- 放課後等デイサービスの保護者対応ってどんなことをするの?
- 保護者から悩みを相談されたらどうしたらいいの?
- スムーズに保護者対応ができるか心配…。
今回はこのような悩みや疑問を解決します。
ココがポイント
- 保護者対応がうまくできるか心配。
- 保護者対応が苦手。
と考えるあなたにおすすめの記事です。
かんたん結論
保護者対応がスムーズにできるようになれば仕事のストレスを減らすことができます。さらに、放課後等デイサービスで頼れる存在になれます。
保護者対応で意識することをさっそく知りたい方はこちら。
保護者対応が上手くなる方法について知りたい方はこちら。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
知っていますか?
放課後等デイサービスで働くときに保護者対応がうまくできるようになると、
仕事がスムーズにできる
ストレスを減らせる
仕事が楽しくなる
ことを知っていますか?
私が放課後等デイサービス(放デイ)で働きはじめたときは、保護者対応があまりうまくできなくて、
などと、悩んだりストレスを溜めたりしていました。
保護者対応がイヤで「放課後等デイサービスをやめたい」と考える人もいます。
保護者対応がうまくできずにいつも悩んでいた私ですが、今回紹介する、
保護者対応で意識すること
保護者対応が上手くなる方法
を実践するようになってから、スムーズに、そして、自信をもって保護者対応ができるようになって、
「いつも来てください。」
「相談してよかった。」
「ありがとうございます。」
などと、保護者から毎日感謝されるようになりました。
さらに、
同僚A
「どうやったら保護者と上手くコミュニケーションがとれるの?」
と同僚のスタッフからも相談されるようになって仕事が楽しくなりました。
そこで今回は、放課後等デイサービスの保護者対応で意識すべきポイントと上手くなる方法について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスで働くときに重要な「保護者対応」がスムーズにできるようになる
さらに、「意識すべきポイント」と「上手くなる方法」を知ることで、保護者対応で、
- 悩まない
- 緊張しない
- ストレスを溜めない
ようにすることができるようになります。そして、あなたは職場でも頼りになる必要な存在になれます。
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目次
放課後等デイサービスの仕事で保護者対応はたいせつ
放課後等デイサービス(放デイ)で働くなら、利用する子どもたちのことだけを考えるのでなく、子どもを預けてくれる保護者のこともしっかりと考えなければいけません。そして、保護者対応は放デイで働くならしっかりとできるようになる必要があります。
保護者対応でたいせつにしなければいけないことは、保護者の悩みを聞いてアドバイスをすることです。子どもの様子を伝えることで、
「子どものことを任せられる。」
と保護者が思えるようにすることで、安心して「子どもと離れられる時間」を保護者が作れるようになります。そして、日々、追われる育児から解放されて、ストレスを発散できるようにサポートしてあげることがたいせつです。
保護者対応をしっかりとすることで、保護者は子どもを安心して放課後等デイサービスに預けてくれるようになったり継続的に子どもを預けてくれたりするきっかけになります。
これが、放課後等デイサービスで働くなら知っておくべき「保護者対応のたいせつさ」です。つぎの項目では、保護者対応で意識すべき3つのことについて紹介します。
放課後等デイサービスで保護者対応をするときに意識する3つのこと
放課後等デイサービスで保護者対応をするときに意識する3つのことがこちらです。
保護者対応で意識すること
子どもの様子を伝える
放課後等デイサービスで働いているときに、保護者対応で意識しなければいけないことが「子どもの様子」をしっかりと伝えることです。
保護者対応では、保護者が自分の子どものことを、
- 知ってくれている
- よくわかってくれている
- 安心して預けられる
と思ってもらう必要があります。そのためには、保護者に会って話をする機会があるたびに子どもの様子をしっかりと伝えてあげるように意識する必要があります。
子どもの様子をしっかりと見て、
こんないいところがあった
○○ができるようになった
友達となかよく遊べるようになった
などと、保護者が喜んでくれるような子どもの変化をいつも伝えられるようにしましょう。
