うちの子はADHDです。
ADHD傾向です。
- サッカーを習わせたいけれど何か気をつけることってあるのかな…。
- そもそもADHDの子どもにサッカーは合っているのか不安…。
- ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールが知りたい…。
今回は、このような悩みを解決します。
さっそくADHDの子どもにサッカーをさせるなら「知っておくこと7選」について知りたい方はこちら。
すでに「子どもにサッカーをさせる!」と決めているあなたは、こちらの項目だけでも見れば失敗がなくなります。
見なきゃ損!
ADHDの子どもにサッカーをさせるときは、
子どもが「サッカーをしたい」と言うから
子どもにサッカーをさせたいから
人気のスポーツだから
という気持ちでサッカーをさせると後悔する可能性があります。
「そうなの?!」
たいせつなことは「子どもがサッカーを楽しく続けられるか」を考えることです。そこで今回は、ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくべきこと7選について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- ADHDの子どもがサッカーを始めたときの失敗や後悔、そして、トラブルを回避できる
- 安心して子どもにサッカーを習わせることができる
さらに、サッカーに夢中になって楽しむ子どもの姿を見ることで、いつも悩んでいたあなたの気持ちもスーッと軽くなります。
簡単な自己紹介
サッカー経験者(小・中・高としていたので経験年数10年以上)
サッカースクールでの指導実績が2年以上(対象3歳~12歳)
その他にも小学校・中学校のサッカー部でボランティアとしての指導経験あり
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 元障害児通所支援事業所勤務(放課後等デイサービスで、未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のためにADHDの診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
それでは、ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくべきこと「7選」について紹介します。
知っていますか?
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールを知っていますか?気になる方はこちらの記事を見てください。
目次
ADHDの子どもにサッカーが合っている理由
はじめに、ADHDの子どもには団体競技よりも個人競技の方が合っています。
「え?!」
しかし、「どうしても団体競技を習わせたい」と考えて子どもに団体球技を習わせる保護者はたくさんいます。そして、ADHDの子どもに団体競技を習わせるなら「サッカー」がおすすめです。
「やっぱり個人競技の方が、うちの子にはいいかも…。」
と考える方はこちらの記事を見てください。
サッカーが合っている理由
- 常に動き続ける
- 仲間にサポートしてもらえる
- 個人練習もしっかりとできる
サッカーは試合中ずっと動かなければいけないので、落ち着きなく動きまわるADHDの子どもに合っています。そして、サッカーは動き続けられる子どもの方が活躍できるスポーツです。また、サッカーの試合は少人数ではないので、試合中はまわりがサポートしてくれるので安心です。※ジュニアサッカーなら8人制です。
ADHDの子どもはちょっとしたミスや失敗をするだけでもイヤがって感情的になって怒ることや暴れることがあります。
「はい…。」
そんなADHDの子どもがサッカーを始めれば、感情的にカッとなってもすぐに気持ちを落ち着けられるようになります。なぜなら、サッカーは常に動き回るので、 失敗してもすぐに気持ちを切りかえて動かなければいけないスポーツだからです。そのため、感情的にカッとなったとしても怒ったり自分勝手に行動したりする時間を減らすことができるようになります。
さらに、まわりからもサポートしてもらえるので、子どもが気持ちの切りかえをスムーズにできるようになります。そして、サッカーを習うことで子どもが感情的になることなく失敗しても気持ちを切りかえて行動することができるようになります。
ADHDの子どもの良さは好きなことに対しては誰よりも夢中になって努力できることです。
サッカーはみんなといっしょにする練習だけではなく個人練習(自主練習)も重要なスポーツです。好きなことに夢中になって努力できる ADHDの子どもがサッカーを好きになれば、子どもは毎日のように練習をします。そして、どんどんサッカーの技術が上達するので気づけば学年で1番、チームで1番サッカーが上手になる子も多くいます。
これがADHDの子どもにサッカーが合っている理由です。
※ADHDの特性についてもっと知りたい方はこちら→NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター
つぎの項目では、ADHDの子どもにサッカーをさせる「メリット」と「デメリット」について紹介します。ADHDの子どもにサッカーが合っている理由を知って、さっそくおすすめのサッカースクールについて知りたい方はこちら。
ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくこと7選
ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくこと「7選」がこちらです。
知っておくこと7選
1つずつ説明します。
ADHDの子どもにサッカーをさせる「5つのメリット」と「2つのデメリット」
ADHDの子どもにサッカーをさせる「メリット」と「デメリット」がこちらです。
5つのメリット
- コミュニケーション能力が身につく
- ルールを守れるようになる
- 礼儀を学べる
- 大人までできるスポーツ
- 人気スポーツの特権がある
2つのデメリット
- 習い始めに注意が必要
- 洗濯物がふえる
5つのメリット
ADHDの子どもにサッカーをさせるメリットは5つです。
5つのメリット
- コミュニケーション能力が身につく
- ルールを守れるようになる
- 礼儀を学べる
- 大人までできるスポーツ
- 人気スポーツの特権がある
コミュニケーション能力が身につく
サッカーは団体競技です。そのため、サッカーは子どものコミュニケーション能力を育てることができます。
- ボールを要求するとき
- 仲間の動きに指示を出すとき
- チームメイトをほめるとき
- 練習や試合の準備をするとき
- 練習や試合までの空き時間をいっしょに過ごすとき
- etc.
