- 放課後等デイサービスで働いているけれど、連絡帳がうまく書けない…。
- 連絡帳を書くことが苦手…。
- ほかのスタッフよりもスラスラと連絡帳が書けるようになりたい…。
- 保護者と連絡帳でやりとりをするときに気をつけることが知りたい…。
- 放課後等デイサービスで働きたいけれど連絡帳の書き方がわからない…。
今回はこのような悩みや疑問を解決します。
さっそく結論
連絡帳がうまく書けるようになるだけで保護者から信頼されます。さらに、上司や同僚からも頼られるようになって放課後等デイサービスで働くことが楽しくなります。
連絡帳をスムーズに書く方法についてさっそく知りたい方はこちら。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
私は放課後等デイサービス(放デイ)で働きはじめたときに、毎日の連絡帳を書くことに悩んだり困ったりしていました。子どもの学習支援や療育をしたり子どもと楽しく遊んだりしながらスキマ時間を見つけて、
と思っても連絡帳がスラスラと書けなくて、
「先生、あそぼう。」
「え?!なんで?!なんで遊んでくれないの?!キライ!」
と子どもが怒りだして、結局、連絡帳が書けずに子ども対応をしなければならず、
と困ったり、
「今のうちに子どもたちの連絡帳を書いて。」
「もうすぐ○○ちゃんの送迎時間(帰る時間)になるから連絡帳書いて。」
と先輩から言われてがんばって連絡帳を書こうにも、
- スラスラとうまく書けない
- 子どもの対応をしなければいけない
- 連絡帳に保護者からの相談が書かれていてどうやって書いたらいいのか悩む
など、連絡帳をスムーズに書くことができずに、
「まだ書いているの?」
「○○ちゃんの連絡帳書いた?」
「いつまで連絡帳を書くことに時間かかっているの?」
などと言われて、
と悩んだりしていました。
※連絡帳がうまく書けないことで仕事にストレスを溜めて「放課後等デイサービスをやめたい」と考える人もいます。
私は毎日のように連絡帳を書くことに悩みました。そして、失敗もたくさんしました。しかし、「どうやったら上手く連絡帳が書けるのか」をいつも考えることで、連絡帳をスムーズに書くためにはちょっとした「方法」があることに気づきました。そして、この方法を実践することで、連絡帳がスムーズに書けるようになって、子どもたちの連絡帳をまとめて書くときも短時間でササッと書いたり、保護者からの悩み相談が書かれていても悩まずにササッと書いたりすることができるようなりました。
そこで、今回は、放課後等デイサービスの「連絡帳」をスムーズに書く5つの方法について紹介します。
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスで働いているときに連絡帳がスムーズに書けるようになる
さらに、連絡帳がスラスラと書けるようになることで、
子ども対応をしながら連絡帳を書くことが余裕になる
仕事のストレスを減らせる
保護者から信頼される
ようになります。そして、あなたは職場で頼りになる必要な存在になれます。
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目次
放課後等デイサービスの連絡帳は保護者とつながる手段
放課後等デイサービスでは、連絡帳をつかって保護者と子どもの情報を共有します。そして、連絡帳は保護者とつながるための重要な手段です。
※基本的に連絡帳はどこの放課後等デイサービスでも実施していると思いますが、別の方法で保護者と情報共有をする放課後等デイサービスもあるかもしれません。
連絡帳は放課後等デイサービスを利用する子どもの健康面や、利用当日の子どもの様子(元気、調子が悪い、気持ちが不安定など)、または、前日に起きた出来事(寝ていない、ケンカをした、暴れたなど)が書かれています。ほかにも、保護者が、
- 子どもに対して悩んでいること
- 不安に思っていること
- 放課後等デイサービスに対しての要望
などが書かれています。
放課後等デイサービスから保護者に向けて連絡帳を書くときは、
- 書かれている保護者の相談に対してのアドバイス
- 放デイを利用しているときの子どもの様子
- 当日に実施した活動プログラム(療育)の様子
- 友達と遊んでいるときの様子
- 学習支援をしているときの様子
- 子どもの様子で気になること
- 今後の予定などの連絡事項
- etc.
