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- 放課後等デイサービスを辞めたい…。
- 同じような悩みをもって放デイを辞めた人はいないか知りたい…。
- 放デイで働いて辞めた人の「辞めた理由」が知りたい…。
- 放デイを辞めた人が「辞める」と決めてからどんな行動をしたのか知りたい…。
今回はこのような悩みを解決します。
かんたん結論
放課後等デイサービスを辞めた人の「辞めることを決断した理由」はさまざま。しかし、職場環境に不満をもって退職した人がほとんど。そして、放デイを辞めた人の多くが別の放課後等デイサービスへ転職。または、保育士へ転職。
さらに、ほとんどの人が「辞める」と決めてすぐに、自分をちょっとでも変えるための行動として「転職サイトへ登録」または「資格取得」を目指して安心材料をふやしていました。
※転職サイトは「カイゴジョブ」、資格取得サイトは「生涯学習のユーキャン」が人気でした。
あなたが今の職場を辞めたいと思う理由は何ですか?今回紹介する放デイを辞めた人の誰といっしょですか?さっそく知りたい方はこちら→「放デイを辞めた「15人」の話」
知っていますか?
今、利用者がふえている「退職代行」を知っていますか?ちょっとでも辞めることに不安があるならこの記事を見たほうがいいかと思います。
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本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で勤務していました。私が放デイで勤務しているときもいろいろな人がさまざまな悩みをきっかけに放デイを辞めていきました。そして、私も放デイを辞めました。
※私が放デイを辞めた理由などについて詳しく知りたい方はこちら→「放デイをやめると決めてはじめた21の行動」
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスを辞めた人の悩みや辞めるまでに行動した内容がわかる
さらに、15人の放課後等デイサービスを辞めた人たちの「放デイを辞めよう」と思ったきっかけや辞めるまでの行動について知ることで、今、放課後等デイサービスを辞めようか迷っているあなたの悩みをパッと解決できるようになります。
さっそく知りたい方はこちら→「放デイを辞めた「15人」の話」
目次
- 1 放課後等デイサービスを辞める人ってどんな人? 放デイの離職率は?
- 2 【15人】放課後等デイサービスを辞めた人たちの「辞めるきっかけ」「辞めるまでの行動」「辞めたあとの様子」についてインタビュー
- 2.1 上司のイジメがきっかけで放デイを辞めた人
- 2.2 上司からのプレッシャーがイヤで辞めた人
- 2.3 人によって対応を変える上司がイヤで辞めた人
- 2.4 マウントを取ってくる同僚がイヤで辞めた人
- 2.5 サボるスタッフの仕事がたくさんこっちにくることがイヤで辞めた人
- 2.6 子ども対応が上手くできずに自信をなくして辞めた人
- 2.7 子どもの暴言や暴力が耐えられず辞めた人
- 2.8 子ども対応が担当制のようになったことがイヤで辞めた人
- 2.9 子ども対応がしたいのに1日中「送迎ばかり」で不満が溜まって辞めた人
- 2.10 全体指導が苦手で辞めた人
- 2.11 送迎がイヤで辞めた人
- 2.12 保護者対応が苦手で辞めた人
- 2.13 仕事量の多さがイヤで辞めた人
- 2.14 毎日のように残業になることがイヤで辞めた人
- 2.15 休憩時間がないことがイヤで辞めた人
- 3 まとめ:放課後等デイサービスを辞めた人の「辞める理由」や「きっかけ」とその後の行動について知ることで、放デイで働くことに悩みをもったり辛さを感じたり辞めようか悩んだりしている気持ちがちょっとでも軽くなる行動が取れるようになる
放課後等デイサービスを辞める人ってどんな人? 放デイの離職率は?