上記のように、サッカーでは色々な場面で子どもが他の子とコミュニケーションを取らなければいけないので子どものコミュニケーション能力が上達します。そして、声かけの方法も、
- 監督
- コーチ
- チームメイト
などが教えてくれるので、自然とコミュニケーションをうまく取るための声かけができるようになります。
サッカーを習えば、サッカーを通して友達もふえるので、練習や試合中、休憩中なども楽しく友達とコミュニケーションが取れるようになります。
ルールを守れるようになる
サッカーの試合中は審判が絶対です。ファウルをしたりルールを守らなかったりすれば注意されます。これは日頃の練習からも意識するように指導されることです。
そのため、
ルールを守らなければダメ
相手に手を出したらダメ
ケンカをしたらダメ
ということを子どもはサッカーを通して学ぶことができます。これは私生活でも役立ちます。
子どもが衝動的にカッとなった場面でも「イヤなことがあっても相手を怒ったり、暴力をふるったり、ルールを守らずに好き勝手に行動したりすることはダメ」ということを子どもが意識できるきっかけになります。
礼儀を学べる
サッカーは試合前に必ずあいさつをします。そして、あいさつで終わります。
練習や試合中もファウル(わざとではなくても危険な行為やルール違反)をすれば、相手に対してすぐに謝らなければいけません。
相手チームの選手がケガをしていることがわかったら、自分のチームがチャンスだとしてもボールをコートの外へ出して試合を中断します。反対に、相手チームに試合を中断してもらって味方のケガの治療の時間をもらった場合は、試合を再開すると相手チームにボールを返します。
このように、
- あいさつ
- 相手を尊重する気持ち
など、子どもにとってたいせつな「礼儀」についてサッカーを通して子どもは学ぶことができるようになります。
大人までできるスポーツ
サッカーは大人になってもできるスポーツです。そのため、せっかく好きになった習い事が中学生や高校生になったときに、
「サッカー部がない…。」
「どこかサッカーが習えるところを子どものために探さなきゃ!」
と困ることがサッカーの場合はほとんどありません。そして、大人になってからはストレスを発散するための娯楽としてもサッカーはできるので、子どもが自立したときに友達を誘ってみんなと楽しくサッカーをしてストレスを発散することができるようになります。
人気スポーツの特権がある
サッカーは人気のスポーツです。そして、ほとんどの人がサッカーを知っています。
サッカーが上手になれば、まわりから「すごい!」と言われる機会がふえます。そのため、子どもは自分に自信を持つことができるきっかけになります。
サッカーは学校でもする機会があります。(特に冬の体育)
子どもは授業中にサッカーをすることで活躍できるようになるので、
「学校がたのしい♪」
「サッカーを授業でできるなんて最高!」
と思えるようになるので学校生活が充実したものになります。
また、あなたにとっても子どもが人気スポーツのサッカーを得意になれば、
「○○ちゃんはサッカーが上手ですごいわね。」
「いつからサッカーを習わせているの?」
「うちの子も○○ちゃんのように、サッカーが上手な自慢の子になってほしいわ。」
などとママ友から声をかけられたときに、「早くからサッカーを習わせ始めてよかった」と思えるはずです。
以上が、ADHDの子どもにサッカーをさせる5つのメリットです。
5つのメリットを知って「サッカーを子どもに習わせたい」と思ったのであれば失敗しないためにもこちらを見てください。
2つのデメリット
ADHDの子どもにサッカーをさせるときのデメリット(注意点)は2つです。
2つのデメリット
- 習い始めに注意が必要
- 洗濯物がふえる
習い始めに注意が必要
ADHDの子どもは初めてのことをイヤがってやろうとしないことがよくあります。そして、まわりとコミュニケーションを取りながら相手に合わせて行動することも苦手です。
「はい…。」
そのため、子どもにサッカーを初めて習わせる。または、体験させるときには、子どもがイヤがったり苦手意識を持ったりしないように注意しましょう。
初めての練習を子どもが楽しく終わることができれば子どもはサッカーを好きになって夢中で続けられるようになります。
「私はどうやってサポートすればいいの?」
子どもがサッカーを好きになったり楽しく体験に参加したりできるようにするためには、子ども対応が上手なサッカースクールを選んで子どもを連れていくだけでOKです。
「それだけでいいのね♪けど、どんなサッカースクールを選べばいいの?」
