「ADHDの小学4年生,生活リズムを改善する!5つの対策」の文字

ADHD

ADHDの小学4年生の生活リズムを改善するためにやるべき5つの対策。

うちの子はADHDです。

小学校4年生です。

グレーゾーンです。

  • 4年生になってから生活リズムがくずれた…。
  • 何度、注意しても遊びやゲームをやめられない…。
  • いつも夜更かしをするせいで朝が起きられない…。

今回はこのような悩みを解決します。

 

子どもが小学4年生になってから、

夜遅くまで遊ぶ

「テレビ」「動画」「スマホ」ばかりを見る

ゲームを始めるとまったくやめない

など、自分のしたいことばかりを優先にして行動する時間がふえて、規則正しい生活ができずに寝るのが遅くなったり朝起きられなかったりして、

「どうしたらいいの…。」

悩んでいる女性

と悩むことってありますよね。

 

そこで今回は、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを良くする5つの対策方法について紹介します。

さっそく知りたい方はこちら。

「生活リズムを改善する5つの対策」

 

今回の記事を読むことで、

  • 小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善することができるようになる

さらに、規則正しい生活ができるようになって朝をスムーズに起きられるようになったり、好きなTVやゲームなどに夢中になっても約束の時間になるとすぐに気持ちを切りかえて行動したりする子どもの姿を見ることで、いつも悩んでいたあなたの気持ちもスーッと軽くなります。

 

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【悩み解決】ADHDの小学4年生の子どもの「育て方の悩み」をまとめて解決したい方はこちら。

≫【10歳児の親専用】ADHDの小学4年生の育て方にはもう悩まない!知らないと後悔する11の対応。

 

本記事の執筆者情報

私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。

※小学4年生の担任経験あり。

  • 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
  • 元障害児通所支援事業所勤務(放課後等デイサービスで、未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
  • 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のためにADHDの診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)

小学4年生になってから生活リズムが悪くなった子

いつも夜遅くまで起きて好き勝手に行動している子

約束の時間を守らないことでいつも生活リズムがくずれる子

そして、そのような子どものお母さんから

「子どもが小学4年生になってから生活リズムが乱れてこまっています。どうしたらいいですか?」

白旗を上げて困っている女性

と相談を受けて、その子の個性や特徴を考えながらアドバイスをしてきました。

 

今回の支援方法は、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを良くするためにはどうやって支援をしたらいいのか考えて、なやむお母さんにアドバイスをして、すぐにつかえて効果のあった方法を紹介します。

 

知らないと今より苦労します!

大丈夫ですか?

子どもは授業でみんなについていけていますか?ちょっとでも心配なら後悔する前にこちらの記事を見たほうがいいかと思います。

≫【成長速度が違う!】ADHDの小学生が授業でみんなについていけるようになる習い事5選!

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが崩れる理由

たくさんの時計と「生活リズムが崩れる理由」の文字

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが崩れる理由がこちらです。

理由

気持ちを我慢した行動ができない

ADHDの子どもは自分の興味関心があることを優先にすることがよくあります。そして、まわりの状況が見えなくなるぐらい集中して夢中になってしまうこともよくあります。

 

そのため、

  • 興味があること
  • 関心があること
  • 好きなこと
  • 今、やりたいこと

などを我慢することが苦手です。

 

ADHDの子どもは自分のやりたいことを我慢しながら別のことをすると、集中が続かずに、5分、10分で終わるようなことでもダラダラと長い時間をかけてしまうことがよくあります。そして、時間がどんどん過ぎて、結局、やりたいことができる時間がどんどん遅くなってしまって「生活リズムが崩れるきっかけ」になります。

「うちの子も同じようなことがよくあるわ…。」

悩む顔のママ

 

さらに、小学4年生になると学校の授業時間がふえるので下校時間も今までよりも遅くなります。

 

kokou
「小学3年生から4年生にかけてふえる授業時間は『35』時間です。」

※詳しく知りたい方はこちら→文部科学省「標準授業時数の在り方について」

 

さらに、小学4年生になると「委員会活動」や「クラブ活動」などがあるので下校時間がもっと遅くなることもあります。そのため、子どもの楽しみにしていることをする時間がますます遅くなったり、できなくなったりしてしまうこともあります。

「それはしょうがないことだわ。」

悩む顔のママ

 

しかし、ADHDの子どもは、

好きなこと

やりたいこと

「する!」と決めていたこと

などを、「今日は遅いから我慢しよう」とあきらめることができずに、時間が遅くなっても「なんとかやろう」とワガママな行動をとってしまうことがよくあります。そして、生活リズムが崩れてしまいます。

「わかるわ…。」

ゾッとして汗をかくママ

 

これが、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが崩れる理由です。つぎの項目では、そんな小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善する方法について紹介します。

 

