うちの子はADHDです。
ADHD傾向です。
グレーゾーンです。
小学校3年生です。
- 3年生になってから学校をイヤがるようになった…。
- 毎朝、「学校へ行きたくない!」とあばれて大変…。
- 学校へ楽しんで行けるようになってほしい…。
今回はこのような悩みを解決します。
子どもが小学3年生になってから、
「学校へ行きたくない。」
「学校はイヤ!」
「学校なんて楽しくない!」
と言って、毎朝、子どもの送り出しが大変で、
「どうしたらいいの…。」
と悩んで困ることってありますよね。
そこで今回は、ADHDの小学3年生の子どもが学校をイヤがって大変なら今すぐやるべき3つの対策方法について紹介します。
さっそく知りたい方はこちら。
今回の記事を読むことで、
- 小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになる
さらに、朝からすぐに学校へ行く支度をして、玄関でクツを履くと笑顔で「行ってきます♪」と言って楽しそうに学校へ行く子どもの姿を見ることで、いつも悩んでいたあなたの気持ちもスーッと軽くなります。
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【悩み解決】ADHDの小学3年生の子どもの「育て方の悩み」をまとめて解決したい方はこちら。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
※小学3年生の担任経験あり。
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 元障害児通所支援事業所勤務(放課後等デイサービスで、未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のためにADHDの診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
この経験を通して、たくさんの子どもを見てきました。
小学3年生になってから学校をイヤがりはじめた子
「学校へ行きたくない!」と毎朝あばれる子
学校が「イヤ!」「キライ!」と言うけれど理由をおしえてくれない子
そして、そのような子どものお母さんから、
「子どもが3年生になってから学校をイヤがるようになって、毎朝、学校へ行かせることが大変です。疲れます。どうしたらいいですか?」
と相談を受けて、その子の個性や特徴を考えながらアドバイスをしてきました。
今回の支援方法は、学校をイヤがるADHDの小学3年生の子どもにはどうやって支援をしたらいいのか考えて、なやむお母さんにアドバイスをして、すぐにつかえて効果のあった方法を紹介します。
知らないと今より苦労します!
大丈夫ですか?
子どもは授業でみんなについていけていますか?ちょっとでも心配なら後悔する前にこちらの記事を見たほうがいいかと思います。
目次
小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがる理由
小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがる理由がこちらです。
理由
「楽しくない」と思うことがふえる
小学3年生になると低学年のときとはちがって学習内容がむずかしくなります。そして、「理科」や「社会科」など新しく勉強する教科もふえます。そのため、自分の考えをうまく相手に伝えることができないADHDの子どもは、
「どうやって伝えればいいのかわからない。」
と思うことがふえるようになります。
さらに、授業内容も2年生までの学習を理解していなければ授業についていけなくなるので、今までの学習内容が定着していない子どもの場合は、小学3年生になってから新しく勉強する授業内容にむずかしさを感じるようになって、授業についていけずに勉強がわからなくなってしまいます。
たとえば、
- 国語なら漢字を覚えていなければ「音読」ができない
- 算数のかけ算九九を覚えていなければ「わり算」ができない
このように授業の内容がわからなければ小学3年生のADHDの子どもは、
「授業がたのしくない。」
と思うようになります。
さらに、授業中も学習内容がわからないので授業に集中することができずにまわりをキョロキョロと見たり、となりの友達にちょっかいをかけたりなど、落ち着きのない行動が自然とふえて先生や友達から注意されるようになります。そして、ADHDの子どもは注意されることがイヤになって学校を楽しくないと思うようになります。
ほかにも、自分勝手に好きなことをしたりワガママを言ったり感情的になって急に怒りだしたりしてしまうADHDの子どもの場合は、友達から避けられたり一緒に遊んでもトラブルがふえたりしてしまうので、気づけば一緒に遊んでくれる友達がいなくなって1人で行動するようになります。そして、「学校が楽しくない…」と思うようになります。
このように、小学3年生のADHDの子どもは、
- 授業中は勉強がわからずに「楽しくない」
- 友達と仲良く遊べずにトラブルがふえて「楽しくない」
- 先生や友達から注意されることがふえて「楽しくない」