放課後等デイサービスを辞める人のタイプや辞めるときの理由はさまざまです。私が放課後等デイサービスで働いていたときに辞めた人や、今回、放デイを辞めた人にインタビューをしてわかった「放デイを辞めた人の辞める理由」で多かったタイプがこちらです。
- 上司への不満
- 同僚とのトラブル
- 仕事内容
- 仕事量の多さ
- 自分には向いていないと気付く
上記の内容が、私が出会った放課後等デイサービスを辞めた人や、インタビューをして特に多かった放デイを辞めた人のタイプです。
参考
放課後等デイサービスは厚生労働省の産業区分では「医療・福祉事業」です。
「医療・福祉事業」の離職率は13.5%です。約7人に1人が辞めている計算になります。そして、離職者数も「宿泊業,飲食サービス業」「卸売業,小売業」についで3番目に多い数になっています。それだけ多くの人が「医療・福祉事業」の仕事を辞めたり転職したりしています。※もっと詳しく知りたい方はこちら→厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」
【15人】放課後等デイサービスを辞めた人たちの「辞めるきっかけ」「辞めるまでの行動」「辞めたあとの様子」についてインタビュー
放課後等デイサービスを辞めた人たちの「辞めるきっかけ」「辞めるまでの行動」「辞めたあとの様子」についてインタビューした内容がこちらです。
あなたの抱える悩みに近い人はいますか?気になる項目をクリックすればすぐに見ることができます。
【インタビュー】放デイを辞めた人たちリスト
- 上司のイジメがきっかけで放デイを辞めた人
- 上司からのプレッシャーがイヤで辞めた人
- 人によって対応を変える上司がイヤで辞めた人
- マウントを取ってくる同僚がイヤで辞めた人
- サボるスタッフの仕事がたくさんこっちにくることがイヤで辞めた人
- 子ども対応が上手くできずに自信をなくして辞めた人
- 子どもの暴言や暴力が耐えられず辞めた人
- 子ども対応が担当制のようになったことがイヤで辞めた人
- 子ども対応がしたいのに1日中「送迎ばかり」で不満が溜まって辞めた人
- 全体指導が苦手で辞めた人
- 送迎がイヤで辞めた人
- 保護者対応が苦手で辞めた人
- 仕事量の多さがイヤで辞めた人
- 毎日のように残業になることがイヤで辞めた人
- 休憩時間がないことがイヤで辞めた人
上司のイジメがきっかけで放デイを辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 1年 |
私は上司からのイジメがイヤで放デイを辞めました。
私は子ども対応がしたいのにいつも雑用を任されたり、子どもがいれば子ども対応が優先のはずなのに掃除を任されたりすることがイヤで「辞める」ことを決めました。
ほかにも「希望休」は出せるはずなのに、私以外のスタッフは希望休が取れているのに私は希望休を出しても、
「この日は利用者が多いから。」
「ほかの人が希望を出しているから。」
「○○ちゃん(支援が大変な子ども)が来るからスタッフを多くしたいから。」
などといろいろな理由をつけられて希望休が出せませんでした。
「考えて行動しなさい」と言われて考えて行動しても怒られる。ほかのスタッフと同じようにしていても私だけが怒られることもよくありました。イヤでした。
ほかのスタッフからも「当たりがキツイよね。」「気にしなくていいよ。」と言われることもあって、まわりから見ても私への対応はキツイんだなと思いました。自分だけではなく周りから見ても「私はイジメられている」と職場で思われるようになったことをきっかけに「辞める」ことを決意しました。
私は放課後等デイサービスの仕事が好きだったので、辞めることを決めたあとは、別の放デイで働くためにすぐ転職サイトに登録しました。登録した転職サイトは「カイゴジョブ」「ケアジョブ」です。どっちも放デイの求人が多くあるからです。また、すぐに転職できるか心配だったので、同時に「生涯学習のユーキャン」「ヒューマンアカデミー」の資料を請求して資格取得も考えました。
そして、私は今、別の放課後等デイサービスへ転職して働いています。新しい職場(放課後等デイサービス)で働くことで、やっぱり以前の職場の上司が自分には合っていなかったのだなと思いました。今は、やりがいをもって放課後等デイサービスで働くことができています。
心配していた転職も「辞める」と決めてすぐ転職サイトに登録したことで、面接もすぐに決まり、そして、放デイでの勤務経験があることを評価されてすぐに働くことができました。ちなみに採用が決まった転職サイトは「カイゴジョブ」です。
上司からのプレッシャーがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 30代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 4年 |
私は上司のプレッシャーがイヤで放デイを辞めました。