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールの選び方について知りたい方はこちらをクリックすればすぐに見ることができます。
洗濯物がふえる
子どもにサッカーを習わせると、どうしても洗濯物がふえます。
「今日はそんなに汗をかいていないから洗濯はいいかな。」
ということができません。
服、ズボン、くつ下は、必ず汚れます。
そして、冬になると洗濯物の量はさらに増えます。雨などの日は全身の服がドロドロになります。
「…。」
しかし、運動系の習い事をさせるならば、どのスポーツも同じです。
それに、
「自分で洗濯するように!」
「水で洗ってドロを落とすだけでもするように!」
と子どもに声かけをしてくれる指導者もいます。そして、ママが注意をするよりも子どもはサッカースクールの監督やコーチの言うことを素直に聞くので、服の汚れを落としたり洗濯したりすることもできるようになって「子どもが自立するきっかけ」になります。
雨上がりのグラウンドでの練習のあと、いつものように片づけを済ませて顔を洗いに行こうとすると、1人の子どもが水道で自分の練習着をジャブジャブと洗っていました。
「どうしたの?」と聞くと、「雨は降ってなかったけど、ドロドロになったから…。」と子どもは言って靴下のドロを落としていました。
このときに私は、いつも雨が降っているときは全員に「泥を落とすように」と声かけをするのに、練習が始まったときには雨が止んで晴れていたこともあって練習後に子どもたちへ泥を落とすように伝えることを忘れて、「しまった!気づかなかった!」と、その子に勉強させられたことがありました。
このように、洗濯物はふえますがサッカーを通して、
- 洗濯のときにママがこまる
- 自分の持ち物は大切に使う
という意識を子どもに持たせるきっかけになります。
「へぇ~。そんなふうに、うちの子もなってほしいわ。」
そのためには、サッカースクールの選び方がたいせつです。子どもがサッカーを好きになって上手になるだけでなく、自立に向けていろいろなことを自分でできるようになるきっかけを作ってくれるサッカースクールを選ぶようにしましょう。ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールが知りたい方はこちらをクリックしてください。
サッカー指導の経験からわかったADHDの子どもにサッカーをさせるときの注意点
私は、自分自身がサッカーを引退(小学生から高校生まで)してから子どもにサッカーを教え始めて、300人以上の少年・少女にサッカーを教えてきました。※その中にはADHDの子どもやADHD傾向の子どもも含まれます。
また、仕事としてサッカーを子どもに指導した実績は2年以上あります。この経験から、サッカー指導をしてわかったADHDの子どもにサッカーをさせるときにあなたが気をつけなければいけないことは2つです。
気をつけること
- 事前に子どもの特徴を指導者に伝える
- 毎回の練習でよかったところを聞く
事前に子どもの特徴を指導者に伝える
ADHDの子どもにサッカーをさせるときは子どもの特徴や情報を事前に指導者(監督やコーチ)などに伝えることがたいせつです。
たとえば、
- 指示を理解することが苦手
- 注意されるとすぐに怒る
- 大勢の中では話を聞けない
- 失敗をイヤがる
- 集団行動が苦手
など、子どもの苦手なことやイヤがることを子どもの特徴としてしっかりと指導者に伝えましょう。
毎回の練習でよかったところを聞く
ADHDの子どもにサッカーをさせるときは、「毎回の練習でよかったところを聞く」ことがたいせつです。練習でよかったところを聞くことは、子どもがサッカーを好きになるきっかけの近道です。そのため、できるだけ子どもの様子をいつも聞くようにして、そして、教えてもらったことを子どもに伝えるようにしましょう。
「コーチが『ドリブルがうまくなった』って言っていたよ。」
「今日はいっぱいシュートをして点を取ったんだね。」
など、ちょっとしたことでも子どもに伝えられるようになるだけで、
「これからも頑張ろう!」
という気持ちに子どもはなります。それに、指導する側も、毎回、「子どもの良いところを見つけて伝えなきゃ!」と思うようになるので、他の子以上に指導やサポートをしてくれるようになります。
小学校教師をしてきたからこそわかるADHDの子どもがサッカーを習うことで変わる学校生活の様子
私は元小学校教師です。ここではADHDの子ども、またはADHD傾向の子どもがサッカーを習うことで学校生活にどのような変化があったのかを紹介します。