などを記入して、連絡帳を通して子どもの情報を保護者と共有します。そして、放課後等デイサービスと保護者のコミュニケーションツールとしても連絡帳は重要な役割をもっています。
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書く5つの方法
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになる5つの方法がこちらです。
連絡帳が書けるようになる方法
発達障害についての知識をふやす
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになるためには、発達障害についての知識をふやすことがたいせつです。
放課後等デイサービスでは発達に障害をもっていたり、同年代の子よりも発達に遅れがあったりする子どもたちが利用しています。そのため、発達障害についての幅広い知識を持っているだけで放課後等デイサービスでは働きやすくなります。また、発達障害についての知識をもっていれば連絡帳をスムーズに書けるようになります。
なぜなら、連絡帳を書くときに困ることが、
子どもの成長した姿
子どもが苦手を克服したこと
保護者が気になっていること
などを的確に書かなければいけないことです。そのようなときに、発達障害についての知識を持っていれば、子どもの特性を考えながら的確なアドバイスや苦手な部分を克服できたときの内容についてスラスラと書けるようになるからです。
参考
子どもの発達障害について知識を増やすなら本を読むことをおすすめします。こちらの記事では、放課後等デイサービスで働くなら1冊は読むべきオススメの本を紹介しています。連絡帳をスムーズに書けるようになりたいあなたは見て損はないかと思います。
連絡帳で書くパターンをつくる
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになるためには、連絡帳で書くパターン(定型文)をつくることです。
放課後等デイサービスで働いているときに連絡帳を書く場面は、
- 仕事のすきま時間
- ほかのスタッフが子ども対応をしている時間
- 子どもが集中している時間
などさまざまです。そして、ちょっとした時間にササッと短い時間で連絡帳を書かなければいけません。
はてな
- 今日は何を書こう…。
- どんなことを○○ちゃんはしていたかな?
などと考える時間はほとんどありません。そのため、連絡帳を書くときは、事前にどのようなことを書くのか「パターン(定型文)」を決めておくことでスムーズに連絡帳が書けるようになります。
連絡帳のテンプレート
- 学習の様子(間違えずに問題を解いた、苦手でも最後まで頑張った、子どもに支援した内容など)
- 活動の様子(実施したプログラムや療育の内容や子どもの様子など)
- 遊びの様子(どんなことで遊んでいたか、友達といっしょに遊んでいる様子など)
- 成長したこと(保護者が気になっていることで子どもができるようになったこと)
- 印象に残った言葉(友達やスタッフに対して子どもが言ったステキな発言など)
上記のように、事前に書く内容をある程度「型」として持っておくことでスムーズに連絡帳が書けるようになります。
連絡帳を書くタイミングを見つける
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになるためには、連絡帳を書くタイミングを見つけることがたいせつです。
放課後等デイサービスで連絡帳を書くときは、連絡帳を書く時間が決まっているわけではありません。なぜなら、子どもたちが放デイを利用する時間がバラバラだからです。
はやい時間から利用する子もいれば遅い時間から利用する子、そして、早く帰る子もいれば遅く帰る子もいます。
さらに、子どもたちが放課後等デイサービスを利用している時間は、学習支援や療育、または活動プログラムへの参加など、子どもによってさまざまな活動をしています。そのため、いつも決まった時間に連絡帳を書くことができないので、子どもの様子やスタッフの様子、現場の状況などを見ながら、連絡帳を書けるタイミングを見つけてササッと書くように日頃から意識する必要があります。
注意ポイント
連絡帳を書くタイミングを逃してしまうと、あとでバタバタしながら書いたり、ほかのスタッフに迷惑をかけたりしてしまうので注意が必要です。
子どもの学習支援や療育、活動プログラムが終わったあと
子どもが集中して宿題(勉強)をしているとき
子どもがおやつを食べているとき
ほかのスタッフがまとめて子ども対応や集団活動をしているとき
相談へのアドバイスを優先に書く
