どもを抑えることがなかなかできません。
そのため、子どもが暴れだしたときに他のスタッフを頼れない場面では、女性スタッフの場合は苦労することになります。
参考
子どもが暴れ出さないように子どもの行動をコントロールするためには、発達障害の子どもについての最低限の知識を身につける必要があります。
こちらの記事では、放課後等デイサービスで働くなら、1度は読むべき本について紹介しています。気になる方は見てください。
体力の必要な遊びが続けられない
女性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、体力の必要な遊びが続けられないことです。
放課後等デイサービスでは子どもたちと遊ぶ時間がたくさんあります。そして、子どもは自由時間に、
「あそぼう!」
という気持ちを前面に出してきます。そのため、いっしょに遊んであげなければいけません。さらに、放課後等デイサービスを利用する子どもはたくさんいます。
入れ替わり立ち替わり、
「あそぼう!」
「あそぼう♪」
と子どもたちが「遊びたい気持ち」をアピールしてくるので、その気持ちに応えるためにも遊んであげる必要があります。
そのため、体力に自信のない女性の場合は、たくさんの子どもと遊ぶことに疲れてしまう可能性があります。
参考
子どもとの遊びに疲れないようにするためには、遊びの内容を子どもに決めさせるのではなく、こちらから子どもに遊びの提案をすることがたいせつです。
「遊び」を提案できるようになれば、自分の体力と相談しながら子どもと遊ぶことができるようになるので、遊びで体力が奪われることもなくなります。
そのためにも、遊び方の引き出しを増やすことがたいせつです。こちらの記事では、子どもの遊びにも、活動(療育)にも役立つ内容が書かれています。気になる方は見てください。
送迎のプレッシャーがある
女性が放課後等デイサービスで働くデメリットは、送迎のプレッシャーがあることです。
放課後等デイサービスでは毎日のように子どもの送迎があります。そして、車の運転に自信がない女性は多くいます。
そして、放課後等デイサービスの送迎では、安全に気をつけて、子どもに話題を提供しながら運転しなければいけません。
さらに、子どもが怒って車の中で暴れたり、学校へ迎えに行ったときにイヤがって車に乗らなかったりしたときも、送迎スタッフが1人だけのときは、自分で解決しなければいけないので、場合によっては苦労する可能性があります。
参考
放課後等デイサービスの送迎が上手くできないことに悩んでいる場合は、こちらの記事が参考になります。気になる方は見てください。
まとめ:放課後等デイサービスで働く男女別の「メリット」「デメリット」を理解することで、楽しく働けるようになる
今回は、放課後等デイサービスで働くときの、男性と女性、それぞれの「メリット」「デメリット」について紹介しました。
まず、「放課後等デイサービスの仕事は『男性』『女性』どちらも必要とされる職業である」ことを理解することがたいせつです。
なぜなら、放課後等デイサービスではさまざまな仕事があって、子どもの性格や仕事の内容などによっては、
男性
女性
それぞれ必要度が増す場面が変わるからです。
そして、放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのメリットがこちらです。
上記の男女別の働くメリットを見て、「男性(女性)だけど女性(男性)のメリットが当てはまる気がする」という場合は、あなたの働くメリットが増えることになるので、放課後等デイサービスでとても必要な存在になれる可能性があります。
次に、放課後等デイサービスで働く「男性」「女性」それぞれのデメリットがこちらです。
男性の働くデメリット
女性の働くデメリット
以上の、放課後等デイサービスで働くときの男女の「メリット」「デメリット」を理解して、性別に関係なく、メリットを活かしながらデメリットの対策をすれば、ストレスを溜めずに楽しく働けるようになります。
そして、放課後等デイサービスの現場で必要な存在になれます。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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