- 放課後等デイサービスで働いているけれど子どもがイヤがって来てくれないことがある…。
- 「放課後等デイサービスには行きたくない!」と言う子どもに来てもらえるようにしたい…。
- 放課後等デイサービスにイヤがって来てくれない子どもへの対応がわからない…。
- もっと楽しそうに放課後等デイサービス(児童発達支援)を利用してほしい…。
今回はこのような悩みを解決します。
さっそく結論
5つの方法を実践すれば、イヤがって来ない子どもがニコニコ笑顔で楽しそうに放課後等デイサービスや児童発達支援へ来てくれるようになります。そして、あなたは一気に職場で頼られる必要な存在になります。
さっそく「5つの対策」が知りたい方はこちら。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
私が放課後等デイサービス(放デイ)で働きはじめたときは、
- 療育活動
- 活動プログラム
- 学習支援
などの子ども対応に、
などと悩んでいました。
そんなときに、
と私が頭をかかえて大きく悩んだことが、「子どもがイヤがって放課後等デイサービスに来てくれない」ことでした。
子どもを学校へ迎えに行くと、
「行きたくない!」
と言って車に乗ってくれない。
自宅へ迎えに行くと、
「イヤだ!行きたくない!」
と保護者の前で暴れる。
ほかにも、電話がかかってきて、
「子どもが『今日は行きたくない』と言って困っています。どうしたらいいですか?」
と保護者から相談される。
このような状況になるたびに、
と悩んだことを今でも覚えています。
※放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもへの対応に悩んで「放課後等デイサービスをやめたい」と考える人もいます。
私はイヤがる子どもへの対応を考えたりさまざまなパターンの行き渋りをする子どもへの対応を経験したりすることで、どのように対策をすれば「子どもがイヤがらず楽しく放課後等デイサービスへ来てくれるようになるのか」がわかるようになりました。
そこで今回は、放課後等デイサービスや児童発達支援にイヤがって来ない子どもに実践すべき5つの対策方法について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- イヤがって放課後等デイサービスや児童発達支援に来ない子どもへの対応がスムーズにできるようになります
さらに、放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもへの対策を実践することで、子どもの楽しそうな顔や保護者の安心した顔を見ることができるようになります。そして、先輩や同僚から尊敬されて頼りにされたりするようになって、職場で必要な存在になれます。
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目次
放課後等デイサービスや児童発達支援にイヤがって来ない子どもには対策すべき
放課後等デイサービスや児童発達支援は発達に障害をもっていたり同年代よりも成長に遅れがあったりする子どもが利用しています。そして、さまざまな年代の子どもたちが利用します。
もっと詳しく放課後等デイサービスについて知りたい方はこちら→厚生労働省「放課後等デイサービスガイドライン」
放課後等デイサービス(児童発達支援)は新規利用者もいつ来るかわからないことがほとんどです。
そのような状況のなかで、いろいろな子どもたちに支援や療育をすることができて、子どもの成長を直接見ることができるのが「放課後等デイサービスの仕事のやりがい」の1つです。しかし、
1回だけ来てイヤがって来なくなる
「行きたくない」と保護者に言って来ない
突然、利用をやめる
子どももいます。ほかにも、送迎で子どもを迎えに行ったときにイヤがって車へ乗らずに放課後等デイサービスへ来てくれない子もいます。
さらに、保護者の前では「行きたくない!」「イヤだ!」と言っていたのに、いざ、放課後等デイサービスの施設に到着すると全力で楽しむ子どももいます。
そして、放課後等デイサービスに、
- イヤがって来ない
- 行きたくないとアピールする
子どもがいる場合は、放課後等デイサービスで働く側からすると、仕事のストレスを溜めたり悩みが増えたりすることになります。そのため、日頃から、子どもが放課後等デイサービスをイヤがらずに楽しく利用できるように意識することがたいせつです。
放課後等デイサービスや児童発達支援にイヤがって来ない子どもへの5つの対策
放課後等デイサービス(児童発達支援)にイヤがって来ない子どもに実践すべき5つの対策方法がこちらです。
子どもの好きなことを1つする
放課後等デイサービスに子どもがイヤがらずに来てくれるようになるためには、毎回、子どもの好きなことを1つだけでもすることです。
イヤがって放課後等デイサービスに来ない子どもが、スムーズに放デイへ来ることができるようにするためには、子どもの好きなことができる環境を用意することがたいせつです。
「○○(放デイ)に行けば好きな△△ができる♪」
と子どもが思えば、イヤがることなく放課後等デイサービスへ来てくれるようになります。さらに、放課後等デイサービスで好きなことをして満足した気分で家に帰ることができれば、
「今日は△△ができて楽しかった♪」
という「楽しい思い出」が子どもにできるので、次回、放課後等デイサービスを利用するときも、
「はやく△△がしたいから行きたい!」
と思って子どもはイヤがらず放課後等デイサービスに来てくれるようになります。
たとえば、
ボール遊びが好きな子どもには必ずボールで遊べる時間をつくる
工作が好きな子どもには必ず制作活動ができる時間をつくる
パソコンやiPadを使うことが好きな子どもにはプログラミングの学習時間を必ず用意する
子どもが楽しく過ごせる環境をつくるためにも、子どもの好きなことや物、遊びをしっかりと把握するようにしましょう。
次回が楽しみになる約束をする
放課後等デイサービスに子どもがイヤがらずに来てくれるようになるためには、次回が楽しみになるような約束をすることがたいせつです。