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善する5つの対策

たくさんの時計と「生活リズムを改善する5つ対策」の文字

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善する5つの対策がこちらです。

1つずつ説明します。

 

生活面のサポートをする

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、子どもの生活面をサポートしてあげることがたいせつです。

 

ADHDの子どもは興味関心があることを優先に考えて行動することが多く、どうしても自分がやりたいことばかりを優先にして、「今、やらなければいけないこと」を後回しにしたり、うっかり忘れたりして生活リズムが乱れてしまうことがよくあります。

 

とくに、

  • 朝、起きる
  • ご飯を食べる
  • 宿題(勉強)をする
  • 片づけをする
  • お風呂に入る
  • 寝る準備をする

などの生活面では、「やらなければいけないことを後回し」にすることが多く、生活リズムが崩れる原因になることがよくあります。

 

そのため、

「はやく起きなさい!」

「ご飯をたべなさい!」

「宿題はできたの?!」

「片づけをさっさと終わらせなさい!」

「はやく寝なさい!」

などと子どもを怒らなくてもいいように、日頃から子どもがスムーズに行動できるようにサポートしてあげるようにしましょう。

 

参考

ADHDの子どもの生活面をサポートするためには、

サポート方法

  • 毎日ほめる
  • 生活習慣を身につける
  • 自分で準備ができるようにする
  • 持ち物を管理させる
  • 掃除ができるようにする

この5つの方法を実践することで、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するきっかけになります。もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

計画を立てて行動できるようにする

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、子どもが計画を立てて行動できるようにすることがたいせつです。

 

時間を意識した行動を子どもができるようになれば、子どもの生活リズムは改善されます。

 

小学4年生のADHDの子どもが時間を意識して行動できるようになるためには、

「~時になったら○○をする」

と、子どもが日頃から1日の予定を考えて行動できるようにサポートしてあげましょう。

 

そして、ADHDの子どもはどうしても自分の好きなことを優先に行動してしまうので、子どもに予定を伝えても守れないことや、予定そのものをうっかり忘れてしまうことがあるので気をつける必要があります。

「たしかに。うちの子はいつも予定を伝えても忘れるわ。」

悩む顔のママ

 

そのため、小学4年生のADHDの子どもには、子ども自身が自分で予定(1日の計画)を立てられるようにサポートしてあげることもたいせつです。そのためには、

5つの支援

  • ほめながらサポートする
  • 計画はいっしょに考える
  • 計画を立てて行動することを習慣にする
  • 時間を意識した行動ができるようにする
  • 努力して目標を達成する経験をさせる

この5つの方法を実践することで、ADHDの子どもは予定(計画)を立てて行動ができるようになります。そして、子どもが時間を意識できるようになって生活リズムを改善するきっかけになります。もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

約束を守れるようにする

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、子どもが約束を守れるようにすることがたいせつです。

 

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが崩れてしまうのは、しなければいけないこと(約束)をやらずに、自分がやりたいことを優先にしてしまうからです。

 

そのため、子どもが約束を守れるようになれば、時間内にテキパキ行動することができるようになるので、規則正しい生活ができるようになります。

 

さらに、「決められた時間内で自分のしたいことをする」という約束を子どもが守れるようになれば、子どもの生活リズムは改善されるので、日頃から子どもが約束を守って行動できるようにサポートしてあげましょう。

 

参考

小学4年生のADHDの子どもが約束を守れるようになるためには、

5つの方法

  • 守れる約束にする
  • 約束が視覚的にわかるようにする
  • 約束をわすれないようにする
  • 計画を立てられるようにする
  • 「みんなの約束」を守れるようにする

この5つの方法を実践することで、ADHDの子どもが約束を守って生活できるようになります。そして、生活リズムが改善するきっかけになります。もっと詳しく5つの方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。

 

補足

子どもがゲームばかりに夢中になって、約束の時間になってもゲームをやめずに困っているあなたはこちらの記事を読んで今すぐ対策することをおすすめします。

 

睡眠時間を管理する

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、睡眠時間を管理することがたいせつです。

 

ADHDの子どもの生活リズムが崩れる原因として、子どもが好きなことばかりをしようとして「寝る時間が遅くなって朝が起きられなくなる」ことがあります。

 

ADHDの子どもは、

「好きなことは何としてでもやりたい!」

ガッツポーズの男の子

と思って行動します。

 

1度、好きなことを始めると時間を忘れて夢中になります。そして、夜遅くまで起きて、次の日の朝をスムーズに迎えられなくなってしまいます。

 

または、

「もう終わりの時間よ!」

「いいかげんにしなさい!早く寝なさい!」

上から目線で注意する女性

などと注意されたり怒られたりすることで、ADHDの子どもは、やりたいことが

できない

途中でやめさせられる

ことに対して、素直に言うことが聞けずに怒ったり暴れたり抵抗したりするようになります。

「うちの子のパターンだわ。」

驚いた顔のママ

 