上司の存在はプレッシャーと緊張がすごかったです。たとえば、全員の子どもが楽しめないようなプログラムを実施してしまうと怒られることがよくありました。しかし、放デイを利用する子どもたちは実態や特性もバラバラなのに、全員の子どもが同時に楽しめるプログラミングを放デイで実施することはとてもむずかしいことだと私は思っていたので、いつも怒られないかドキドキしながらプログラムを実施していました。
ほかにも、掃除や片づけ、子どもへの声かけが悪いと怒られました。とくに子どもへの促しの指示が遅れるとすぐに怒るような上司でした。
放デイを利用する子どもたちの特徴も考えると子どもの気分やその日の体調の不安定さなどによってもいろいろと行動をコントロールすることが難しくなるので、スタッフで協力したりしなければいけないはずなのに、「遅れる」「場が乱れる」という結果だけを見て判断して注意をする上司に私はいつもプレッシャーを感じていました。
そんな日々が続いたことで、上司に会うだけでも緊張したり、ほかのスタッフが怒られたりする場面を見るだけでもビクッと緊張したりするようになって、上司がいるだけで行動が後手にまわるようになったことをきっかけに「もうムリ」と判断して辞めることを決意しました。
辞めることを決めて私が行動したことは転職サイトへの登録です。
別の放デイで働くことも考えましたが、私が勤務していた放デイは児童発達支援もいっしょに運営していたので未就学児と接すこともよくあって、私は未就学児の対応が好きだだったので、保育士へ転職することにしました。そのため、保育士に転職できる「doda(デューダ)」「リクルートエージェント」「ハローワーク」に登録して、それと同時に保育士資格を取得できる「生涯学習のユーキャン」「SARAスクール」の資料を請求しました。
そして、今では保育士としてかわいい子どもたちに囲まれて楽しく働いています。保育士に転職したときに放課後等デイサービスで働いて良かったと思ったことは、支援が必要な子どもの保護者や担任の先生にどのように支援をしたらいいのかアドバイスができたときです。
人によって対応を変える上司がイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代後半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 3年 |
私は上司が人によって対応や態度を変えることがイヤで辞めました。
上司は好きキライのタイプが分かれる人で、ほかのスタッフがしていたことを私がすると怒ることや、上司よりも先輩の人や上司が苦手意識をもっている同僚に対してはキツく言わなかったり、どんなことでもイエスマンになったりして、そのような上司の様子を見て、毎日、イヤな気分で仕事をしていました。
たとえば、子どもの送迎時間が近づいてきたときに、スムーズに出発できるように子どもへの片づけを10分前から促したり、送迎用の車を早めに取りに行ったりするスタッフに何も言わないのに、私が同じようなタイムスケジュールで動こうとすると「そんなに時間いる?」などと小言を言ってきたり、片づけや掃除を早めに切り上げて療育グッズの作製やプログラム活動の準備をしているスタッフに何も言わないのに、私が同じことをすると「今は自分の仕事優先にせずに片づけして!」などと怒られることがよくありました。
子ども対応についても子どもと一緒に遊んで夢中になって片付けの準備をしてないスタッフには子ども優先だからといってこっちに仕事をふってくるくせに、私が同じように子ども対応をしていると「時間を見て考えて行動して。」と言ってきてムカついていました。
このようなことが繰り返される毎日に、「辞めたい」という気持ちが強くなって、辞めることを決断したのは、毎月のシフト表を見たときに、イヤな上司と一緒になってないかどうかを確認することが優先になったことです。
自分の休みを調べるのではなくて上司と一緒かどうか、上司がどこで休みかということを見るようになっていた自分に気付いたときに、「もう限界だ」と思って辞めることを決めました。
辞めると心では決めましたが、私は、どうしても「辞める」と伝えることができずに悩みました。そして、そのときに利用したのが退職代行です。退職代行を使ってスムーズに辞めて、放デイとは関係ない職種で今は働いています。今、思えば、放デイでの働いた経験は上司を見極める重要な経験になったと思っています。私が利用した退職代行は「辞めるんです」です。登録した転職サイトは「リクルートエージェント」です。
マウントを取ってくる同僚がイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 1年 |
私はマウントを取ってくる同僚がイヤで放デイを辞めました。
子ども対応とか子どものことを考えながら接することはとてもやりがいがあって楽しかったけれど、いっしょに働く同僚が好きになれませんでした。