サッカーを習っている子は基本的に元気いっぱいです。そして、サッカースクールでチームプレーを経験していることもあって「みんなで」という気持ちを持って友達と接しようとする子どもが多くいた印象です。また、初めてのことや苦手なことでも「チャレンジしよう」とする子どもが多く、学校生活を自分から「楽しもう」「充実させよう」とする子どもが多かったです。
とくに体育のサッカーでは元気いっぱいに体を動かして、そして、活躍する場面を何度も見てきました。
さらに、サッカースクールの練習でいつもやっていることを学校でもすることがよくあって、まわりへの声かけや友達をほめることが自然とできていて、子どもたちみんなが楽しめるような雰囲気づくりをいつも作ってくれていました。(担任としても、サッカーをしている子どもは頼れる存在になるのでとっても助かっていました。)
保護者A
「子どもがいつも元気いっぱいで相手をすることが大変でこまっていましたが、サッカーのある日はいい感じで疲れてくれるので夜もすぐに寝てくれて助かります。」
保護者B
「家にいるといつもうるさいので『静かにしなさい』と注意しながら家事をしていましたが、子どもがサッカーを始めてからは子どもがサッカースクールへ行っているときにゆっくりと自分のペースで家事ができるようになってとても助かっています。それとストレスが溜まらなくなって子どもに優しくなれた気がします。」
保護者 C
「子どもがサッカーを始めてからは、サッカーばかりやって勉強が少し心配になりましたが、子どもが好きなことを見つけて明るくなったことは大きな安心です。」
などと家庭訪問や個人面談のときに保護者が穏やかな顔でニコニコと話してくれていたことを今でも覚えています。
他競技(「野球」「バスケ」「ラグビー」)と比較してADHDの子どもにはサッカーがおすすめの理由
サッカーを他競技と比較して、なぜ、サッカーがADHDの子どもに合っていておすすめできるのかを説明します。
- 野球
- バスケットボール
- ラグビー
1つずつ説明します。
「サッカー」と「野球」を比較
野球はサッカーと並んで人気のスポーツです。野球の場合は「攻撃」と「守備」がハッキリ分かれているので、
攻撃は自分の出番がくるまで
守備はボールが飛んでくるまで
待たなければいけません。
待つことが苦手なADHDの子どもにはこの「待つ」ということが苦手でむずかしいです。そして、そのような場面でADHDの子どもは落ち着きなく動いたり友達に注意されたりしてトラブルが起きます。
「想像がつくわ…。」
しかし、野球とはちがってサッカーの場合は攻守が何度も入れ変わって動き続けなければいけないスポーツです。そして、サッカーは動き続けられる子どものほうが活躍できるスポーツです。これはADHDの子どもにとって大きなメリットで重要なポイントです。このことからも、ADHDの子どもには野球よりもサッカーの方が合っています。
「サッカー」と「バスケットボール」を比較
バスケットボールも団体競技として人気のスポーツですが、サッカーとは違ってバスケットボールは試合に参加できる人数が少ないところが特徴です。
バスケットボールの基本人数は5人1チームのスポーツです。しかし、練習の場合は5人以下の場合もあります。そのため、まわりにサポートしてもらえることが少なく、そして、試合のコートもサッカーよりも小さいため、1つのミスが失点(失敗)にすぐつながってしまいます。これは、ミスや失敗をイヤがるADHDの子どもにとってはイヤな気持ちになる場面が多く、仲間に注意されたり失敗をせめられたりすることが増えてトラブルに発展する可能性があります。
また、個人練習もバスケットボールの場合は、
バスケットボール用のゴールがある場所
平らな地面
など、サッカーとは違って場所を選ぶので1人で練習することもあまりできずに、「好きなことには誰よりも夢中になれる」というADHDの子どもの良さを自主練習で活かすことができません。そのため、ADHDの子どもにはバスケットボールよりもサッカーの方が合っています
「サッカー」と「ラグビー」を比較
ラグビーは少しずつ人気になってきた団体競技のスポーツです。ラグビーはサッカーよりもルールが複雑です。
さらに、試合や練習中はボールを追いかけながら相手とぶつかることがサッカー以上に多くあるので、ちょっとのことで興奮するADHDの子どもは感情的にカッとなってしまうことが増えて、そして、まわりが見えなくなるぐらい興奮してしまうと落ち着かせることに苦労したりまわりの注意が聞こえなくなったりして、あとでトラブルになってしまう可能性があります。
