- 放課後等デイサービスの送迎ってどんな感じ?
- 送迎の大変さを知りたい…。
- 送迎時間をもっと有意義に過ごせる方法が知りたい…。
今回はこのような悩みを解決します。
ココがポイント
送迎でイヤな経験をしたくない
送迎をムダな時間にしたくない
と考えるあなたにおすすめの記事です。
かんたん結論
送迎がスムーズにできれば放課後等デイサービスで働くときのストレスをかなり減らすことができます。そして、仕事が楽しくなるきっかけを作れます。
さっそく「送迎の大変さ」について知りたい方はこちら。
送迎時間をもっと有意義に使うための方法について知りたい方はこちら。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
私が放課後等デイサービス(放デイ)で働いていたときに困ったことが「送迎」です。
知らない土地での運転。
子どもを迎えに行ったときに車の置き場所で悩む。
子どもを迎えに行っても子どもがイヤがって車に乗ってくれない。
車の中で会話をしないとヒマで怒り出す子がいる。
送迎が重なって、次の送迎が間に合うか不安…。
ちょっとでも遅れると、車に乗らずにまわりを気にせず大声を出して暴れる子がいる。
など、放課後等デイサービスで働き始めたときは送迎でたくさん苦労しました。
※送迎の大変さで放課後等デイサービスをやめる人もいます。
私は、さまざまなトラブルやハプニングを経験したことで「送迎の大変さ」を知ることができました。そして、気づけば送迎がスムーズにできるようになっていました。
多いときは1度に6人の子どもを車に乗せて送迎したこともありますが、そのときも、不安になったり戸惑ったりすることもなく送迎ができるようになっていました。
そこで今回は、私が経験してきた送迎の大変さや、送迎をスムーズにするための方法、送迎時間を有意義に過ごす方法について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスの送迎の大変さがわかる
さらに、送迎をしているときの「ちょっとした待ち時間」をムダにしない方法もわかります。そして、送迎の仕事内容がハッキリとわかることで、不安になることなく放課後等デイサービスで働きはじめられるようになります。
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目次
放課後等デイサービスの送迎ってどんなことをするの?
放課後等デイサービス(放デイ)では、利用する子どもたちを毎日のように送迎します。
※自宅から放デイの場所が近い子どもは『送迎なし』の子もいます。
送迎は、放課後等デイサービスを利用する子どもの自宅へ送り迎えをしたり、園や学校へ迎えに行ったりすることが主な送迎内容です。
※放課後等デイサービスや保護者の要望によって異なる場合があります。
放課後等デイサービスによっては、車ではない送迎手段もありますが、
- 子どもの安全確保
- 送迎する場所の距離
などを考ると、車での送迎が多くなります。
そして、子どもを迎えに行ったり自宅へ送り届けたりするだけではなく、送迎の車の中では、
子どもと楽しく会話をする
子どもの様子を確認する
今日の予定を事前に伝えてスムーズに放課後等デイサービスで過ごせるようにする
ことも大切な送迎の仕事内容です。
これが、放課後等デイサービスの「送迎」内容です。つぎの項目では、私が経験した「送迎の大変さ」について紹介します。
放課後等デイサービスの送迎で「大変」だと思った5つのこと
放課後等デイサービスで私が送迎をしているときに困って、悩んで、苦労して、
と感じた5つの内容がこちらです。
子ども対応
放課後等デイサービスの送迎で「大変だ」と思ったことは子ども対応です。
送迎で私が大変だと感じた子ども対応はこちらです。
- 子どもを車に乗せるとき
- 車内での対応
- 車から降ろすとき
子どもを車に乗せるとき
放課後等デイサービスの送迎では自宅や学校などに子どもを迎えにいきます。そして、スムーズに子どもを車に乗せられるように、子どもの様子を見ながら声かけをして車に乗せなければいけません。
なぜなら、学校でイヤなことがあったり何か不満に思うことがあったりして子どもの気持ちが不安定なときは、ちょっとしたことで、
「イヤ!」
「乗らない!!」
「行きたくない!」
などと言って車に乗ってくれないことがあるからです。