私がキライだった同僚は、何かと自分の実績(過去のちょっとした実績)や子ども対応が上手くいったちょっとしたこと、みんなも作っているのに、自分の作った療育グッズをあからさまに上司へアピールすることや、私が子ども対応で失敗(この失敗も子どもを迎えに行ったときには学校でトラブルがあって不機嫌スタートだったので私にそもそも原因はないこと)に対して「それはダメだ。」と他のスタッフにも聞こえるような声で言って自分のほうが優れているかのようにマウントをいつもとってくるので、本当にイヤでした。
仕事終わりや打ち上げの飲み会なんてもっと最悪でした。
そのため、利用している子どもたちはかわいくて好きだったけれど、同僚がどうしてもイヤで辞めることを決意しました。
辞めると決めてからは、放デイの仕事が好きだったので、放デイの求人がたくさんある「カイゴジョブ」「リクルートエージェント」「ハローワーク」に登録してすぐに気になる求人へ応募しました。そして、ちがう放課後等デイサービスへ転職しました。
新しい職場で働いたときに、やっぱり「人間関係って大切だ」と思いました。そして、私は放課後等デイサービスの仕事が好きだということに気付きました。今働いている職場は子ども対応は少し大変ですが人間関係(スタッフ間での連携)が良い職場環境なので、人間関係のストレスなく楽しく働けています。
サボるスタッフの仕事がたくさんこっちにくることがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代後半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 2年 |
私が勤務していた放課後等デイサービスでは、同僚がサボることが多く、そのサボった仕事がなぜか私に回ってきて私の仕事量が増えることに不満とストレスが溜まって辞めました。
たとえば、子ども対応ばかりして雑用はいつもこっちでしなければいけないことがよくありました。
私も子どもたちと遊びたいのに連絡帳の記入をさせられたり、おやつ後の皿を洗わされたり、送迎用の車を取りに行かされたり、プログラム活動の準備や療育で使ったグッズの片づけをさせられたりすることがよくありました。
子どもが好きで、子どもとたくさん関われる仕事として選んだ仕事なのに、雑用や他人の仕事をやらなければいけない時間が多いこと、そして、子どもと遊ぶ時間が他人の仕事をするせいであまり取れないことに不満をもちました。
なによりも、子どもたちとコミュニケーションを十分に取ることができずに、子どもたちと信頼関係をうまく築けず、療育活動やプログラム活動がうまくできないことで職場での評価が下がったこともきっかけで「この職場環境はダメだ」と思って仕事を辞めることを決断しました。
そして、辞めると決めてからは、仕事を辞めてもまた放課後等デイサービスで働きたいと思っていたので転職サイトに登録しました。登録した転職サイトも放デイの求人が多い「カイゴジョブ」に登録しました。
今までの放デイ勤務実績もあったので、すぐに新しい職場で採用されました。今では、前の職場での経験を活かして、連絡帳の記入や空き時間の活用法などをうまく活用しながら、子どもと楽しく関われる時間をたくさん作ることができる職場で楽しく働いています。
子ども対応が上手くできずに自信をなくして辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 1年未満 |
私は子どもに関わる仕事がしたくて放課後等デイサービスで働き始めましたが、私が勤務していた放デイはちょっと大変な子どもたちが多くいたので、子どもがあまりにも言うことを聞かないことに自信をなくして辞めました。
子どもが楽しめるように頑張ってプログラムを考えても子どもが「やりたくない」「イヤだ」などと言って参加しなかったり、送迎で学校へ迎えに行っても子どもが車に乗ってくれなかったり、
「イヤ!」
「あっちいけ!」
「行きたくない!」
などと大きな声で言って周りにジロジロと見られて恥ずかしい思いをしたり、学習支援をしようとしても、
「勉強はイヤ!」
「わからない!」
「教えるのがヘタ!」
などと言って聞かなかったり、すぐに遊び始めて宿題をやろうとしなかったりしてとても大変でした。そして、子どもの試し行動を私がうまく対応できなかったこともあって、毎回のように他のスタッフに協力してもらわなければならず自信をなくしてしまいました。
子どもが好きで始めた仕事だったのに、毎日、出勤したときには今日は誰が来るのかメンバーを確認したり、毎週決まった曜日に利用する苦手な子どもがいる日の前日には「明日は大変だ」「明日はイヤだな」と思うようになったりしてしまったことが仕事を辞めようと決意したきっかけです。
もともと私はバイトからの流れでそのまま正社員として放課後等デイサービスで働き始めました。放デイでバイトを始めたきっかけも、将来、保育士になるために「就職に役立つかも」と思って放デイで働き始めました。そのため、仕事を辞めると決めたことをきっかけに昔から夢だった保育士になるために「生涯学習のユーキャン」で保育士免許を取得することにしました。そして、今は保育士として働いています。