そして、ラグビーは相手を必要とするスポーツなので、自主練習がサッカーよりもやりにくいです。そのため、ADHDの子どもにはラグビーよりもサッカーの方が合っています。
比較した内容にちょっとでも納得できたならば、サッカースクールの体験を申し込むことをおすすめします。ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールについて知りたい方はこちらを見てください。
ADHDの子どもにサッカーを習わせるときに「迷惑をかけないか」心配になったときの対応
ADHDの子どもに「習い事をさせよう」と考えたときに、子どもが迷惑をかけないか心配になって習い事を始めたくても始められないと悩むママがいます。
「はい…。」
特にサッカーのような集団競技だと個人競技とはちがって、教えてくれる監督やコーチだけではなく、まわりの友達にも迷惑をかけないか心配になって始められないと悩むママもいます。
「はい…。」
そのようなときに意識しなければいけないことが、ADHDの子どもにサッカーをさせるときは「迷惑をかける」と思って子どもにサッカーをさせることです。そのほうが、子どもにとってもあなたにとっても気持ちが楽になります。
ADHDの子どもは、
初めてのこと
「できない」と思うこと
苦手意識があること
はイヤがってやろうとしないことがよくあります。
また、相手のことを考えることも苦手なので友達とトラブルになることや、集中が続かずに自分が気になることに興味が向いて、監督やコーチの話を聞かずに注意されることもあります。しかし、サッカーを習い始めるときに苦手意識を持つ子どもはADHDの子どもだけではありません。
監督やコーチから教えてもらったことが理解できずに好き勝手に行動したり納得できずに怒ったり友達とトラブルになったりする場面は、ADHDの子ども以外でもよくあることです。そのため、子どもにサッカーをさせるときは、
- 子どもが迷惑をかけることがあるかもしれない
- 迷惑をかけるのはうちの子だけではない
と思うようにしましょう。
私が出会ったADHD傾向の子どもは、自分の好きなように行動したりみんなと同じ行動ができずにトラブルになったりすることがよくあったので、子どもに合った対応を考えながら時間をかけて教えていました。
練習中に納得ができないとコートから出て1人でボールを蹴って遊んだり勝手な行動をしたりする子どももいました。そのときは、子どもに声かけをしながら、子どもに自分のペースでみんなの中(コートの中)へ戻れるように話をしてサポートすることもありました。
ポイント
迷惑をかけるか心配になって子どもにサッカーを習わせることができずに何も行動しないよりも、
子どもにサッカーをさせて、
子どもの、
できることが増える
好きなことが見つかる
得意が見つかる
きっかけを作ってあげるほうが価値ある行動だということを忘れないようにしましょう。
参考
それでも子どもが迷惑をかけないか心配で、もっと詳しく対応方法について知りたい方はこちらの記事が参考になります。
【ADHDの子ども専用】サッカースクールを選ぶときに重要な4つの条件
ADHDの子どもに「サッカーを習わせたい」と思ってサッカースクールを選ぶときには気を付けなければいけない条件があります。
- 【条件1】指導スタイルが厳しくない
- 【条件2】同年代の子どもが多い
- 【条件3】指導者の数は3人以上が理想(最低2人)
- 【条件4】指導者と話ができる
この4つの条件を意識しながら、子どものサッカースクールを選ぶようにしましょう。そうすることで失敗や後悔をさけられるようになります。
【条件1】指導スタイルが厳しくない
ADHDの子どもは厳しく指導されるよりも褒められるほうが子どもはやる気になって頑張ることができます。そして、褒められることで技術も上達します。
厳しく指導して技術の向上や忍耐力を子どもに身につけさせるようとするサッカーチームもありますが、ADHDの子どもにはあっていません。そして、おすすめしません。
また、ADHDの子どもはいろいろなことに興味を持ちやすく集中が切れやすいので、集団の中での指導をしっかりと聞くことができずに内容を理解できない場面がよくあります。そのため、注意されても「注意された理由」がわからずに、
「怒られた…。」
ということだけが子どもの中に残ってしまってサッカーをキライになってしまう可能性があります。そうならないためにも、指導スタイルが厳しくなく、練習中はいっぱい褒めてくれて子どものやる気を引き出してくれるようなサッカースクールを選ぶようにしましょう。
【条件2】同年代の子どもが多い
ADHDの子どもにサッカーを習わせるときは、同年代の子どもが多いサッカースクールを選ぶようにしましょう。