車内での対応
車内での子ども対応も大変です。
運転しながら子どもと楽しく話をする
放デイに着いてからスムーズに用意をしたり宿題をしたりできるようにタイムスケジュールを決める
複数の子どもを車に乗せるときは、友達とケンカにならないように話題を提供する
などを意識する必要があります。
車から降ろすとき
子どもを車から降ろすときも、子どもがスムーズに降りてくれないことがあります。
車に乗るときから不機嫌だったりキライな宿題をやりたくなかったりして、車から降りることをイヤがるならわかりますが、
ということも、ときどきあるので大変です。
けれども、
時間厳守
放課後等デイサービスの送迎で「大変だ」と思ったことは、送迎時間をしっかりと守らなければいけないことです。
放課後等デイサービスには「待つことがキライな子」が多くいます。そのため、ちょっとでも遅れると怒りだす子どもがいるので、送迎時間を守ることはとてもたいせつです。
また、子どもの自宅や学校の教室まで迎えに行くならまだいいですが、
- 学校の門
- 自宅付近の道
など、直接、保護者や先生から子どもを預かるパターンではない場合は、送迎時間に遅れると子どもが勝手にどこかへ行ってしまう可能性があるので時間厳守は必須です。
このように、ちょっとした遅れも許されない状況の中で時間を守りながら送迎しなければいけないことが大変でした。
けれども、
運転技術
放課後等デイサービスの送迎で「大変だ」と思ったことは、運転技術が必要とされることです。
放課後等デイサービスの送迎では、
- 安全運転を意識する
- 知らない土地を運転する
- 時間を守る
- 運転中に子どもを飽きさせない
- 子どもたちがケンカにならないように気をつける
ことを意識しながら送迎をしなければいけません。そのため、余裕を持った送迎ができるようになるためには「運転技術」が必要になります。
しかし、毎日のように上記の内容を意識しながら運転をすることで、運転技術はとても上がったと思います。子どもを6人同時に乗せて、安全に、そして、トラブルもなく送迎ができるようになったときは、
と、自分を自分で褒めながらガッツポーズをした思い出があります。
保護者対応
放課後等デイサービスの送迎で「大変だ」と思ったことは保護者対応です。
放課後等デイサービスでは送迎をしたときに、保護者に放課後等デイサービスを利用していたときの子どもの様子について伝えます。しかし、送迎は、
- 次の送迎がある
- ほかの子が車の中で待っている
- すぐに事業所(放デイ)へ戻らなければいけない
などの理由から、保護者と話ができる時間が短いときがよくあります。そのため、保護者が「今日も預けてよかった」と思えるように、短い時間で子どもの様子をしっかりと伝えたり、悩みを相談されたときには的確にアドバイスをしたりしなければいけなかったことが大変でした。
しかし、子どもの様子を伝えたり悩みを解決できるようなアドバイスをしたりできるようになれば、保護者から信頼されるだけではなく、感謝もされるようになるのでとても嬉しい気持ちになれます。これは放課後等デイサービスで働くから得られるやりがいの1つです。
参考
保護者に子どもの様子を伝えるなら「活動」の様子や、「学習支援」の様子などを伝えてあげることをおすすめします。放課後等デイサービスの活動プログラムや学習支援についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
活動プログラム
学習支援
疲れる
放課後等デイサービスの送迎で「大変だ」と思ったことは、シンプルに「疲れる」ことです。
上記のように、放課後等デイサービスの送迎は子どもの対応に気をつけたり、時間を意識したり、安全運転を心がけたり、保護者対応にドキドキしたりしなければいけないので、疲れます。
さらに、送迎は重なるときがあるので、送迎ラッシュのときは体力的にも疲れます。
送迎が多いときの流れ
子どもの迎え
↓
放課後等デイサービスへ送る
↓
次の送迎で学校へ迎えに行く
↓
子どもを乗せたまま次の学校へ行く
↓
さらに次の学校へ迎えに行く
↓
子どもたちを放課後等デイサービスに送る
↓
帰宅時間の子どもを家に送る
↓
放課後等デイサービスに戻る
↓
帰宅時間の子どもを自宅へ送る(まとめて乗せてそれぞれの家へ送る)
↓
放課後等デイサービスに戻る