これも放デイで働くなら大事
放課後等デイサービスでは、たくさんの子どもの対応をしたり送迎で外に出たりして子どもの様子がわからないときもあります。そのようなときは「スタッフに聞く」ことが大事です。
とくに、送迎で保護者と会うことがわかっている子どもの場合は、どんな様子だったかスタッフに聞いたり、1日の中で送迎予定の子どもと関われる時間を多く取ったりするためにも、事前にスタッフと連携を取りながら働くようにしましょう。
悩みを把握する
放課後等デイサービスで働いているときに、保護者対応で意識しなければいけないことが保護者の悩みを把握することです。
保護者に信頼してもらうためには「子どものことをよくわかってくれている」と思われるだけではなく、
保護者A
「私の悩みをしっかりとわかってくれている。」
と思ってもらうこともたいせつです。
保護者の悩みを把握するためにも、はじめに保護者と面談したときの内容やアセスメントシートなどはしっかりとチェックしましょう。
ほかにも、スタッフ同士で情報を共有している内容を忘れずに覚えておくこともたいせつです。さらに、送迎で保護者対応をしたときに相談された内容をしっかりと覚えておくことも大事です。そして、定期的に保護者の「悩み」を聞いてあげたり、悩んでいた悩みが解決するきっかけ(子どもの成長など)があればしっかりと伝えたりすることも忘れないようにしましょう。
聞くことを優先にする
放課後等デイサービスで働いているときに、保護者対応で意識しなければいけないことが保護者の話を聞くことを優先にすることです。
保護者に信頼してもらうためには、保護者が悩んでいることや困っていることをしっかりと聞いてあげることがたいせつです。
どうしても、保護者対応をするときは限られた時間の中で、
- 伝えなければいけないこと
- 放デイで実施する活動内容
- 営業活動(利用日数を増やす、イベントに参加してもらう)
などを「保護者に会えたこの時間を利用してしっかりと伝えよう」と思って話してしまいがちですが、その気持ちをグッと我慢して、保護者の悩みや困っていることを聞く時間を毎回つくることを優先にしましょう。
これ大事
放課後等デイサービスに子どもを預ける保護者は、子どものことで悩んでも、
- 誰にも相談できない
- 悩みの解決方法がわからなくてあきらめる
- 自分だけでなんとかしようとする
保護者がたくさんいます。このことを理解して、ちょっとでも、
安心できる
ほっとできる
悩みを相談できる
聞けばアドバイスをもらえる
と思ってもらえるように、保護者の話を聞くことを優先にしましょう。。
以上が、放課後等デイサービスで保護者対応をするときに意識することです。つぎの項目では、誰にも頼らずにこっそりと自分の力だけで保護者対応がうまくなる方法について紹介します。
保護者対応がうまくなる3つの方法【放デイ専用】
放課後等デイサービスで働くときに保護者対応がうまくなる3つの方法がこちらです。
保護者対応がうまくなる方法
本を読んで知識をふやす
放課後等デイサービスで働くときに保護者対応がうまくなるためには、保護者から質問されたり悩みを相談されたりしたときに、的確にアドバイスをしたり子どもの発達段階で気になる点をわかりやすく障害の特性などと合わせて説明したりできるようになることです。
そうすることで、
「相談してよかった。」
「子どもを預けてよかった。」
「うちの子どもの障害についてたくさん知っているから頼りになる。」
と保護者から思われるようになって保護者対応がスムーズにできるようになります。さらに、発達障害の子どもについての知識や子どもの対応方法がわかれば、自信をもって放課後等デイサービスで働けるようになります。
放課後等デイサービスのことや発達障害の子どもについての知識を増やすためのオススメ方法が「本を読む」ことです。本を読むだけなら、あなた1人だけでまわりに気づかれることなく知識をふやせて、そして、保護者からも、同僚からも、上司からも、頼られる存在になれます。
参考
私が放課後等デイサービスで働くときに「読んで良かった」と思った本を3つ紹介した記事がこちらです。気になる方は見てください。
活動プログラムの引き出しをふやす
放課後等デイサービスで働くときに保護者対応がうまくなるためには、活動プログラムの引き出しを増やすことがたいせつです。
放デイで子どもたちに実施する活動プログラム(療育プログラム)は、子どもの実態を理解したり「子どもが成長するためにはどうしたらいいのか」を考えたりしながらプログラム活動を行います。そのため、活動プログラムの内容を多く知っているだけで子どもに対しての知識がふえます。