今、考えれば、放デイの子どもたちは大変でしたが、あの頃の経験が今の仕事に活かされていると思うので「よかったかな」と思っています。保育士になるために登録した転職サイトは「doda(デューダ)」「リクルートエージェント」です。
子どもの暴言や暴力が耐えられず辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 3年 |
私は子どもの暴言や暴力への対応がイヤで辞めました。子どもが好きで始めた仕事ですが、毎日のように、
「きらい!」
「イヤ!」
「あっち行け!」
「うるさい!」
「しゃべるな!」
などと暴言を言われたり、子どもが興奮して暴れだしたときには、子どもを落ち着かせるために対応をすると暴言だけではなく叩かれたり蹴られたりすることをグッと我慢しなければならず、「なんでこんなことをされなきゃいけないのだろう」と考えて、悲しくて、悔しくて、不満で、ストレスが溜まって辞めました。
とくに急に暴れだしたり友達とトラブルになって暴れ出したりした子どもを見つけたときには、子ども対応をしながらスタッフにも協力してもらわなければならず、協力してもらったスタッフには申し訳ない気持ちになりながらも、私のせいでこんな大変なことになっていないのに、偶然、私が1番に子ども対応をしただけなのに「仕事ができないと思われたかな」などとモヤモヤすることもあって仕事を辞めたいなと考えるようになりました。そして、結婚をきっかけに私は放デイを辞めました。
今は専業主婦として家で子育てをしています。
今後は、また新しい放デイで働くのか、別の業種で働くのか決めていませんが、仕事復帰するときにちょっとでも役立つように今は資格取得に向けて勉強しています。資格勉強は「生涯学習のユーキャン」で始めました。
子ども対応が担当制のようになったことがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 30代前半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 7年 |
放課後等デイサービスの仕事はいろいろな子どもに対応できるはずなのに、なぜか決まった子どもの対応ばかりをさせられるようになったことがイヤで私は放課後等デイサービスを辞めました。
放課後等デイサービスはたくさんの子どもが利用します。その中でも支援が特に必要な子や他の子どもに対してトラブルになることが多い子どもに対してはマンツーマンで対応をしたほうがスムーズに支援ができる、平和に過ごせる、仕事ができる、という判断でマンツーマン対応をすることはよくあります。そして、私が1人の子ども(ちょっと対応が大変な子)をマンツーマン対応したことをきっかけに、毎回、「○○先生は△△ちゃん(大変な子)に好かれているから」「うまく対応できているから」と言われていつもマンツーマン対応をさせられるようになりました。
そのため、その子が放デイへ来るときには毎回マンツーマン対応になるので、他の子どもへの対応ができないことが増えて私は不満を持つようになりました。
たとえば、外出プログラムを実施するときや、みんなで公園へ行ったときでもマンツーマン対応、土曜日利用で子どもが午前中から利用する場合は朝から1日中マンツーマン対応、ストレスと不満が溜まりました。
「仕事にやりがいを感じられなくなった」という表現のほうが近いです。そして、辞めました。
辞めることを決めてからは、別の放デイで働くことを考えてすぐに行動しました。そして、放デイの求人が多い「カイゴジョブ」「ケアジョブ」に登録しました。気になるデイの求人にはすぐに申し込んで、放課後等デイサービスの勤務経験があることを評価されてすぐに採用してもらえました。今では、たくさんの子どもに関わりながらやりがいを感じて働くことができています。
子ども対応がしたいのに1日中「送迎ばかり」で不満が溜まって辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 30代後半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 3年 |
私が勤務していたデイは送迎車が4台ありました。その中でも1台だけ大型の車がありました。そして、「大きい車の運転ができる」ということだけで私は送迎にまわされることがよくありました。
子どもの利用者数が多ければ車のサイズは大きければ大きいほど子どもを同時に送迎できるようになるのでそれを評価されたことは嬉しかったのですが、それでも、毎日のように、そして、1日中、送迎することに対して仕事への楽しさややりがいがなくなりました。
車が運転したくて放デイで働き始めたわけではなく、子どもに関わりたいから働き始めたのに…。
午前中に子どもの利用者がいなければ、事務作業やおやつの買い出し、車の給油などの雑用をして、午後から子どもの迎え(送迎)の時間になれば、幼稚園や保育園、小学校へ車で迎えに行って、デイへ戻ってきたら、今度は帰りの子どもたちを車に乗せて送ってのくり返し。