このような「送迎がたくさんある日」はシンプルに疲れます。
以上が、放課後等デイサービスで私が感じた「大変さ」です。
つぎの項目では、送迎をしていると「待ち時間」があります。そんな時間を私は、
と考えていたので、私が「送迎の待ち時間」を有効活用するために実践していた方法について紹介します。
放課後等デイサービスの送迎時間を有意義に過ごす方法
放課後等デイサービスの送迎では、子どもを迎えに行ったときに待たされることがあります。また、遅れないようにちょっと早く送迎場所に着いて待つこともあります。
とくに学校へ迎えに行くと、まだ「帰りの会」をしていて下校になるまで5分以上待つことがよくあります。そんなときに私は待ち時間をぼーっと過ごすことがどうしてもイヤだったので、
と考えていました。そして、私が考えて実践していた放課後等デイサービスの送迎時間を有意義に過ごす方法がこちらです。
送迎の「待ち時間」活用法
待ち時間にスキルアップ
放課後等デイサービスで送迎をしているときに、待ち時間を有意義に過ごすために実践したことが自分のスキルアップです。
と考えて、私はスキルアップのために資格取得を目指して送迎の待ち時間をつかって勉強をするようにしました。
送迎の待ち時間が「資格を取得して自分の価値を高められる時間になる」と思うと、送迎の待ち時間がとても有意義な時間にパッと変わったことを覚えています。ちなみに、ちょっとした待ち時間用として、資格取得のために覚えたい勉強内容をミニノートに書いて持ち歩くようにしていました。
参考
送迎の待ち時間を有効活用するために資格取得を目指すなら、あなたにあった資格をさがすことからがスタートです。放課後等デイサービスで働くときに役立つ資格について知りたい方はこちらの記事をみてください。
-
放課後等デイサービスで働くときに役立つ!おすすめの資格11選。
続きを見る
タイムスケジュールの確認
放課後等デイサービスで送迎をしているときに、待ち時間を有意義に過ごすために実践したことがタイムスケジュールの確認です。
放課後等デイサービスでは送迎が始まると、子どもの利用が増えて忙しさがピークになります。そして、
- 学習支援をする
- プログラム活動をする
- 楽しく遊ぶ
- トラブルを解決する
- ケンカをとめる
- 送迎をする
などのバタバタがはじまります。そんな忙しい時間をスムーズにこなすためにも、あらかじめタイムスケジュールを送迎の待ち時間に私は確認をするようにしていました。
タイムスケジュールを確認することで、次にするべきことがハッキリとわかるので仕事をスムーズにこなせるようになりました。
仕事をする
放課後等デイサービスで送迎をしているときに、待ち時間を有意義に過ごすために実践したことが仕事をすることです。
放課後等デイサービスの仕事は事務作業があります。そんな事務作業を待ち時間にすることもありました。とくに私は「活動プログラム(療育の内容)を考える」ことを待ち時間によくしていました。
これをすることで、ちょっとでも自分のしなければいけない仕事を減らして、できるだけ早く仕事を終わらせて帰宅できようになりました。
まとめ:送迎の大変さと有意義な過ごし方を知れば、放課後等デイサービスで自信をもって働けるようになる
今回の記事では、私が放課後等デイサービスで感じた「送迎の大変さ」について紹介しました。
放課後等デイサービスの「送迎」は、放課後等デイサービスを利用する子どもを自宅へ送り迎えをしたり、園や学校へ迎えに行ったりすることが主な送迎内容です。
※放課後等デイサービスや保護者の要望によって異なる場合があります。
そして、送迎のときに私が「大変だ」と思ったことがこちらです。
さらに、送迎では待ち時間があります。そんな待ち時間をムダにすることなく有意義に過ごすために私が実践したことがこちらです。
送迎の「待ち時間」活用法
今回紹介した放課後等デイサービスの、
送迎の大変さ
有意義な時間の過ごし方
を知ることで、放課後等デイサービスでの送迎がスムーズにできるようになって、自信をもって働けるようになります。
さらに、働くときのストレスをかなり減らすことができて、仕事が楽しくなるきっかけを作れるようになります。
今回の記事がすこしでも参考になれば嬉しいです。
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