- 我慢しなければいけない場面がふえて「楽しくない」
など、学校生活の中で「楽しくない」と思うことがふえるようになって学校へ行くことをイヤがるようになります。
これが、小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがる理由です。
つぎの項目では、そんな小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがらないようにするための対策方法について紹介します。
小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがらなくなる3つの対策
小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがらなくなる3つの対策方法がこちらです。
1つずつ説明します。
授業についていけるようにする
小学3年生のADHDの子どもが楽しんで笑顔で学校へ行けるようになるためには、子どもが学校の授業でみんなについていけるようにすることがたいせつです。
小学校生活のほとんどが授業です。そして、授業では勉強(学習)をするので、授業の学習内容を理解できていないと授業にはついていけません。
そして、授業についていけないと授業中は子どもにとって楽しくない時間になってしまいます。
授業が楽しくない時間になると子どもにとって学校生活のほとんどの時間が楽しくないことになってしまいます。そして、子どもが学校をイヤがるようになります。
小学3年生になると授業内容がむずかしくなります。さらに、「理科」や「社会科」などの新しく勉強しなければいけない教科もふえるので、勉強がわからずみんなについていけなくなって、
- 授業が楽しくない
- 勉強がわからない
- 学校が楽しくない
と思って学校へ行くことをイヤがるADHDの子どもはよくいます。
小学3年生になると授業中に自分の考えを発表する場面や、話し合い活動などもたくさん取り入れられるようになるので、授業内容がわからないと授業中の話し合い活動にも参加できなくなってしまって、
「みんなのように話せない…。」
「何をしたらいいのわからない…。」
「ぼくはダメなんだ…。」
と思うことが授業中に増えるようになります。
そして、子どもは学校へ行くことをイヤがるようになります。そうならないためにも、ちょっとでも子どもが授業についていけていないかもと思ったなら、これ以上子どもがみんなから遅れないようにすぐ対策しましょう。
参考
ADHDの子どもが授業についていけるようにするための習い事について知りたい方はこちらの記事をみてください。たくさんの保護者が子どものために利用をしています。気になるなら見たほうがいいかと思います。
子どもが勉強をイヤがっているならこちらの記事が参考になります。
子どもにキライな教科がある場合はこちらの記事が参考になります。
友達関係を良くする
小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになるためには、子どもが楽しん学校へ行けるように友達関係を良くすることがたいせつです。
小学3年生になると、子どもたちは仲の良いグループで行動したり遊んだりするようになります。また、低学年のときのような自分のことを中心にした友達との関係性とはちがい、小学3年生になると自分だけではなく、相手(友達)にどのように思われるかを考えて友達と接することができるようになります。
そのため、自分勝手に相手の気持ちを考えずに行動するADHDの子どもは、
「いつも○○ちゃんは自分勝手でイヤ。」
「○○ちゃんは好き勝手に話して私の話を聞いてくれないからイヤ。」
「すぐに○○ちゃんは怒るから遊びたくない。」
「○○ちゃんはちょっとしたことで怒って叩くからキライ。」
などと友達から思われると、なかなか集団の中に入ることができずに、ADHDの子どもは気づけば遊び相手がいなくなって休み時間を1人で過ごすことが多くなってしまいます。
1人で過ごす時間が多くなると、
「だれも遊んでくれない…。」
「学校が楽しくない…。行きたくない…。」
と子どもは思うようになって学校へ行くことをイヤがるようになります。
そうならないためにも、子どもが友達と仲良くコミュニケーションを取ったり遊んだりできるようにサポートしてあげましょう。
参考
小学3年生のADHDの子どもが友達と仲良くできるようになるための支援方法について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を見てください。
学校行事を楽しませる
小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになるためには、子どもが学校行事に楽しんで参加できるようにすることがたいせつです。
小学3年生のADHDの子どもは学校行事がイヤで学校へ行くことをイヤがる子もいます。
なぜなら、低学年のときはいろいろなことが初めての経験で学校行事もみんなと同じように勢いで参加することがほとんどですが、小学3年生になると学校行事に慣れてくるので、「イヤな行事には参加したくない」と子どもは考えるようになります。