子どもたちと接する時間は車の中だけということもありました。そして、新しく利用し始めた子どもから「運転手さん」と呼ばれたときはキツかったです。
何よりも、送迎なので、帰りの送迎では保護者に子どもの様子を伝えなければいけません。しかし、送迎ばかりで私は子どもがデイでどんなことをしていたのかを実際に見ていないので、スタッフから教えられたことを保護者に伝えるだけになってしまいます。
今日のプログラム活動や療育活動、学習状況などについて質問されても上手く返せなかったり、いつもありきたりな内容ばかりを淡々と伝える日々が続いたりしたことで私はイヤになりました。そして、辞めました。
辞めると決めてから、まずは転職サイトへ登録しました。そして、「放課後等デイサービスでは働きたい」という思いがまだあったので、別の放課後等デイサービスへ転職しました。今では送迎以外に施設内での対応もできる時間が増えました。施設内での対応には大変なこともありますが「運転手さん」と呼ばれずに「先生」と呼ばれるようになったことには満足しています。転職するために登録した転職サイトは「カイゴジョブ」です。
全体指導が苦手で辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 1年 |
子どもが好きで、子どものためにできることを考えたり療育グッズを作ったり個別で支援したりすることが好きで始めた仕事でしたが、どうしても全体指導や集団をまとめて対応したりすることが苦手で辞めました。
私は恥ずかしがり屋な面と緊張しやすい性格もあって、みんなから見られる状況がどうしてもイヤでした。全体指導だと子どもだけではなくスタッフの視線も気になるので「失敗したらどうしよう」と考えることでストレスを溜めました。
また、みんなの前でおもしろいことや変なことをして笑いを取るということもできなくて、子ども対応をする場面でやらなければいけない状況になると本当にイヤでした。たとえば、「えがないえほん」をみんなの前で読まされたときは本当にイヤでした。そして、私は放デイを辞めました。
「仕事を辞める」と決意してからは転職サイトに登録しましたが、私は放課後等デイサービスの仕事が向いていないことがわかったので、いろいろな求人が多くて有名な「ハローワーク」に登録しました。また、自分に向いている仕事は何か相談もしたかったので転職エージェントの「リクルートエージェント」「doda(デューダ)」にも登録しました。そして、今は、自分に合った仕事は何か探している段階です。
送迎がイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 2年 |
私は送迎がイヤで放課後等デイサービスを辞めました。
子ども対応や支援グッズを作ることなどは好きでしたが、送迎がどうしても苦手でした。
もともと車の運転が得意ではなかったこともありますが、それに加えて、知らない土地を運転することにとても緊張しました。ただでさえ運転に緊張するのに、そこにプラスしてナビを見ながら運転すること、子どもと話をすること、子どもが楽しめるように気を使うことにいつも緊張とプレッシャーを感じていました。
子どもを迎えに行くときは、子どもがスムーズに車へ乗ってくれるのか、不機嫌ではないのかをいつも気にしていました。
子どもが不機嫌だとさらに気を使って運転をしなければいけなくて最悪でした。帰りの送迎でも保護者との話が長引いてしまうと、帰りの時間を気にして急がなければいけなくて緊張しました。
辞める決断をしたきっかけは、毎朝、送迎ルートを確認するときです。
メンバーを見て、送迎の時間をメモして、送迎ルートを考えているときに「はぁ…。」とため息が自然と出るようになったときに「限界」と思って仕事を辞めることを決めました。
辞めると決めてからは放課後等デイサービスだと送迎があることが自分には合っていないということがわかったので、送迎がない仕事を探すことにしました。そして、子ども対応や保護者対応は苦手ではないこともわかったので、保育士になることを決めて資格の取れる「生涯学習のユーキャン」「SARAスクール」で資料を請求しました。そして、転職サイトも保育士の求人が多い「doda(デューダ)」に登録しました。
今は保育士として仕事をしています。採用のときにも放課後等デイサービスで支援が必要な子どもたちへの対応方法などを面接でアピールすることができたのでスムーズに転職できました。そのため、放デイで働いたことも良かったと思っています。私にとって送迎のない子どもに関われる仕事(保育士)は最高です。
保護者対応が苦手で辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 1年 |
私は保護者対応が苦手で放デイを辞めました。
