- 放課後等デイサービスや児童発達支援で働きたいけれど「やりがい」ってあるのかな…。
- 放課後等デイサービスは「子どもの相手をするのが大変」って聞くけど…。
- 放課後等デイサービスで働く「楽しさ」や「良さ」「やりがい」について知りたい…。
今回はこのような悩みを解決します。
私は放課後等デイサービス(児童発達支援も同時運営)で2年以上働いていました。
放課後等デイサービスで働き始めるまえは、
と、放課後等デイサービスの仕事内容がイメージできなくて、放課後等デイサービスで働くかどうかを考えているときは不安でした。しかし、実際に働いてみると、放課後等デイサービスには「やりがい」がしっかりとありました。そして、私が放課後等デイサービスで働いて見つけた「やりがい」は7つです。
そこで今回は、放課後等デイサービスや児童発達支援で働いた人だけが得られる「7つのやりがい」について紹介します。
さっそく知りたい方はこちら。
今回の記事を読むことで、
- 放課後等デイサービスで働く「やりがい」を知ることができる
さらに、放課後等デイサービスで働くやりがいや良さを知ることで、マイナス思考になることなく希望を持って放課後等デイサービスで働くきっかけをつかむことができるようになります。
本記事の執筆者情報
私は子どもにかかわる仕事を10年以上経験してきました。
- 元放課後等デイサービス・児童発達支援勤務(未就学児から小学生までの発達障害の子どもの支援業務を2年以上経験)
- 元小学校教師(通常学級担任、特別支援学級担任をそれぞれ2年以上経験)
- 心理大学卒業のメンタルケア心理士(心理士資格取得のために発達障害の診断基準であるDSM-5を精神医科学基礎で学習。試験では満点。)
「子どもが好き」という理由で放課後等デイサービスで働き始めても、思っていたよりも子どもの対応が大変だったり事務作業が多かったりして、「イメージしていた仕事内容ではなかった」ということで、放課後等デイサービスを辞める人もいます。
しかし、放課後等デイサービスにはやりがいがあることも事実です。私は放課後等デイサービス以外にも、子どもと関わる仕事(教師、サッカー指導者、家庭教師)をいろいろとしてきました。
放課後等デイサービスで働くやりがいや良さを知って、これから「放課後等デイサービスで働きたい」という気持ちを高めるきっかけにしてください。
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目次
放課後等デイサービスで働くなら「やりがい」を見つける必要がある理由
放課後等デイサービスで働くなら「やりがい」を見つける必要がある理由はこちらです
理由
やりがいを見つけないと続けられない
放課後等デイサービスを利用する子どもたちはさまざまな特性をもっています。そして、放課後等デイサービスで働いていると、日々、いろいろなことが起こります。
たとえば、
「子どもが来たら、まずは宿題をさせよう。」と考えていても、来た瞬間からムスッと怒っていて何もしない子への対応
さっきまでみんなと仲良く遊んでいたのに、急に怒って暴れだす子への対応
10分で終わるような勉強に集中することができなくてダラダラと時間をかける子への対応
何がイヤで怒っているのかわからない子どもを落ち着かせるための時間をかけた対応
など、予定通りにいかないことが毎日のように起こります。
このイレギュラーへ対応するために、子ども1人ひとりの様子を見ながらいつも対応方法を考えなければいけません。そして、このイレギュラーが増えればふえるほど、やろうとしていたことができずにイライラしてしまうことがよくあります。
さらに、子どもの対応に追われることで事務作業をする時間がなくなって、仕事がどんどん溜まって、
と、ため息をつきながら事務作業をすることもよくあります。
このイレギュラーや事務作業の後回しがイヤで放課後等デイサービスを辞める人は多いです。そのため、放課後等デイサービスでは「やりがい」や「良さ」を見つけなければ、仕事を続ける活力が沸いてこないことが現実としてあります。
これが、放課後等デイサービスで働くなら「やりがい」を見つける必要がある理由です。つぎの項目では、放課後等デイサービスの「やりがい」について紹介します。
放課後等デイサービスで働くと得られる7つのやりがい
放課後等デイサービスで働くと得られる「7つのやりがい」がこちらです。
7つのやりがい
子どもの成長を見ることができる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、子どもの成長を見ることができることです。
放課後等デイサービス(放デイ)を利用する子どもたちは、
- 発達障害をもっている
- 同年代の子どもたちよりも成長が遅い
- グレーゾーン
などの子どもたちです。そして、年齢もさまざまです。
放課後等デイサービスでは、毎日のように子ども1人ひとりにあった療育や活動、支援方法などを考えながら子どもと接したり教えたりしています。そのため、ちょっとした変化(成長)に気づくことができたときには嬉しさや楽しさを得ることができます。
たとえば、
- 個別の支援計画をふり返ったときに目標としていた内容を子どもができるようになっているとき
- 療育活動で子どもが新しくできるようになったことを見つけたとき
- 毎日のように暴れたり泣いたりしていた子どもが落ち着いて過ごすことができたとき
- 友達といっしょに遊べなかった子どもが友達と同じおもちゃで遊んでいる姿を見たとき
など、子どもといっしょに活動したり遊んだりする時間をいっしょに過ごすからこそ「子どもの成長」を見ることができます。これが、放課後等デイサービスで働くやりがいの1つ目です。
学習支援の引き出しがふえる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、学習支援の引き出しがふえることです。
放課後等デイサービスを利用する子どもたちは、
- 勉強がキライ
- 算数だけができない
- 文章問題だけはイヤがってやろうとしない
- 学習するときに5分も集中できない
- 好きな教科だけしか勉強をしようとしない
- 宿題はやらない
など、それぞれ苦手なことやイヤがることがちがいます。
などということが毎日のように起きます。そのため、放課後等デイサービスでは子ども1人ひとりに合った学習支援の方法を考えてサポートしてあげる必要があります。
毎日のように「子どもに合った学習支援」を考えて実践していくことで、気づけば学習支援の引き出しが増えていきます。そして、学習支援の引き出しが増えた自分に自信がもてるようになります。これが放課後等デイサービスで働くやりがいの2つ目です。
いろいろな子どもへの対応にこまらなくなる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、いろいろな子どもへの対応にこまらなくなることです。
放課後等デイサービスを利用する子どもたちはさまざまな特性をもっています。
たとえば、
- ちょっとしたことで衝動的に怒り出すADHD傾向の子ども
- 特定の学習内容だけに苦手意識がある学習障害の傾向をもつ子ども
- 決まった行動ができないとわかるとパニックになる自閉傾向の子ども
- 人の気持ちを考えずに暴言を吐くアスペルガー傾向の子ども
- 発語が少なくうまく話せない子ども
- 人の話を聞かない子ども
- etc.
