うちの子はADHDです。
ADHD傾向です。
- 運動音痴です…。
- もっと運動ができるようになってほしい…。
- 最近は運動することをイヤがってこまる…。
今回はこのような悩みを解決します。
子どもが運動することをイヤがったり運動会や体を動かす活動を楽しそうにしていなかったりして、
「どうしたらいいの…。」
「このままでいいのかしら…。」
と悩んで困ることってありますよね。
そこで今回は、運動音痴なADHDの子どもにやるべき3つの支援方法について紹介します。
さっそく知りたい方はこちら。
今回の記事を読むことで、
- 運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになります。
さらに、楽しそうに体を動かしたり友達と仲良く汗を流しながら体を動かしたりする子どもの姿を見ることで、今までのあなたの悩みやストレスがパッとなくなります。
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【悩み解決】ADHDの子どもの「育て方の悩み」をまとめて解決したい方はこちら。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 元障害児通所支援事業所勤務(放課後等デイサービスで、未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のためにADHDの診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
この経験を通して、たくさんの保護者に会いました。
運動が苦手な子どものことを考えて心配になる保護者
もっと運動神経が良くなってほしいと悩む保護者
楽しく体を動かして遊んで欲しいのにどうしたらいいのか困る保護者
そして、そのようなお母さんから、
「子どもの運動音痴が気になります。もっと運動ができるようになって欲しいです。最近は運動をすることもイヤがるようになって悩みが増えました。どうしたらいいですか?」
と相談を受けて、その子の個性や特徴を考えながらアドバイスをしてきました。
今回の支援方法は、運動音痴なADHDの子どもにはどうやって支援したらいいのか考えて、なやむお母さんにアドバイスして、すぐにつかえて効果のあった方法を紹介します。
知らないと今より苦労します!
大丈夫ですか?
子どもは授業でみんなについていけていますか?ちょっとでも心配なら後悔する前にこちらの記事を見たほうがいいかと思います。
目次
運動音痴なADHDの子どもに支援が必要になる場面
運動音痴なADHDの子どもに支援が必要になる場面がこちらです。
支援が必要になる場面
- 体を動かして運動することをイヤがる
- 体育の授業でみんなと同じようにできない
- 運動会やスポーツイベントへの参加をイヤがる
- 友達と比較して運動音痴なことに劣等感をもつ
- 運動を通して成功体験が得られずに自信を失う
- チームプレーの必要な運動で活躍したりうまく協力したりできずに孤立してしまう
- 自分の運動能力に対する自己評価が低くなって自信が持てなくなる
- 運動が苦手なことでイジメの対象になったり悪口やからかわれたりする
- 運動不足になりやすく基礎体力がまわりの友達よりも低い
- 新しい運動に対して自分から意欲的に挑戦することができない
- 運動をしないことでストレスの発散が上手くできない
- etc.
運動音痴なADHDの子どもにやるべき3つの支援方法
運動音痴なADHDの子どもにやるべき3つの支援方法がこちらです。
ムリやり運動をさせない
運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになるためには、子どもにムリやり運動をさせないことがたいせつです。
子どもが体を動かしたり運動したりすることが苦手な場合、子どもが運動することに対して苦手意識を持っていていることがよくあります。または、運動をしなければいけない場面で恥ずかしい思いをしたりイヤな思いをしたりすることで自己肯定感が下がってしまう可能性もあります。
そのため、まずは子どもがこれ以上運動をすることに対してイヤがらないようにするためにもムリやり運動はさせないようにしましょう。そして、ムリやり運動をさせることで子どもがイヤな思いをするだけではなく、体力的に疲れることをイヤだと思ったり、ケガをしてイヤな経験をしたりしてさらに運動をしなくならないように気をつけましょう。
運動がイヤにならないようにする
運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになるためには、子どもが運動をイヤにならないようにすることがたいせつです。
「体を動かして運動をしなければ運動音痴は治らないわ!」
と考える気持ちもわかります。しかし、運動がもともと苦手でイヤな場合、苦手なことを努力し続けることが苦手なのがADHDの子どもの特徴です。反対にADHDの子どもは自分の興味があることや好きなことは誰よりも夢中になって努力できることがADHDの子どもの良さです。
そのため、運動することを子どもがイヤがるのであれば、まずはイヤがらずに運動することができるような方向へ子どもを導いていくように支援することを意識しましょう。
子どもがイヤなはずの運動をちょっとでもしたり体を動かそうとした場面を見つけたりしたときはしっかりと褒めてあげるようにすることが大切です。
運動をすることで褒められたり認められたりする経験を通して、
「ちょっとやってみようかな。」
「頑張ってみよう。」
と子どもが思うようになって、運動することに対して興味を持つきっかけになります。
好きなことをするための補足として体を動かすことから始める
運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになるためには、好きなことをするための補足として体を動かすことから始めることがたいせつです。
ADHDの子どもは好きなことや興味をもっていることには夢中になれます。そのため、子どもが興味をもったり好きなことを見たり遊んだりするための延長線上に運動ができるタイミングを用意するようにして、子どもが自然と運動をしたり体を動かしたりできるようにしましょう。
運動するための基礎体力を身につけて、運動したときに子どもがドッと疲れないようにすることで、
「疲れるから運動したくない!」
と子どもが言って次から運動をすることに抵抗を持たないようにしましょう。
たとえば、
映画を見に行くことが好きな子どもに対しては映画館へ行くまでの道のりを歩いたりジョギングをしたりして行く。
好きなおもちゃを買いに行くときにおもちゃ屋さんへ行くまでの道のりを歩いたりジョギングをしたりして行く。
好きな食べ物があるなら外食で出かけるときに歩いたりジョギングをしたりする。
など、子どもがちょっとでもいいので今よりも体を動かしたり適度な運動ができたりするタイミングを作るようにしましょう。
まとめ:3つの支援方法を実践することで、運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになる
運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになるためには、まず、運動音痴なADHDの子どもに支援が必要になる場面を知ることがたいせつです。
運動音痴なADHDの子どもにやるべき3つの支援方法がこちらです。
この3つの方法を意識して実践することで、運動音痴なADHDの子どもがイヤがらずに運動することを楽しめるようになります。
さらに、楽しそうに体を動かしたり友達と仲良く汗を流しながら体を動かしたりする子どもの姿を見ることで、今までのあなたの悩みやストレスがパッとなくなり、日々のストレスがスーッと軽くなります。
いつも悩んで、いつも頑張っているあなたの少しでも役に立つ情報になったのなら嬉しいです。ありがとうございました。
子どもに合っていますか?
子どもは放課後等デイサービスや児童発達支援を利用していますか?利用しているならば、子どもに合った放課後等デイサービス(児童発達支援)ですか?ADHDの子どもに合った放課後等デイサービス(児童発達支援)には選び方があります。選び方が気になった方はこちらの記事を見てください。