子どもと関わったり遊んだり療育を考えたり支援したりすることは楽しかったのですが、送迎などで保護者対応をしなければいけないことや、保護者と話をするときはいつも緊張していました。
保護者から何か質問されても的確な答えを伝えることができずに質問を持ち帰ることもよくありました。
「また調べて伝えます。」「ちょっと確認してまた連絡します。」などと保護者に伝えることが多くて、保護者から頼りないと思われたのか、保護者が他のスタッフと話すときはじっくり話すのに、私のときは「ありがとう」のひと言ですぐに帰ろうとすることがいつものように繰り返されたことで、「保護者対応は自分には向いていない」と思って放デイの仕事に自信を失いました。
そして、辞めることを決断しました。
辞めると決めてからは自分に向いた仕事は何か、働きたいと思える仕事はどんな内容なのかを自分だけでは見極めることができないと思ったので、「リクルートエージェント」の転職エージェントに登録しました。そして、今では、放デイの仕事ではないですが、働きがいのある私に合った仕事を見つけて働くことができています。
仕事量の多さがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 30代前半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 5年 |
私はいろんな仕事を任されすぎてイヤでストレスを溜めて辞めました。
働き始めた頃は子ども対応だけをしながら働いていて「楽しい」と思っていました。そして、仕事に慣れたときからプログラムを任せられるようになって「やりがい」を感じるようになりました。そのあとは、送迎、保護者対応、療育グッズの製作、送迎表の作成、指導マニュアル作製、備品購入など、いろいろな仕事を任されるようになって「しんどい」「ツライ」と思うようになりました。
仕事量の多さでいつも帰ったらぐったりして疲れる。そして、明日の事を考えるとため息が出るようになったことをきっかけに「もうムリ。辞めよう。」と決めました。
そして、辞めると決めた日に転職サイトへ登録しました。別の職種も考えましたが、働き方をわかっている放課後等デイサービスを選択しました。そして、今では自分のキャパにあった仕事量をこなしながら楽しく新しい勤務場所で働いています。登録した転職サイトは「カイゴジョブ」です。
毎日のように残業になることがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 男性 |
勤務暦 | 1年 |
放課後等デイサービスの仕事は子ども対応がメインだということもあって、残業なんてほとんどないのかなと思っていました。しかし、私が働いていた放課後等デイサービスでは残業がたくさんありました。そして、残業がイヤで辞めました。
たとえば、プログラムの準備を勤務中にできなかったことで残業することはよくありました。
私が勤務していた放課後等デイサービスは児童発達支援もいっしょに運営していて、午前中から利用する子どもが多くいました。そして、午後から小学生や中学生なども利用するので、どうしても子ども対応に追われることで自分の仕事が後回しになっていました。
上司や同僚はうまいこと子ども達の対応を誰かに任せたり子ども対応をしながら自分の仕事をしたりしていました。しかし、私は器用ではなかったので子ども対応をするときは子ども対応ばかりになってしまいどうしても自分の仕事が後回しになって残業コースでした。
子ども対応が上手いから子どもがたくさん寄ってくるのか、子ども対応が下手だからうまく捌けなかったのか今でもちょっとわかりません。
ほかにも、帰りの送迎の時間が遅い子どもがたくさんいたので、いつも子どもを送って保護者と話して、さぁ帰ろうと思って時間を見たときには就業時間を超えていることもよくありました。そのため、そこから施設に戻って片づけをすればどんどん帰る時間は遅くなっていました。
帰りに車のガソリンを入れることになれば最悪です。
帰る時間が遅くなってプライベートがなくなったこと、友達との遊びを断ることが増えたことをきっかけに仕事を辞めることを決意しました。
辞めると決めてからは、別の職種も考えましたが、放課後等デイサービスの仕事は好きだったので、残業が少ない放デイに絞って転職活動をすることで、今ではツライ仕事もありますがやりがいをもって働いています。そして、前の職場は「残業することが当たり前」だと考えて改善しようとしない職場環境だったのだということにも気付き、今は辞めてよかったと思っています。私が登録した転職サイトは「カイゴジョブ」「doda(デューダ」「ハローワーク」です。
休憩時間がないことがイヤで辞めた人
インタビュー相手の基本情報年齢 | 20代前半 |
性別 | 女性 |
勤務暦 | 2年 |
放課後等デイサービスで働くことは楽しかったけれど、休憩時間がないことが不満でした。
私が勤務していた職場ではプログラムや療育グッズなどはそれぞれが好きなように考えたり作ったりすることが許されていました。