「学校の行事なんて年に数回しかなくて1日だけのことでしょ。どうしてそれが我慢できないのかしら…。」
小学3年生の学校行事
- 参観日
- 遠足
- 運動会
- 社会科見学
- 発表会(音楽の授業や総合の学習など)
※一例です。子どもが通っている学校によって行事の内容は異なります。
学校の行事は年に数回しかなくて1日で終わることがほとんどです。しかし、行事は1日で終わりますが、行事の本番にむけて子どもたちは練習や準備をします。運動会などは1ヶ月ほど練習をします。
そのため、小学3年生のADHDの子どもが、
学校の行事がキライ
集団行動が苦手
な場合は、学校での楽しくない時間(行事本番にむけての練習時間)が増えて学校をイヤがるきっかけになります。
そのため、子どもが学校行事をイヤがっているならば、はやめに対策することをおすすめします。
参考
小学3年生のADHDの子どもが学校行事へ楽しんで参加できるようになる方法について知りたい方はこちらの記事を見てください。
3つの対策をしても小学3年生のADHDの子どもが学校へ行くことをイヤがったときにするべきこと【重要】
上記の3つの対策をしても、小学3年生のADHDの子どもが学校へ行くことをイヤがった場合は、早めに対応する必要があります。そして、早めに対応することは子どもだけではなく、あなたが今後苦労したり悩んだりしないためにも、とてもたいせつです。
対応方法がこちらです。
- 環境を変える
- 不登校になる前に対処する
1つずつ説明します。
環境を変える
小学3年生のADHDの子どもが上記の3つの対策をしても学校へ行くことをイヤがる場合は、子どもの環境を変えることがたいせつです。
今の環境が変わることで、子どもの気持ちも変わって学校をイヤがらずに行けるようになる可能性があります。そのため、子どもが学校生活でストレスを溜めずに楽しめるような環境をつくることができないか考えるようにしましょう。
たとえば、
普通学級に在籍しているADHDの子どもの場合
支援学級への入級を考えて子どもの環境を変える
すでに支援学級に在籍している場合
担任に相談をして、子どもがどうして学校をキライになっているのかを調べてもらう。そして、対策として環境を変えてもらう。
このまま普通学級に在籍させたい
支援学級についてはまだ考えたくない
と思うあなたは、これ以上、子どもが学校をイヤがって不登校にならないようにするためにも、こちらの記事を見て今すぐに対策をしたほうがいいかと思います。
何度も言いますが学校生活のほとんどが授業です。授業についていけないと子どもの学校生活は楽しくない時間ばかりになってしまいます。
支援学級について、もうちょっと「自分で考えたい」「勉強したい」という方はこちらの記事が参考になります
不登校になる前に対処する
小学3年生のADHDの子どもが上記で紹介した3つの対策をしても、子どもが学校をイヤがったときには、子どもが不登校にならないように早めに対処しなければいけません。
なぜなら、ADHDの子どもが学校へ行くことに対してストレスを溜めているならば、ある日突然、学校へ行けなくなって不登校になってしまう可能性があるからです。
私が出会った不登校になった子どもの保護者の多くが「学校をイヤがるようになってから不登校になりました。」と悩んでいました。そのため、子どもがすでに学校をイヤがっていて、3つの対策をしても変化がないならば、子どもが学校へ行くことにストレスを溜めすぎて不登校になってしまうまえに対処するようにしましょう。
参考
ADHDの子どもが学校をイヤがって不登校になる前にするべき支援や対策について知りたい方はこちらの記事が参考になります。
まとめ:3つの対策方法を実践することで、小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになる
小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになるためには、小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがる理由について知ることがたいせつです。
理由がこちらです。
「楽しくない」と思うことがふえる
そんな小学3年生のADHDの子どもが学校をイヤがらなくなる3つの対策がこちらです。
この3つの方法を意識して実践することで、小学3年生のADHDの子どもが笑顔で学校へ行けるようになります。
さらに、朝からすぐに学校へ行く支度をして、玄関でクツを履くと笑顔で「行ってきます♪」と言って楽しそうに学校へ行く子どもの姿を見ることで、今まで困っていた悩みがパッとなくなり、日々のストレスがスーッと軽くなります。
そのためにも、できるだけ、そっと、気づかれないように、子どもが気持ちよく次の行動へ動けるようにサポートしましょう。いつもなやんで、いつも頑張っているあなたの少しでも役に立つ情報になったのなら嬉しいです。ありがとうございました。
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