特に子どもよりも年上が多いチームでは、ADHDの子どもの「自由にしたい」という行動がトラブルにつながることもあるので注意が必要です。
何かトラブルになったときは子どもたちだけで解決しなければいけない場面もよくあるので同年代なら解決できるようなことでも、年上から高圧的に言われて、子どもが感情的になって怒ることでさらにトラブルに発展したりサッカーをキライになるきっかけになったりしてしまう可能性があるので注意しましょう。
そうならないためにも、できるだけ同年代のチームメイトが多いサッカースクールを選ぶようにしましょう。
ADHDの子どもにおすすめで人気のサッカースクールについて知りたい方はこちら。
【条件3】指導者の数は3人以上が理想(最低2人)
サッカーは練習場所も広いため、子どもたちへの指示も入りにくいので人数の多いチームにはサポートコーチなどの指導者が必要になります。さらにADHDの子どもは感情的になって怒り出したり全体での指示が理解できずにトラブルになったりすることもあるので、すぐにサポートへ入れるように指導者は多いほうが安心です。
ADHDの子ども以外でも練習中に何かトラブルが起きれば指導者はすぐにサポートへ入る必要があります。そして、何かのトラブルで1人の子どもに対して1人の指導者がサポートに入ってしまうと、他の子どもの練習は他の指導者がまとめて教えなければいけなくなります。
このようなときに指導者の数が少ないサッカースクールの場合は、何かトラブルが起きたときにうまく全体への指示ができなかったり、トラブルを起こした子どもがいてもクールダウンという形で「子どもをそのままにする」という判断をしなければいけなくなったりしてしまいます。
「なるほど…。」
そうならないためにも、指導者の数に余裕があるサッカースクールを選ぶことで、子どもに何かあったときはしっかりとサポートしてもらえるようになるので安心して子どもを任せることができるようになります。
【条件4】指導者と話ができる
ADHDの子どもについてしっかりと指導者に理解してもらうことは、子どもがサッカーを楽しめるようになるために必要なことです。そして、そのためには「指導者と話ができる時間がある」必要があります。
子どもの特徴をしっかりと伝えることで子どもは適切なサポートをしてもらえるようになるので、子どもが楽しくサッカーをすることができるようになります。また、練習の様子を伝えてもらえれば、あなたも子どものことを自宅で褒めることができるので、ますます子どもがサッカーを好きになって、そして、上手になります。
私が指導していたサッカースクールでは、1日のカリキュラムとして、
「幼児コース」
↓
「1~3年生コース」
↓
「4~6年生コース」
と順番に練習があったので、1つのコースが終われば、すぐに次のコースが始まっていました。そのため、4~6年生コース以外の保護者とはあまり話ができなかったので、
と思っていました。
以上が、ADHDの子どもにサッカースクールを選ぶときには気を付けなければいけない4つの条件です。この「4つの条件」を意識することで、ADHDの子どもが楽しくサッカーを習うことができて、あなたも安心して子どもをサッカースクールに通わせることができるようになります。
「なるほど。子どもにサッカーを習わせるときに気をつけなければいけないことがよくわかったわ。」
「それで、ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールってあるの?」
つぎの項目では、ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールを紹介します。無料体験もできるので、ここまで読んだのならば体験を受けたほうが後悔しないかと思います。
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクール
ADHDの子どもに合っているサッカースクールの選び方はわかったけれど、
「結局、どこのサッカースクールがいいの?」
「自分で探さなきゃいけないの?」
と考えるあなたにおすすめのサッカースクールを紹介します。
ADHDの子どもに合ったおすすめのサッカースクールは「『リベルタ』サッカースクール」です。なぜなら、「リベルタ」は、上記で紹介した条件をすべてクリアしているからです。そのため、悩むなら後悔しないためにも無料体験を受けたほうがいいかと思います。
「『リベルタ』サッカースクール」公式サイトがこちらです。
おすすめ理由
- 「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」の指導方針(「条件1」クリア)