そして、子どもが怒ったり暴れたり抵抗したり興奮したりしてしまうと、子どもは落ち着くまでに時間がかかってしまうので、さらに寝る時間が遅くなる原因になってしまいます。

「たしかに…。」

悩む顔のママ

 

そのため、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、子どもが夜更よふかしをすることなく、朝、スムーズに起きられるように意識しましょう。そして、ADHDの子どもの睡眠時間をしっかりと確保するためにも、まずは上記で説明した「生活面のサポート」「計画を立てて行動できるようにする」ことがたいせつです。

 

こんな方法もあります

ADHDの子どもが夜ぐっすりと眠れるように「子どもを適度に疲れさせてグッスリ眠らせる方法」もあります。

 

学校生活だけでは子どもが疲れずに夜も元気ならば、「体を動かす習い事」をさせることをおすすめします。

 

はやく寝ることができれば子どもは朝も早く起きられるようになるので生活リズムが改善するきっかけになります。

学校生活+運動系の習い事=夜は疲れてすぐに寝る

 

オススメ

ADHDの子どもに「運動系の習い事」でおすすめはサッカーです。しかし、ADHDの子どもにサッカーをさせるときには気をつけなければいけないことがあります。気になる方はこちらの記事をみてください。

 

時間を意識した行動ができるようにする【重要】

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、子どもが時間を意識した行動ができるようにすることがたいせつです。

 

ADHDの子どもはまわりに合わせることなく自分の気持ちを優先にして行動することがよくあります。そして、これは生活の中でも同じです。

 

ADHDの子どもは自分のやりたいことを優先に行動するため、生活リズムが乱れやすくなってしまいます。

 

そして、すでに生活リズムが崩れている小学4年生のADHDの子どもには、

時間を意識した行動ができるように

まわりに合わせた行動ができるように

日頃からサポートしてあげる必要があります。

 

子どもが時間を意識して生活できるようになれば子どもの生活リズムは改善されます。

 

そのためにも、ADHDの子どもが、

  • 時間を守って行動したとき
  • まわりに合わせて行動したとき

は、子どもをしっかりとほめてあげて、

「ほめられた♪」

「ちゃんと時間を守れた♪」

「みんな(家族)と同じようにしたら褒められた♪」

にっこり笑う男の子

などと子どもが思えるような場面をふやすようにしましょう。そうすることで、子どもの生活リズムを改善することができるようになります。

 

参考

ADHDの子どもが時間を意識した行動ができるようになるためには「習い事」を利用することもおすすめです。

習い事を利用することで子どもは、

時間を守るようになる

まわりに合わせられるようになる

さらに、

  • 習い事で適度に疲れてくれればスムーズに寝てくれる
  • 生活リズムが崩れていることを先生やコーチに相談すれば、あなたの代わりに指導してくれる

ので、利用しないと損です。

 

こまっていませんか?

子どもの生活リズムを改善したいけど、もうムリ…。

と考えるあなたは、これからもっと大変になって苦労する前に、今すぐ習い事に頼ることも重要な選択肢の1つです。後悔する前にこちらの記事を見てすぐに行動したほうがいいかと思います。

 

こちらの記事では小学4年生のADHDの子どもにおすすめの習い事について紹介しています。

「ADHDの小学4年生,まだ間に合う!オススメの習い事5選」の文字
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まとめ:5つの対策を実践することで、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが改善される

たくさんの時計と「まとめ」の文字

小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善するためには、まず、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムが崩れる理由について知ることがたいせつです。

 

理由がこちらです。

気持ちを我慢した行動ができない

 

そんな小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを良くする方法がこちらです。

この5つの方法を意識して実践することで、小学4年生のADHDの子どもの生活リズムを改善することができるようになります。

 

さらに、規則正しい生活ができるようになって朝をスムーズに起きられるようになったり、好きなTVやゲームなどに夢中になっても約束の時間になるとすぐに気持ちを切りかえて行動したりする子どもの姿を見ることで、今までの悩みがパッとなくなり、日々のストレスがスーッと軽くなります。

 

そのためにも、できるだけ、そっと、気づかれないように、子どもが気持ちよく次の行動へ動けるようにサポートしましょう。いつもなやんで、いつも頑張っているあなたの少しでも役に立つ情報になったのなら嬉しいです。ありがとうございました。

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kokou

kokou

子どもが好きです。子育て、ADHD、発達障害についての専門家。 心理大学卒の元小学校教師、元障害児通所支援事業所勤務、そして、メンタルケア心理士。子ども「に」教えるのは得意にしてきたが、現在、子ども「を」育てる難しさをパパとして勉強&奮闘中。

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