好きなようにできるけれども、「週に1回は何かプログラムを実施したり療育グッズを発表したりしなければいけない」ということが条件でした。
そのため、プログラムを考えたり療育グッズを作ったりする時間は、それぞれが自分たちで見つけて決めなければならず、子ども対応をしながらだとできない、他の仕事をしながらだとできない、ということもあり休憩時間や残業時間、または家に帰ってからプログラムを考えたり療育グッズを作ったりしなければいけなくなっていました。
私は残業も持ち帰りの仕事もイヤだったので休憩時間を犠牲にすることを選び、毎日、休憩時間を使ってプログラムを考えたり療育グッズを作ったりしていました。ほかにも、休憩時間を使って雑用をさせられたり、おやつの買い出しへ行ったり車のガソリンを入れに行ったりなどもしていました。
子どもが午前中から利用しているときは子どもとお昼ご飯を一緒に食べなければいけないので休憩時間も子ども対応に追われることで休憩時間が全くないことに不満がどんどん溜まり、そして、イヤで辞めることを決意しました。
辞めることを決めてからはすぐに転職サイトへ登録しました。そして、今では別の職場(放課後等デイサービス)で働いています。
今までの経験(プログラム活動や療育グッズの知識)を活かして、やりがいをもって楽しく働いています。なによりも、採用面接で、前の職場が休憩時間のない環境だったことを伝えたこともあるのか、今の職場は勤務時間もしっかりと管理された納得できる職場環境で働けているので転職して良かったなと満足しています。登録した転職サイトは「カイゴジョブ」です。
まとめ:放課後等デイサービスを辞めた人の「辞める理由」や「きっかけ」とその後の行動について知ることで、放デイで働くことに悩みをもったり辛さを感じたり辞めようか悩んだりしている気持ちがちょっとでも軽くなる行動が取れるようになる
今回は、放課後等デイサービスを辞めた人の「辞める理由」や「きっかけ」とその後の行動について、15人にインタビューをした内容について紹介しました。
放課後等デイサービスを辞める人のタイプや放デイの離職率についても合わせて紹介しました。そして、放課後等デイサービスを辞めた人たちの「辞めるきっかけ」「辞めるまでの行動」「辞めたあとの様子」についてインタビューをした内容がこちらです。
※気になる項目をクリックすればすぐに見ることができます。
【インタビュー】放デイを辞めた人たちリスト
- 上司のイジメがきっかけで放デイを辞めた人
- 上司からのプレッシャーがイヤで辞めた人
- 人によって対応を変える上司がイヤで辞めた人
- マウントを取ってくる同僚がイヤで辞めた人
- サボるスタッフの仕事がたくさんこっちにくることがイヤで辞めた人
- 子ども対応が上手くできずに自信をなくして辞めた人
- 子どもの暴言や暴力が耐えられず辞めた人
- 子ども対応が担当制のようになったことがイヤで辞めた人
- 子ども対応がしたいのに1日中「送迎ばかり」で不満が溜まって辞めた人
- 全体指導が苦手で辞めた人
- 送迎がイヤで辞めた人
- 保護者対応が苦手で辞めた人
- 仕事量の多さがイヤで辞めた人
- 毎日のように残業になることがイヤで辞めた人
- 休憩時間がないことがイヤで辞めた人
上記のように、放課後等デイサービスを辞めた人の「辞めることを決断した理由」はさまざまです。
しかし、放デイを辞めた人の多くが別の放課後等デイサービスへ転職したり、保育士へ転職したりしていました。
そして、ほとんどの人が「辞める」と決めてすぐに自分をちょっとでも変えるための行動として「転職サイトへ登録」または「資格取得」を目指して安心材料をふやしていました。
※転職サイトは「カイゴジョブ」、資格取得サイトは「生涯学習のユーキャン」が人気でした。
今回の記事が、今、あなたが放課後等デイサービスで働くことに悩みをもったり、辛さを感じたり、辞めようか悩んだりしている気持ちを、ちょっとでも軽くできる行動が取れるための参考になれば嬉しいです。
たいせつなことは行動しながら考えることです。今をちょっとでも変えるために、そして、後悔しないためにも今すぐ行動したほうがいいかと思います。
今回紹介したサイト「一覧」
公式サイトはこちら
≫【カイゴジョブ】※悩むならココ!放課後等デイサービスの求人多数!登録しないと後悔するほどの便利機能あり。登録は簡単「60秒」
≫【ケアジョブ】※放課後等デイサービスの求人が多数あり。登録は簡単「60秒」
≫【生涯学習のユーキャン】 ※テキストがわかりやすくて大評判!知名度「No.1」
≫【doda(デューダ)】※日本最大級の求人数を掲載。転職者満足度「No.1」
≫【リクルートエージェント】※非公開求人10万件以上!転職支援実績「No.1」
≫【辞めるんです】(初めて退職代行を利用しようと考えている人におすすめ。)
≫【ヒューマンアカデミー】※社会人向け教育講座が多数あり。
≫【ハローワーク】※厚生労働省が全国に設置する公共職業安定所。
≫【SARAスクール】※女性のための通信講座。講座数は「290」講座。