- 全国約1,500箇所、約20,000人が利用(「条件2」クリア)
- 定期的な指導研修を受講した指導者(「条件3」クリア)
- 指導者に相談可能(「条件4」クリア)
「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」の指導方針(「条件1」クリア)
リベルタサッカースクールの指導方針は「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」です。
指導スタイルがきびしくなく、子どもへの「声かけ」も技術のことだけではなく、「ドリブル」「パス」「シュート」といったちょっとしたことでも、子どもが上手にできたことを見つけていつも大きな声でほめてくれます。子どもが楽しみながら意欲的にサッカーへ取り組むことができます。
全国約1,500箇所、約20,000人が利用(「条件2」クリア)
リベルタサッカースクールは、全国約1,500箇所、約20,000人の子どもが通うサッカースクールです。
人気のスクールなので利用者が多く、同年代の子どもがたくさんいる環境でサッカーができます。そのため、子どもがすぐに友達と仲良くなれるようになるので友達関係を心配することなく安心して任せることができます。また、全国にたくさんの教室があることは、
- 子どもが楽しめる教室
- 親が安心して預けられる教室
という証拠です。
定期的な指導研修を受講した指導者(「条件3」クリア)
一般的なサッカースクールでは、アルバイトやボランティアのコーチが多く在籍していますが、リベルタサッカースクールは、「安全」「教育」「指導」の厳しい研修を定期的に受けている子どもへの指導に対して責任を持った正社員の指導者ばかりです。
指導者に相談可能(「条件4」クリア)
リベルタサッカースクールでは、子どもが練習をしているときだけではなくメールや電話で相談することができます。
ちょっとした子どもの悩みや疑問について、直接、話が聞けなかったり聞きにくかったりしたときでも、気軽に相談することができるので子どもの様子について心配になったときはサッと聞くことができます。
「なるほど。そんなに条件をクリアしているなら、うちの子でも安心ね♪」
ほかにもおすすめポイントが「リベルタサッカースクール」にはあります。
「まだあるの?!」
おすすめポイント
- 関わっている選手がすごい
- 保護者に負担がない
- サッカー以外の経験もさせられる
- 「子どもに通わせたいスポーツスクールNo.1」に選ばれている
リベルタサッカースクールでは、元サッカー日本代表の城彰二選手がアドバイザーとして関わっています。元日本代表の選手が関わっていることも利用者が2万人を超える人気のサッカースクールである理由かもしれません。
ほかにも、サッカースクールによっては、
お茶くみ当番
祝勝会の準備
などを保護者がやらなければいけないサッカースクールもありますが、リベルタサッカースクールでは、そのような保護者の負担となるようなことが一切ありません。
なぜなら、保護者が飲み物を用意したり、子どもの汗を拭くための冷たいタオルを用意したりしなければいけなくて、せっかく子どもを任せて自由にできるはずの時間に、子どもと同じように汗をかきながら準備をする保護者を私は見てきたからです。
このような負担がないことは「とっても助かる」はずです。また、ママ友との関係も意識しなくていいので、気軽に子どもを任せられるようになります。
「それは嬉しいかも!」
さらに、リベルタサッカースクールではいろいろな体験活動を実施しています。サッカーの試合(大会)や合宿だけではなく「1日体験活動」が年間を通して充実しています。
※1日体験の内容は、地域、季節によって異なります。
主な体験活動
- 自然体験
- 職業体験
- 見学体験
- スポーツ体験活動
- 国際交流体験
など、サッカー以外の体験もたくさん経験させてもらえるので、サッカーが無い日や休日に、
「どこかへ連れて行かなければいけない…。」
と悩む必要がなくなります。
「たすかるわ。」
さいごに、リベルタサッカースクールは「日本マーケティングリサーチ」調べで、「子どもに通わせたいスポーツスクールNo.1」に選ばれています。
以上のように、リベルタサッカースクールは、ADHDの子どもに合っている条件を満たしているだけではなく、それ以外にも子どもに習わせるメリットがたくさんあるサッカースクールなので、どこのサッカースクールがいいのか悩んでいるあなたは、ぜひ、利用を考えてみてください。
失敗しないように!