活動プログラムの引き出しがふえれば、保護者対応で「悩み」を相談されたときに、活動プログラムから得た知識をつかってアドバイスをしたり、実施した活動プログラムでの「子どもの様子」を伝えたりすることができるようになります。さらに、実施したプログラムが、
- 何を目的に実施したのか
- 子どものどんな力を伸ばしたかったのか
などを保護者にスラスラと伝えられるようになるので保護者対応がスムーズにできるようになります。
参考
私が放課後等デイサービスに勤務しているときに実践していた活動プログラムを紹介した記事がこちらです。すべてのプログラムで失敗談も合わせて紹介しているので役に立つと思います。気になる方は見てください。
学習支援の技術を高める
放課後等デイサービスで働くときに保護者対応がうまくなるためには、子どもたちへの学習支援の技術を高めることがたいせつです。
子どもの勉強でなやむ保護者はたくさんいます。そのため、学習支援の方法をたくさん知っているだけで、保護者からは信頼されて頼られる存在になります。
ちょっとした学習支援の方法を保護者対応のときに毎回アドバイスするだけでも、保護者からとっても感謝されて信頼されるようになります。
参考
放課後等デイサービスの子どもに学習支援をするときに気をつけなければいけないことを知っていますか?放課後等デイサービスの子どもに合った学習支援をするために意識しなければいけない注意点について知っているだけでも、学習支援の技術を高めることができます。気になる方はこちらの記事を見てください。
放課後等デイサービスで保護者対応が難しくなるきっかけ
放課後等デイサービスで働いているときに保護者対応が難しくなるきっかけがこちらです。
難しくなるきっかけ
- 保護者が不満を持つ
- 子どもに信頼されず保護者に悪影響が出る
保護者が不満を持つ
保護者対応が難しくなるきっかけとして保護者が不満を持つことで保護者対応が難しくなることがよくあります。
例えば、
- うちの子のことを理解しようとしてくれない!
- よくわかっていない!
- 本当に見ているのかな?
- 知識があるのかな?
などとちょっとでも不満を持たれてしまうと保護者対応をするときに、
「この先生は頼りない。」
と決めつけられて、
会話をしてくれない
話を聞いてくれない
無愛想な対応をされる
などで困ってしまうこともあります。
私の実体験として、送迎のときにスタッフAとは5分以上話をして、スタッフBとは子どもを迎えに来るだけで話をしない保護者がいました。保護者がスタッフによって対応を変えることにスタッフBは保護者対応についてとっても悩んでいました。
子どもに信頼されず保護者に悪影響が出る
保護者対応が難しくなるきっかけとして子どもに信頼されず保護者に悪影響が出ることがあります。
「○○先生はイヤだ!キライ!」
などと自宅で子どもが言った場合、保護者は、
「うちの子には○○先生は合わない。」
などと決めつけられて、保護者が「あまり関わらないで欲しい。」と思うようになって、保護者が話を聞いてくれなくなったり避けられたりすることで保護者対応が不十分になって保護者対応が難しくなることがあります。
そうならないためにも、子どもとの信頼関係を築けるように日頃から子どもとコミュニケーションを取ることも保護者対応がスムーズにできるようになるポイントです。
まとめ:保護者対応で意識すべきポイントと上手くなる方法を知ることで、放課後等デイサービスで働くときに困らなくなる
今回は、放課後等デイサービスで働くなら意識すべき保護者対応のポイントと上手くなる方法について紹介しました。
放課後等デイサービスで働くなら、保護者対応のたいせつさを理解しなければいけません。そして、保護者対応に困らないようにするためにも意識しなければいけないことがこちらです。
保護者対応で意識すること
この3つを放課後等デイサービスで保護者対応をするときには意識する必要があります。
そして、放課後等デイサービスの保護者対応がうまくなるためには、
保護者対応がうまくなる方法
この3つの方法を実践することで、放課後等デイサービスで働くときに重要な「保護者対応」がスムーズにできるようになります。
そして、仕事のストレスを減らすことができます。さらに、放課後等デイサービスで頼れる存在になれます。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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