放課後等デイサービスを利用する子どもの中には、放課後等デイサービスへ行くまでの時間をイヤがる子どももいます。
そのような子どもは、放デイに着いてしまえば楽しそうに笑顔で、
「さようなら♪」
「バイバーイ♪」
と家に帰って行きます。しかし、また、次の利用のときには、
「イヤだ!行きたくない!」
「子どもが『行きたくない』って言うんです…。」
ということになります。
このような状況にならないためにも、子どもが帰るときに、
- 「次に来たときは○○しようね。」
- 「次に来たときも一緒に○○しようね。」
- 「次は何をして遊ぶ?」
など、子どもが次に放課後等デイサービスを利用するときの約束をしっかりとすることで、子どもが、次回、放課後等デイサービスを利用するときもスムーズに来てくれるようになります。
また、約束した内容を保護者にも伝えておくことで、
「放課後等デイサービスで○○をするんだよね?」
と子どもに声かけをして送り出してもらえるようになるので、子どもがイヤがらずに来てくれるようになります。
子どものリクエストを聞く
放課後等デイサービスに子どもがイヤがらずに来てくれるようになるためには、子どものリクエストを聞くことです。
放課後等デイサービスでは、子どもたちが楽しめるような「おもちゃ」や「遊具」などがあります。さらに、療育の内容や活動プログラムの内容なども子どもが楽しめるように工夫して実施しています。
しかし、放課後等デイサービスに行きたがらない子どもの中には、
「『おもちゃ』はあるけど遊びたいおもちゃがないから楽しくない。」
「今回の『プログラム』は楽しくない。」
などと、いろいろな理由を付けたり、実際にそのように考えたりして、放課後等デイサービスへ行くことをイヤがる場合があります。
そのため、そのような理由をつけて放課後等デイサービスにイヤがって来ないような子どもへの対応は、
どんなおもちゃで遊びたいか聞く
どんな活動プログラムがやりたいか聞く
楽しかった活動プログラムは何だったか聞く
など、
「楽しそう♪はやくやりたい!」
と子どもが思えるように、子どもの好きなことや興味関心があることを聞いて、そして、リクエストに応えてあげるようにしましょう。そうすることで、子どもがイヤがらずに放課後等デイサービスへ来てくれるきっかけになります。
子ども対応に必要な知識をふやす
放課後等デイサービスに子どもがイヤがらずに来てくれるようになるためには、子ども対応に必要な知識をふやすことがたいせつです。
放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもにはしっかりと対応をする必要があります。
- 送迎で子どもを迎えに行ったとき
- 放課後等デイサービスに来たとき
- 自宅に帰るとき
などは、子どもの様子や気持ちを考えながら丁寧に接するようにしましょう。
放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもは、ちょっとしたことで、
「楽しくない。」
と思って、放課後等デイサービスが「イヤな思い出」になります。そうならないためにも、子どもの様子を見ながら、子どもの気持ちを考えながら、そして、子どもが楽しく過ごせるように意識した対応を心がけるようにしましょう。
参考
放課後等デイサービスを利用する子どもへの対応に困っているあなたはこちらの記事を参考にしてください。
こんな方法もあります
放課後等デイサービスを利用する子どもたちへの対応をスムーズにするためには、発達障害の子どもについての知識を増やすことです。
こちらの記事では、放デイで働くなら1冊は読まないと損するオススメ本について紹介しています。気になる方は見てください。
学習支援ができるようになる
放課後等デイサービスに子どもがイヤがらずに来てくれるようになるためには、学習支援ができるようになることです。
基本的に学校が終わって放課後等デイサービスへ来てから最初に子どもたちがすることは宿題です。
そのため、子どもにとっては宿題や勉強は「やりたくない」ことなので、
「放課後等デイサービスへ行ったらすぐに宿題(勉強)をしなければいけない…。」
と子どもは思うようになるので、どうしても「行きたくない」という気持ちがつよく出てしまって、放課後等デイサービスへ行くことをイヤがるようになってしまいます。
そのため、
「放課後等デイサービスへ行けば、すぐに宿題を終わらせて遊べる。」
「○○先生といっしょに宿題をすればすぐにできる。」
など、放課後等デイサービスへ行けば、
- 勉強がわかる
- 宿題ができる
- わかりやすく教えてもらえる
と子どもが思えるように対策をすることがたいせつです。そうすることで、子どもがイヤがらずに放課後等デイサービスへ来てくれるようになります。
そのためにも、子どもへの学習支援がしっかりとできるようになりましょう。
参考
子どもへの学習支援に困っているあなたはこちらの記事を見てください。
まとめ:5つの対策を実践することで、放課後等デイサービスや児童発達支援にイヤがって来ない子どもが楽しそうにニコニコ笑顔で来てくれるようになる
今回は、放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもへ実践すべき5つの対策について紹介しました。
まず、「放課後等デイサービスにイヤがって来ない子どもにはしっかりと対策すべき」です。
そして、放課後等デイサービスへ行くことをイヤがる子どもがスムーズに来てくれるようになるためには、
この5つの対策方法を実践することで、放課後等デイサービスをイヤがって来ない子どもを、楽しそうにニコニコ笑顔で来てくれる子どもに変えることができて、スムーズに子ども対応ができるようになります。
さらに、子どもの楽しそうな顔や保護者の安心した顔を見たり、先輩や同僚から尊敬されたり頼りにされたりするようになって、職場で必要な存在になれます。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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