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになるためには、連絡帳に保護者からの相談が書かれていたらアドバイスを優先に書くことです。
連絡帳には、たまに保護者から悩み相談や要望が書かれていることがあります。そのようなときは、子どもの様子を連絡帳に書くよりも保護者から悩み相談や要望に答える内容を書くようにしましょう。
わざわざ連絡帳に保護者が書いてくれている内容(相談)なので、しっかりと的確にアドバイスをしたり答えたりしてあげることが保護者との信頼関係に繋がります。そして、連絡帳に保護者から相談が書かれていれば、
「今日は何を書こう…。」
と悩むことなく「相談に答える!」と思えるので、スムーズに連絡帳が書けるようになります。
スタッフに協力してもらう
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになるためには、スタッフに協力してもらうことです。
放課後等デイサービスの仕事は、ずっと1人の子どもに対して支援をするのではなく、いろいろな子どもと遊んだり学習支援をしたり、療育や活動プログラムを実施したりしなければいけません。さらに、放デイの仕事内容には子どもの送迎もあるので、子どもの様子をすべて理解することができません。
そのようなときに、
- 子どもの様子で良かったことや成長したことに気づいたスタッフが連絡帳を書く。または、どんな様子だったのかを聞いて書く。
- 連絡帳を書く時間をつくってもらうために子ども対応を他のスタッフに任せる。
など、日頃からスタッフと協力することでスムーズに連絡帳が書けるようになります。
放課後等デイサービスで連絡帳を書くときの注意点
放課後等デイサービスで連絡帳を書くときに注意点するべきポイントがこちらです。
注意点
- 誤字や脱字に気をつける
- いつも同じ人が書かない
- 書いた内容を共有する
誤字や脱字に気をつける
連絡帳は保護者と関わる手段としてとても重要です。子どもの様子を伝えたり保護者からの質問や相談に答えたりすることで保護者に安心してもらうためにも連絡帳は適しています。
しかし、保護者と会って話すのではないので、連絡帳に誤字や脱字があると、保護者に伝わらない。または頼りないと思われてしまうきっかけにもなってしまいます。そうならないためにも、連絡帳を書くときには誤字や脱字に気をつけるようにしましょう。
いつも同じ人が書かない
連絡帳はいつも同じスタッフが記入しないようにすることも大切です。
連絡帳を書くことが得意なスタッフはいます。しかし、そのスタッフばかりに連絡帳を書くことを任せていると、連絡帳で保護者とやり取りするのはそのスタッフだけになります。その場合、保護者から信頼されるのは連絡帳を書くことが得意なスタッフだけになってしまいます。
そうなってしまうと連絡帳が苦手で書いていないあなたは信頼されないことになってしまう可能性があります。また、いつも同じスタッフが連絡帳を書いていると、保護者からすると「いつも同じ先生だけにしか関わってもらっていないのかな。」と不満に思う可能性もあります。
そうならないようにいつも同じ人が連絡帳を書かないようにしましょう。
書いた内容を共有する
連絡帳を書くときには書いた内容を他のスタッフと共有するようにしましょう。
子どもの活動の様子などを記入するときは共有しなくもいっしょに子どものことを見ているので伝えることはあまりないと思いますが、書いたスタッフしか知らないことや気付かなかったことなどを連絡帳に書いたときには共有する必要があります。
ほかにも、連絡帳に保護者からの要望や相談、連絡事項などが書かれていたりするときにはしっかりと内容を共有するようにしましょう。スタッフ連携が放課後等デイサービスの仕事ではととても大切です。
まとめ: 5つの方法を実践することで、放課後等デイサービスで働いているときに連絡帳がスムーズに書けるようになる
今回は、放課後等デイサービスで連絡帳をスムーズに書く5つの方法について紹介しました。
放課後等デイサービスにとって連絡帳は保護者とつながるための重要な手段です。
放課後等デイサービスで連絡帳を悩まずにスラスラと書けるようになる5つの方法がこちらです。
連絡帳が書けるようになる方法
この5つの方法を実践することで、放課後等デイサービスで働いているときに連絡帳がスムーズに書けるようになります。
さらに、連絡帳がスラスラと書けるようになることで、保護者や、上司、同僚から信頼されるようになって職場で頼りになる必要な存在になることができます。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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