上記のように、特定の障害の傾向を持っている子どもや、さまざまな障害が混合した子どもが放課後等デイサービスを利用しています。そのような状況のなかで子どもの支援をしたりトラブルにならないように対応したりしなければいけないので、放課後等デイサービスで働くことでどんどん子どもへの対応スキルが上達します。
そして、スムーズに子ども対応をすることができたり、子どもへの対応方法をわかりやすく後輩に教えたりすることができたときに、自分の成長に気づくことができます。
これが放課後等デイサービスで働くやりがいの3つ目です。
時間の管理がうまくなる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、時間の管理がうまくなることです。
放課後等デイサービスで働いていると、子どもの対応だけではなく送迎で子どもの自宅や学校へ行くことがあります。そして、1人の子どもの送迎だけではなく、たくさんの子どもの送迎時間を考えながら遅れないように行動しなければいけません。
さらに、送迎時間を考えながら療育をしたり事務作業をしたりしなければいけないので、日頃から時間の管理をうまくできるように考えて行動することが増えるようになります。そして、スムーズに時間を意識した行動が取れたときに、ちょっとした達成感があります。これが放課後等デイサービスで働くやりがいの4つ目です。
仲間と協力して仕事ができる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、仲間と協力して仕事ができることです。
放課後等デイサービスで働く仕事内容のメインは子どもたちへの支援です。しかし、放課後等デイサービスはさまざまな特性をもった子どもたちが利用する場所です。
1人だけでは子どもたちへの支援をスムーズにすることがむずかしいので、スタッフと一緒に協力しながら子どもたちに最適な支援方法を考えながら仕事をする必要があります。そのため、ほかのスタッフと自然に協力して仕事をこなす場面が増えるようになるので、1つの目標に向かって仲間と協力する経験を得ながら働ける良さがあります。
これが放課後等デイサービスで働くやりがいの5つ目です。
保護者に感謝される
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、保護者に感謝されることです。
放課後等デイサービスを利用する子どもを預けるほとんどの保護者が子どもに対して悩みをもっています。
どこに相談したらいいのかわからず、自分なりに考えて行動しても、結局、子どもに変化がなくて悩んでいる保護者はたくさんいます。そのため、放課後等デイサービスのスタッフとして、子どものそばで成長を見ているからこそわかる「子どもの良さ」や「成長したところ」について保護者に伝えたり、相談されたときにはアドバイスをしたりすることで、保護者からとっても感謝されます。
子どもの成長を見ることができて、さらに、保護者からも感謝される
このときに「放課後等デイサービスで働いて良かった」と思うことができます。
これが放課後等デイサービスで働くやりがいの6つ目です。
教師では学べない専門知識を得られる
放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは、教師では学べない専門知識を得られることです。
子どもに教えるプロは先生(教師)だというイメージがありますが、放課後等デイサービスで働けば、教師をしていても学ぶことができない子どもへの専門的な支援方法の知識を学ぶことができます。
特に発達障害の子どもに対しての対応方法や、すべての子どもが何かしらの支援が必要な状況で、1日を楽しく過ごしたりトラブルが起きてもサッと解決したりすることができる技術は、教師という職種以上に放課後等デイサービスは学べる場所だと思います。
これが放課後等デイサービスで働くやりがいの7つ目です。
まとめ:7つのやりがいを知ることで放課後等デイサービスで働く楽しさがわかる
放課後等デイサービスで働くやりがいについて知るためには、まず、放課後等デイサービスで働くなら「やりがい」を見つける必要がある理由について知ることがたいせつです。
理由がこちらです。
やりがいを見つけないと続けられない
そして、放課後等デイサービスで働くことで得られるやりがいは7つあります。
放デイで働くやりがい
これが、放課後等デイサービスで働くことで得られる「7つのやりがい」です。
今回の記事が、これから放課後等デイサービスで働くかどうか悩んでいるあなたにとって、希望や楽しさをもって働けるきっかけになればうれしいです。
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