条件を満たしているからといって、すぐに入会することはおすすめしません。
「?」
なぜなら、ADHDの子どもに合っていてもあなたの子どもに合っているかどうかはわからないからです。そのため、すぐに入会するのではなく、まずは体験を受けてみて子どもに合っているかどうかを判断することで失敗を避けられるはずです。
「『リベルタ』サッカースクール」は無料体験ができます。無料体験なら損することもなく子どもに合っているかどうかを判断できるので、まずは体験を受けて、
- 子どもが楽しめているか
- 「子どもに習わせたい」と思えるか
- 子どもに合っているサッカースクールか
を判断して入会を決めたほうがいいかと思います。そして、ここまで読んだのであれば何もしないで後悔しないためにも今すぐ無料体験を申し込みましょう。何度も言いますがたいせつなことは行動しながら考えることです。
リベルタサッカースクールを、ほかのサッカースクールと比較して考えたい方はこちらの記事が参考になります。
-
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクール「3選」。元指導者が解説。
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まとめ:サッカーをさせるなら知っておくこと「7選」を意識することで、ADHDの子どもがこれからサッカーを始めたときの失敗や後悔、そして、トラブルを回避して、安心して子どもにサッカーを習わせることができるようになる
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今回の記事では、ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくこと7選について紹介しました。
まず、ADHDの子どもにサッカーさせるならADHDの子どもにサッカーが合っている理由について知ることがたいせつです。
ADHDの子どもに団体競技の中でサッカーが合っている理由がこちらです。
サッカーが合っている理由
- 常に動き続ける
- 仲間にサポートしてもらえる
- 個人練習もしっかりできる
そして、ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくこと7選がこちらです。
知っておくこと7選
この7つを意識することで、これから子どもがサッカーを始めたときの失敗や後悔、そして、トラブルを回避して、安心して子どもにサッカーを習わせることができるようになります。
さらに、サッカーに夢中になって楽しむ子どもの姿を見ることで、今まで困っていた悩みがパッとなくなり、日々のストレスがスーッと軽くなります。
最後に、私自身、「サッカーを続けてよかった」「経験してよかった」と今でも思っています。
そして、私の経験を通して、今回の記事で紹介した、ADHDの子どもにサッカーをさせるなら知っておくこと「7選」を意識することで、あなたの子どもは楽しくサッカーをすることができるようになります。
子どもがサッカーを習っているときは、ひさびさに自由な時間をゆっくりと過ごせるようになります。
さらに、
「○○ちゃんはサッカーが上手でうらやましいわ…。」
「うちの子もサッカーをさせればよかったわ…。」
「どうして私はあのときサッカーを子どもに習わせなかったのかしら…。」
とママ友から言われたときに、「早くからサッカーを習わせてよかった。」と思えるはずです。
子どもの練習や試合で頑張る姿を見ながら大きな声で応援すれば日頃のストレスも発散できます。
ぜひ、今回をきっかけに、子どもにサッカーを経験させてみてください。何度も言いますが、たいせつなことは行動しながら考えることです。
参考
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクールは「『リベルタ』サッカースクール」です。
おすすめポイント
- 「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」の指導方針(「条件1」クリア)
- 全国約1,500箇所、約20,000人が利用(「条件2」クリア)
- 定期的な指導研修を受講した指導者(「条件3」クリア)
- 指導者に相談可能(「条件4」クリア)
- 関わっている選手がすごい
- 保護者に負担がない
- サッカー以外の経験もさせられる
- 「子どもに通わせたいスポーツスクールNo.1」に選ばれている
たいせつなことは行動しながら考えることです。体験は無料です。損することはないので今すぐ無料体験を申し込みましょう。
リベルタサッカースクールを、ほかのサッカースクールと比較して考えたい方はこちら。
-
ADHDの子どもにおすすめのサッカースクール「3選」。元指導者が解説。
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